Church’s(チャーチ) Becket(ベケット)のススメ 輝けライフ!イチオシです

仕事で色々あったからでしょうか?

何だか前の記事でトンデモ発言をしている当サイトですが、、、

だってそう思うんだもん。

「思ってることは声に出さなきゃ、誰も何も気づかないよ?」

うん、内藤哲也の金言ということで…。

輝けライフ!もロスインゴベルナブレス化でしょうか。

さて、最近何度も投稿で、チラチラチラチラと紹介していますが、最近イチオシの靴があります。

それはChurch’s(チャーチ)のシングルモンク、Becket(ベケット)です。

目次

Church’s(チャーチ) Becket(ベケット)

ベケットはラスト73が使われていた古い時代より展開されているチャーチのロングセラーモデルの1つです。

旧型のラスト73、現行のラスト173はいずれもロングノーズの靴とは縁遠いクラシックで趣味の良いイギリス靴の寸の長さを持っており、セミスクエアトウがクラシックな雰囲気を倍加させています。

逆を言えば、そのようなラストを使ったシングルモンクのような飾り気の少ないプレーンな靴は、ちょっと羽根の位置を間違えると、寸詰まったダサい靴の印象に陥る可能性も高いのです。

しかし、そこはチャーチ。ダサい靴では終わらせない工夫が施されています。

ポイントは羽根の先端が後ろの方に設置されていること

さて、このベケット、どこにショートノーズでダサい靴に見えないような工夫がされているかというと…

羽根の位置です。

羽根のスタートラインは平均的なのですが、終わるポイントが工夫されています。

それは無駄に靴の全長をラストでいじって長くするのではなく、土踏まずの先、ボールジョイントよりももっと後ろの方で羽根の先端を持ってきているので、ノーズが長く見えるようになっています。

セミスクエアトウなので、微妙なさじ加減一つで、いかにもノーズが短く見え、田舎臭く野暮ったいだけに終わってしまうのですが、曲線とブイフロントになっているダービーカットがシャープさをこのベケットにもたらしています。

この羽根の位置ってそんなに重要なの?

と思われるかもしれませんが、この手のプレーントウのモデルにとっては死活が決まる生命線です。

先日とある比較で用いた写真ですが…。

ウィズこそ違いますが、一応同じラスト73のプレーントウを持っている靴です。

黒はJerymyn(ジャーミン)という旧チャーチではメジャーな3アイレットダービーの靴ですが、こちらは羽根の先端がベケットよりも2.5センチほど前に来ています。

写真からはなかなか伝わりにくいかもしれませんが、これだけで寸詰まってみえるようになるから不思議です。対してベケットは寸詰まった見た目にならないから、これまた不思議です。

この2足は全長が違うので、そう見えても然るべきなのですが、そういった問題ではなく、明らかにショートノーズに見えるのはこれらの靴の羽根の位置がどこになっているのかがポイントなのです。

ベケットはラスト73でも寸が詰まって見えない最高のバランスの上に成り立っている靴です。

バックルはビラゴム仕様ではないが止めやすい

さて、このベケットですが、バックルがついている部分にビラゴムはついていません。

世に出回っている多くのシングルモンクは着脱のしやすさを考慮してか、ビラゴムがついています。

しかし、このベケットはついていません。

バックルを付けている部分を革で形成することによって一体感を出しています。

さて、こうなるとバックルの着脱がしにくいかというと、これが意外とそうでもないんですね。

ストラップ部分の革に5つも穴が空いており、割と自由に自分でストラップの締め付けの調整ができるようになっています。

ビスポークのシングルモンクの場合、通常定めた位置に1つだけ穴をあけるというケースがよくみられるのですが、ベケットはその真逆を突っ走っています(笑)

こういうところにチャーチらしい「実用性」が感じられます。

いくらビスポークでもお酒を飲んだ翌日のむくんだ足で、全く調整の利かない1つ穴のシングルモンクの靴を履くのは辛いものですが、このベケットであれば、その心配もありません。

また、当然のことながらチャーチに使われるような革は、数ある革靴の中でもトップクラスの革の良さです。ストラップの付け外しを繰り返すことによって、革に一定の革馴染みが出てくるので、止めやすさはどんどん増してきます。

最初は慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、馴染んでしまえばこちらのもの。

かえってビラゴムがない分だけ大人っぽく見えて、好ポイントです。

シングルモンクは大人っぽく見えて楽ちんな靴

さて、私がなぜこのベケットをおススメするかというと、近年やたら流行ったタッセルローファーに対するアンチテーゼのようなものです。

タッセルローファーはどうしても子供っぽく見えるキライがあります。

特にイギリス系やアメリカ系のブランドのタッセルローファーはその特徴が顕著です。イタリアのブランドのタッセルローファーはそうならないことが多いですが…。

対してシングルモンクは大人っぽく、紐靴よりも着脱が早く、サマになって見えるという嬉しいことづくめの靴なのです。

クールビズにこそ、こういったシングルモンクはシンプルで清楚な感じにまとまります。

今年の相棒に1つ加えるのは大変おススメです。特にベケットのような長い時間の積み重ねがされたモデルのシングルモンクは間違いなしの最強のシングルモンクといっていいでしょう。

ぜひお試しになってみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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