CHEANEY(チーニー) FAWKES(フォークス) ショートサイドゴア

CHEANEY(チーニー)のサイドゴアブーツ、TRENT(トレント)を紹介したのが前回の記事でした。

TRENT(トレント)はフルブローグの意匠が入り、ストームウェルトがついているため、見た目がかなりカントリーな雰囲気になっていました。

さらにはソールがクレープソールであるため、かなり印象としてはカジュアルになります。クレープソールは分厚く、底回りからしてその他ラバーソールを含めても最もビジュアルがカジュアルになるラバーソールです。

ゆえにトレントはカントリーカジュアルスタイルに組み込むのが一番素敵なのではないかと思います。

続けて今回もCHEANEY(チーニー)のサイドゴアブーツのあるモデルを紹介します。

今回紹介するサイドゴアブーツは装飾の少ないスタイルのFAWKES(フォークス)です。

CHEANEY(チーニー) FAWKES(フォークス)

CHEANEY(チーニー)のFAWKES(フォークス)は丈の短いショート丈サイドゴアブーツになります。

レトロな雰囲気を持ち合わせたブラウンスエードのサイドゴアブーツです。

トレントのように、ストームウェルトがつくわけでもありませんし、クレープソールでもありません。またデザインはプレーントウなため、ごくオーソドックスで癖のないシンプルで基本に忠実なサイドゴアブーツです。

ポイントはショート丈というところです。

これにより、ブーツを履いた時にも丈の高さが目立たないため、どことなくスマートでカチッとして見えやすくなります。

このフォークスにはサイドゴアブーツに取りつけられることの多いカカトのプルアップもなく、ドレッシーな雰囲気をもっています。

ソールがレザーソールなのもドレッシー要素です。

とはいっても、スエードのサイドゴアブーツですから、やはりカジュアルなスタイルに合わせるのが素敵です。

その理由は使われているラストにもあります。

ラスト6184はビンテージラスト!

フォークスが使用しているラストは6184。ビンテージシューズが好きな方であれば、知らない人はいないかもしれません。

1974年に開発されたこのラストはアメリカ市場向きに販売されていた「Royal Tweed」というネームの靴に用いられていたラストです。

先日紹介したシングルモンクストラップスリッポンシューズのウォルターにも使われているクラシックラストです。

その他にもアデレード型セミブローグシューズのウィンストンにも使われています。

セミスクエアトウで捨て寸が今の靴と比べて短く、それに伴って全体的な寸も短くなっています。現行のラストのイギリス靴よりも、ハーフサイズあげてちょうどよくなる靴ですね。

往年のイギリス靴の良さを存分に感じることの出来るラスト6184のバランス感は絶妙です。はコロコロとしていて、カジュアルな雰囲気もありつつ、ドレッシーの要素も残したスタイルは、チャーチのラスト73に通じます。

サイドゴアブーツの出自

サイドゴアブーツは英語で書くと「Side Gore Boots」です。

Goreとは「マチ」のことです。サイドゴアブーツとは、マチが施されたブーツのことを指します。この「マチ」は、ゴムを織り込んだ伸縮性のある生地でできているため、着脱が用意です。

このアイデアは、1830年代中盤にロンドンの靴屋が、ヴィクトリア女王のために、脱ぎ履きが容易でフィット感の得やすいブーツを作るべく採り入れたのが始まりです。

女王に献上されたデザインの靴だけあって、開発された当初は礼装に用いられるブーツだったのです。

1940年代までは英国はもちろん、日本においても式典に着用が認められるブーツでした。

1960年代になると、スーツに合わせるスタイルが増えていきます。

一番有名なのがビートルズがスーツに合わせていた、センターシームの入ったサイドゴアブーツです。

60年代のイギリス映画なんかを見ても、このサイドゴアブーツをスーツに合わせているスタイルは良く見受けられます。ショーン・コネリーがジェームズ・ボンドを演じた1960年代版ボンドもサイドゴアブーツをスーツに合わせています。

その後時代が下っていくにつれて、カジュアルに合わせる印象が強くなり、今ではすっかりカジュアルスタイル専用のブーツとなっていますが、もともとは格式高いスタイルにも合わせられる靴だったのです。

ここでポイントなのが、あまり丈の高いサイドゴアブーツにしないということ。ショート丈になればなるほど、ゴムの部分の面積が少なくなり露出が減るためしっかりとしたスタイルに合わせられるのです。

そしてこのゴム、もちろん交換もできますので、伸びてしまわないだろうか?と心配する必要はありません!

タウンカジュアルに合わせたい

このフォークスを履くのであれば、カジュアルはカジュアルであっても、スマートさを残すトップスと合わせたいところです。

私であれば、絶対にバラクータG9と合わせますね。このブルゾンのスマートさ、おじさん臭さ、どことなく紳士的に見えるパリッとした感じはイギリスのプロダクト製品だからこそ味わいとして出せるものです。

ネイビーとタン、どちらもバラクータG9の基本色ですが、間違いなくどちらにも合います。

合わないということはありません。断言します。

バラクータG9はゴルフ用のブルゾン(スイングトップ)ですが、タウン用のジャンパーとして羽織っても都会的でカッコいいですよ!

このようにジーンズ、グレーフランネルのスラックスといった素材には抜群の相性を発揮します。

とてもモダンで無駄を排したスタイルは、時代が下っても、いつでも新鮮に見えることでしょう。

ぜひ、これらの着こなしも参考頂き、あなただけのカジュアルスタイルを作り上げてください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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