先日投稿した「偉大な着こなし」というテーマに関してお話をしました。
その中でちょこっと触れたマックイーンのセーターに関して、お話を今回はしていきたいと思います。
彼が「ブリット」の中で着ていた休日着は以下のスタイルです。
- 着丈の短いバルカラーコート
- エルボーパッチ付きのブラウンヘリンボーンジャケット チェンジポケット付き
- チャコールグレーのテーパードフランネルスラックス
- Huttonのマッドガードチャッカブーツ
そしてこのコーディネートの要となっているのが、5番目。カシミア100%のネイビータートルネックセーターです。
いったいどこのタートルネックセーターなのかはわかりませんが、残っているスチール写真をみると、かなりローゲージでざっくりした編み目であったことがわかります。そして毛の質感を見てもやはりカシミアであることは疑いようがありません。
ネイビーのタートルネックセーターはファストファッションブランドをはじめとして、いくらでも見つかるのですが…
カシミア100%であり、かつローゲージのタートルネックと括ると、これがなんとまあ、簡単には見つからないのです。
根気よく探して、ようやく出てくるかどうかというシロモノになっています。
ポイントとしては、スコットランド系のブランドを調べて回ることですね。
そうすると、2Plyもしくは3Ply(2本もしくは3本の毛をよって作った糸)のスコティッシュカシカシミアセーターに巡り合えたりします。それでもタイミングが悪いと、シーズンによってはクルーネックだけだったり、Vネックだけだったりと、定番であるはずのタートルネックのわりになかなか手に入らないことが多いのです。
とはいえ、ようやく見つけても、スコティッシュカシミア100%、しかも2Plyや3plyの強撚糸で作られた、ざっくりふんわりしたローゲージタートルネックは値段がします。
最低でも6万円くらいは見積もっておかなければなりません。わかっているとはいえ、いいお値段がします。
逆を言えば本当のカシミアはそれくらいするのです。目付がしっかりとしていて、薄くなく厚みがあるものであれば、それくらいするのが当然です。むしろ安価なカシミアセーターでは、カシミア本来の良さは享受できないといっても過言ではないでしょう。
それでも、少しでも安く良いものが欲しいというのは人の心情というものです。私だってそれは同じです。「妥協」ではなく、きちんと心から自分が納得できる品質の物であり、それでいて値段もその金額を出して惜しくない、というものを探そうじゃないですか。
そうしてネットサーフィンをして、2週間ほど経った時、楽天市場で良い商品を見つけました。
それがこちらのカシミアセーターです。
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謎に売り文句を40代以降に設定しているのが本当にもったいない(笑)
皆さん安心してください。普通に20代も着ることはできます。ちょっと渋くなりますがね。
20代でも後半になれば全く気にすることもありません(笑)
そもそも質の良いカシミア100%のセーターを羽織っていること自体、なかなかに渋いチョイスなのです。
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カラーバリエーションも充実しています。
こちらのセーターは、ニットガーデンというショップが展開しているもので、Made in Japanです。なるほど、品質は安心できそうですね。
さすがにスコティッシュカシミアであったり、ブランドものというわけにはいきませんでしたが…いかがでしょう。このざっくりふんわりした雰囲気はなかなかお目にかかれるものではないと断言しましょう。
しかもブリットのカシミアタートルネックセーターのように、首のリブ編みは細かな畔になっており、スマートな印象です。1×1のリブ編みがいいですね。
ローゲージのタートルネックセーターですと、ざっくりふんわりした胃強調するためなのか、その名の「タートル」部分の畔が2×2のリブ編みになったりすることが多いです。これがカジュアルな印象を強めてしまい、ジャケットに合わせた時にカジュアルすぎて雰囲気が損なわれてしまうことがあるのです。
リブ編みの畔は以下のリンク先に詳しいです。
http://blog.maruyasu-fil.co.jp/archives/17562
タイムレスな控えめな作りに、この値段アンダー4万円というのも驚異的なプライス設定です。
お洒落で価格が求めやすいのも忘れてはいけないのですが、暖かいという機能性も見逃せません。首元が暖かければ、体調を崩しがちな冬も風邪知らずです。
このタートルネックセーターを購入された方のレビューにも、しっかりと手に持つと重みがあると書かれているので、目もきちんと詰まった良質なカシミアセーターであることがわかります。
良質×良心的価格のわがままアイテムを見つけた時って本当に気分が高揚しますね。
カシミアセーターをお探しだった方、ぜひこのニットガーデンのセーターも検討してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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