Church’s(チャーチ) Westbury(ウェストバリー) 大きなバックルはオンオフどちらでも輝きます

そろそろ私の勤めている職場ではクールビズが始まりそうです。
5月の1日からスタートします。

私の会社ではようやく、紺色の薄手のジャケットにグレーのスラックスを履くスタイルというのが浸透してきたと感じます。
色味やスタイルはネイビーとグレーは王道で、まず間違いのないコーディネートになります。(色々な前提を除いて、あくまで色味だけで考えた場合)
クールビズとうたわれて久しいですが、シャツ1枚とスラックス姿は許されるのに、グレーのスラックスの上に、ネイビーのジャケットを羽織るのは、ビジネス的に許されるのだろうか?と変な意識があったために、浸透するのに時間がかかったのではないかと感じています。

やはり仕事はスーツで、かつ共地のものでいけないと、感じる人が多くいたのではないかと思います。
世間一般で見れば、今なおそういう意識はあるのではないかと思います。
事実、サラリーマンのメッカ、新橋には、スーツスタイルorシャツ1枚スタイルのどちらかが圧倒的に多いです。

もっともっとこの不必要で変な意識が壊れればいいんですがね。

やはりスーツスタイルに関する意識が日本では低いと感じます。

輝けライフ!ではそんなこれから始まるクールビズに合わせる靴のスタイルとして、シングルモンクストラップシューズを推奨してきました。

紐靴よりもずっと気楽な雰囲気が出て、それでいてローファーほど砕けておらず、子供っぽくもない靴はモンクストラップシューズ以外に考えられません。

ダブルモンクシューズだと、個人的にはどことなくカッコつけているような雰囲気が出ると感じるので、あくまでプレーンでシンプルにこだわり、よりノーブル(上品)な雰囲気を出せるシングルモンクストラップシューズはぜひ試していただきたい靴です。

今までチャーチのBecket(ベケット)を当サイトでは特に推していましたが、チャーチにはもうひとつ忘れてはいけないシングルモンクストラップシューズがあります。

それがWestbury(ウェストバリー)です。

目次

Church’s Westbury(ウェストバリー)の概要

Westbury(ウェストバリー)はチャーチの中でも、ラスト73の時代からある古いモデルです。

スタイルはシングルモンクストラップシューズのプレーントウ。

現在は廃盤になったラスト73から代わって、後継のラスト173ラストを使って、このウェストバリーは作られ続けています。

長らく旧チャーチの靴を探し続けてきた私は2都市時代以前のウェストバリーは見たことがありません。

おそらくインソックが3都市になった80年代頃に誕生したモデルなのではないかと勝手に考えています。

2都市以前のウェストバリーを見たことがある方、ぜひ当サイトに情報をお寄せください。

ウェストバリーはベケットと揃って、チャーチのシングルモンクストラップシューズの代表作として長らく人気モデルとして支持されてきました。

昔のウェストバリーはブックバインダーカーフやReal Cape Buckを使用しているモデルなどがよく見受けられました。

現行のウェストバリーでは、主に普通のカーフが使われていることが多いです。その他にはブックバインダーカーフの後継となっているポリッシュドバインダーカーフが使われているモデルも見受けられます。

プラダが主導している現在では、百貨店などではスエードでのウェストバリーなどはほとんど見受けられなくなりましたが、たま~にスエードのウェストバリーを見つけることもできます。

最大の特徴は大きなバックル

このウェストバリー最大の特徴は、約縦3センチ×横3.4センチの大きなバックルです。

現行のモデルにおいてはそのほとんどが、黒系がシルバーバックル、茶系がゴールドバックルとなっています。

※私のはゴールドバックルです。

これだけ大きなバックルがついていながらも、変なモードの靴のような雰囲気を出さずに、男らしい雰囲気に仕立て上げているのが、やはりチャーチといったところで、唯一無二の存在感があります。

これにプレーントウのデザインと、ラスト173が生み出す丸くもなく、四角くもないセミスクエアトウのスタイルが相まって、ちゃらちゃらした印象は一切なく、少し朴訥とした雰囲気が出てきます。

同じイギリスのクロケット&ジョーンズのシングルモンクストラップシューズの多くが、シュッとしていてシャープな印象を残すのに対して、このウェストバリーは、大らかな雰囲気を残すのに一役買います。

ウェストバリーはラスト173の方がカッコいいと感じます

このウェストバリーですが、ずんぐりむっくりしていたラスト73よりも、若干のシャープさが与えられたラスト173のほうが、カッコいいと感じます。

大きなバックルとラスト73のずんぐりしたラストでは、あまりにボリューミーで、朴念仁といった印象です。

これに対し、少しだけノーズが長くなったラスト173を使った現行のウェストバリーは見事にモンクストラップシューズ特有の上品さを演出することに成功していると感じます。

どんな服装にも合いやすく、スーツスタイルはもちろん合わせることができますし、ジャケパンスタイルにもいわずもがな。

さらにはお休みの日にポロシャツとジーンズに合わせて履いても上品な雰囲気にあふれます。

清楚なモンクストラップシューズなので、サラッとした夏場のジャケットにも良いですし、大きなバックルの特徴を活かして、フランネルやツイードのスーツなどに合わせても存在感を失わずに靴が程よくアクセントになります。

大半のモデルが廃盤となる中、やはり長年製造され続けているのにはこういった理由があるのだと感じます。

モンクストラップシューズを探していた方は、このウェストバリーを選んで間違いなしです!

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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