Church′s(チャーチ)  Fairfield(フェアフィールド) バーウッドとは似て非なるフルブローグ

前回の記事にてクレープソールのメリットとデメリットについて紹介しました。

 

自身の体験に基づいて、私なりにクレープソールについて考えると、やはりあの柔らかさとカジュアル成分に病みつきになる人も多いだろうと思います。

ソールが溶けてしまうため、真夏にアスファルトの上で履くのは辛く、冬場は硬化したり、汚れがくっついてきたりとデメリットも確かにあるものの、それを全てカバーしてしまう独特のクッション感、そしてカジュアルの装いに最適な見た目が魅力です。

クレープソールを使っている靴で有名どころというとクラークスです。

このクラークス以外でクレープソールを使った紳士靴の名作というと…

やはりChurch′sのRyder(ライダー)

デザートブーツのSahara(サハラ)

そしてFairfield(フェアフィールド)でしょう。

今回はこのFairfield(フェアフィールド)を紹介していきます。

目次

Church′s(チャーチ) Fairfield(フェアフィールド)

Church′sの名作は数多くありますが、その中でも人気の高いモデルとして長年作られ続けているのがFairfield(フェアフィールド)です。

スタイルは内羽根のフルブローグです。

使われているラストはチャーチのカントリーシューズには欠かせないラスト81です。

お気づきの方もいらっしゃるでしょうが、内羽根のフルブローグで、ラスト81というと、ここまでのスペックはBurwood(バーウッド)と変わりがありません。

それではフェアフィールドとバーウッドの差はどこにあるのでしょうか?

それはクレープソールを使っているか?それとも使っていないか?

この差です。

多分この差だけです(笑)

またフェアフィールドにはスエードが使われていることが多いのが特徴です。

ごくごく稀ではありますが、スエードを使ったバーウッドもあるので、スエードを使っているかどうかはバーウッドとフェアフィールドを区別する必要条件にはならないようです。

このクレープソールがカントリースタイルのフルブローグシューズをさらに引き立てていきます。

肉厚で丈夫なクレープソールです。

使っている素材に差があるからなのでしょうか?

クラークスのクレープソールと比べると厚みがあり、クッション性の良さも全然違います。

厚みに関しては仕様の違いなのでしょうから、そんなに関係はないでしょうが、それでも安っぽさがでないところはチャーチが素材にこだわりを持っているからではないかと感じます。

ラスト81による、寸が詰まって、トウが丸く、ぼてっとしたシルエット。

メダリオンの穴の大きさもチェットウィンドなんかと比べると大きく出来ており、その点がカジュアルな感じを強めます。

パーフォレーションの大穴が特徴的です!

ラスト81のため、捨て寸は短め。

例えばUK6.0をラスト173の靴で履いているとするならば、UK6.5のサイズを履くべきでしょう。

人によってはヒールカップが大きく感じるようですが、チャーチの靴はいずれのラストも一般的なイギリス靴よりも深く作られており、またカカトが引っかかるように中で角度をつけているので、脱げにくい靴だと思います。

春夏と秋冬のフェアフィールドの着こなし

フェアフィールドはカントリーな雰囲気が強い靴で、ぼそぼそとしたスエードの素材感は秋冬の装いにこそ最適です。

スエードは通年使える靴ですが、その佇まいからして秋冬が一番マッチするのがフェアフィールドですが…

しかし、春夏でも工夫次第で履きこなせます。ファッションは頭を使い、イメージがパッとできるようにトレーニングだ!

ということで、、、

フェアフィールドならではのスエードやクレープソールの素材感を活かして、麻のジャケットを羽織ってみると良いかと思います。

麻とスエード素材はとてもマッチするんですね。春夏シーズンだけの合わせを楽しみましょう。

秋冬はフェアフィールドが一番活躍するシーズン!

代表的なマラッカカラーのフェアフィールドであれば、フランネルやツイードといった素材とは最高に噛み合います。百万馬力の黄金の組み合わせ!

割となんでも幅広く使えるのがこのフェアフィールドの特徴です。

もちろんラフな素材が合いますから、ネイビーのブレザーにジーンズなんていう組み合わせでも十分コーディネートが決まってしまう凄い靴なのです。

バーウッドとほぼほぼ同じ仕様で、そっくりかと思いきや、クレープソールとスエードというだけでガラリと違う靴に変貌するのは流石のチャーチマジック!

バーウッドではなく、フェアフィールドをチョイスするのも面白いのではないでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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