明けましておめでとうございます。
本年も輝けライフ!をよろしくお願いいたします。
こうやってサイトを運営していて、まず驚くのが、当サイトへの訪問者がお正月だからといって全く減っていないことです。
むしろいつもより良いくらい。
こうしたサイトというのは、年末年始は訪問者が激減するとも聞くのですが、その様子がありません。こうしてサイト運営を続けることが出来るのも、訪問者の皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
1月1日ですから、皆さまは初売りに行かれているのでしょうか?
このサイトの情報が何かの役に立てばうれしく思います。
私が小耳にはさんだのが、エドワードグリーンが日本橋高島屋から撤退するというニュースです。
そういえば、エドワードグリーンはスエードになりますが、池袋西武でチェルシーとバークレーがセールにかかっていたという情報もあります。
なんといっても、エドワードグリーンは値段が上がりすぎだと思います。
ドーバーが20万円越というのは、私もちょっと疑問に思うところです。。
部材さえ調達できれば、作りの面では、国内ブランドの宮城興業あたりに負けてしまうのが今のエドワードグリーンなのです。
ここ最近のクオリティダウンとプライスアップに辟易としてしまう人がいても何ら不思議ではありません。
目次
輝けライフ!が2019年注目するブランドはLOAKE
エドワードグリーンに限らず、「革靴」というものの値段が上がる傾向にある今では仕方がないことなのかもしれませんが、お財布にはかなり厳しい状況にあるといえます。モノの値段が上がっているのに、一部の層を除いて、給料は上がらないというケースが増えているので、手がますます届かなくなっていくことでしょう。
そんな世相の2019年、私が注目しているブランドは…
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値段に対してきちんと質が見合っていると感じさせるブランド筆頭といえるかもしれません。
一昔前はイギリス靴ブランドの中でも、「地味で安い靴」というイメージでしたが、そのイメージを圧倒的スピード感で壊し始めているのがこのブランドです。
以前に比べて確かに値段が上がったとはいえども、ロークの最高級ライン「LOAKE 1880」は、かつてのロークとはちょっと違う雰囲気をもち始めています。
ロークは90年代頃は2万~3万で手に入りましたが、「LOAKE 1880」だと2019年1月現在、税込みで6万円くらいです。
ロークの公式インスタグラムをみると、昨年4月にロンドンのライムストリート、4月にエクセター、7月にロンドンのスピタルフィールズ、9月にマンチェスター、11月にギルフォードに直営店舗を出店していることがわかり、勢いの凄さを物語っています。
ロークは2016年頃から、出店に力をが入り始め、イギリス国内だけでなく、ストックホルムなどにもお店を出しています。
エドワードグリーンと比べれば、大衆靴に相当するブランドなので、勢いに差が出るのは当然なのかもしれませんが、あまりに勢いが違いすぎます。
2019年の台風の目となりそうです。
ロークの歴史
既に当サイトでは、ロークを紹介済みですが、ここでちょっとロークの歴史をおさらいしましょう。
1880年、現在のロークの取締役社長のAndrew Loake(アンドリュー・ローク)氏の曽祖父であるジョンと、トーマス、ウィリアムのローク三兄弟によって、ロークはノーザンプトンシャー州のケタリングのキングストリートに創業しました。この最初の創業場所はトーマスの別荘だったそうです。
ケタリングというと、現在、ガジアーノ&ガーリングの工場がある場所です。
1894年には、ウッドストリートに工場を移転し、現在も使われ続けています。
昔から古い工場が使われ続けているのは、たいてい老舗のイギリス靴ブランドであれば、どこも一緒なのですが、やはり歴史の深さにため息が出そうですね。
1910年代から1940年代は第一次世界大戦、第二次世界大戦と戦争のためのアーミーブーツなどを提供してきました。
昔から、グッドイヤーウェルト製法を得意とし、その功績も認められ、2007年にはイギリス王室御用達の称号、ロイヤルワラントを授かります。
現在は主にインドで作られるラインと、先述した最高級ラインのローク1880コレクションのようなイギリスで作られるものと分かれています。
2019年一発目のご紹介はPimlico(ピムリコ)
論より証拠。ローク1880コレクションの靴を一部紹介しましょう。
2019年一発目の紹介はPimlico(ピムリコ)です。
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3アイレットのごくごくオーソドックスなチャッカブーツです。
このピムリコに採用されているラストはCapital(キャピタル)というものです。
ローク1880コレクションの中で最も採用されているラストになっており、標準的なラストです。
クラシカルなやや捨て寸が短く見えるセミスクエアトウがウリで、まごうことなきイギリス靴という風格があります。
ウィズはF表記ですが、チャーチと同じく、これが一般のEウィズ程度に相当する表記になっています。
短く見える見た目に対して、中の捨て寸は短すぎず、履いていて安心できる心地よさがあります。
チャーチのライダーに使われているラスト81のような、寸の窮屈さを感じさせません。
平均的なUK表記に準じて、サイズ選びができるので、サイズに迷いにくいというのもポイントです。
何より素晴らしいのが革です。
ピムリコに採用されているスエードは毛足がやや長く、しっとりと柔らかい上質なスエードなのです。
「ロークなんて安靴でしょ」と侮っていると、この変化の波についていけず、いつの間にか強大なブランドになっているかもしれません。
ということで、今年の注目はローク!
2019年、日本でどこまで人気が出るか楽しみにしています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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コメント
明けましておめでとうございます。
先日は返信ありがとうございました。
WFGには行ったことが無かったので、次回ぜひ利用してみたいと思います。
今年はJLも値上がりするという話もあり、革靴好きには何かと懐の痛い年になりそうです。
フィリップ2欲しかったのですが、さらに値上げはツライ···(笑)
Church’sは今のところ大丈夫でしょうか??
今年も楽しくブログ拝見させていただきたいと思います。
kazu1978様
コメントありがとうございます。
本年も輝けライフ!をよろしくお願いいたします。
チャーチは1月からめちゃくちゃ値上げしていますね。レディースですが。
メンズよりも安価でしたが、ほぼメンズと同等、なかにはメンズ以上に高いものもでている状態です。
百貨店などで特別にオーダーしたモデルに関しては意外と安いものもあったりと、ここの靴はよくわからない値段変動をしますね。
ただし、ご承知かとは思いますが、為替の変動に合わせて価格が安くなることもありますから、何でもかんでも価格を上げているわけではないんです。
これはチャーチに限った話ではないですけどね。
もう少し価格は下がってほしいところですね。