3アイレットプレーントウ Vフロントダービーが最近のお気に入り

一気に花粉が飛び散っていますね。

私もティッシュの消費量が一気に増しました。寝床の周りはティッシュだらけです。

目はかゆい、鼻水は出る、もう本当にうっとおしさが限界点を超える季節。

そんな私の今日の足元は…。

3アイレットプレーントウ Vフロントダービー。

何度かこのサイトで紹介している、チャーチのOslo(オスロ)です。

現行のチャーチを象徴する細く、ロングノーズなのが特徴のラスト136を使用したモデルです。

カカトは最初緩いかな?と思っていたのですが、返りがついてきたところ、きちんとカカトもホールドされるようになってきて大変満足しています。

さすがチャーチ。

色々なブランドの靴を履いてきましたが、チャーチの靴の良いところはヒールカップが深くて、うまくカカトがひっかかるように履き口まわりに角度をつけているところです。

チャーチの靴でカカトがすっぽ抜けるような感覚になったことは今までほぼありません(ラスト54は例外でしたが)

イギリスの靴はヒールカップが大きく出来ていたり、ブランドによってはヒールカップが浅く出来ているので馴染むまでもなく足が抜けることがあるのですが、チャーチの場合、そういう心配がないので私の中ではインポートシューズの中では安心して履くことの出来るブランドのひとつなのです。

ロングノーズなので捨て寸もきちんと確保されていて、ビンテージシューズにありがちな捨て寸が短くて困るということもなく、そこも良い点です。

そんなわけでここ最近ひたすらこのオスロを履いています。

今回はこの3アイレットプレーントウVフロントダービーをなぜ愛用しているのか語っていきたいと思います。

目次

なぜ3アイレットプレーントウVフロントダービーなのか

プレーントウダービーのシューズほどアイレットの数で雰囲気が変わる靴もなかなかありません。

今回紹介するオスロは…

写真のように、内羽根のストレートチップの靴に負けないくらい、かなり端整で誠実な雰囲気がある靴です。

特にこのオスロはシャープなラインがありつつも、ウェルテッドシューズなのでコバもあり、重厚感が出るため、ドレッシーになりすぎない感じが気に入っています。

これは人の感覚に大きく左右されるところですが、個人的にはコバの張り出しが全くない靴はどうにも迫力にかけ、軽々しい雰囲気を感じてしまうのです。

なお、本当に格式あるフォーマルの装いに合わせる靴をみると、最終的に行き着くところはセメント製法によってコバの張り出しを極限まで削いだスタイルです。(それこそノーベル賞授賞式などの大変格式高い式典などに使われるようなもの)

つまり私の言っていることは、真のフォーマルとは真逆ということになりますが、そんなフォーマルな装いは日常においてするわけもなく、周りの人からも求められる装いではないですから、普段の生活において男のパーソナリティを引き立てるのは、重厚感ある靴だと信じています。

このオスロであれば、そのシルエットのシャープさによって、結婚式やお葬式など、フォーマルな装いが求められる場面においても見劣りすることはありませんし、コバが張り出しているために私の求める重厚感を引き立てるというところも、クリアしていて大変頼もしい靴です。

しかし、これがアイレットの数が変わってくるとたちまち雰囲気が変わってきます。

極端な例ですが、同じくチャーチが出している5アイレットプレーントウダービーのシャノンはラストの影響もあって、ずんぐりむっくりしています。

まるでカブトムシのようなフォルムです。

これをカチッとしたいときに履くというのはまず考えられません。

オスロと比べて、やはりカジュアルな印象になります。

私が3アイレットプレーントウ Vフロントダービーの靴をここ最近愛用しているのは、適度に活動的な印象が与えられる中にも、誠実な印象があるからだと思います。

5アイレットだとアイレットの数が多い分、研ぎ澄まされた雰囲気がでないですし、4アイレットだと中途半端な印象。

2アイレットだとかなりシャープになりすぎる印象です。

程よいのが3アイレットプレーントウダービーなのです。Vフロントがキリリとしています。

きちんとした3アイレットダービーは探してもなかなか見つからない

さて、この3アイレットプレーントウダービーというのは、靴好きの方がいざ探し始めると、なかなか気に入ったものが見つかりません。

それというのも、ほとんどの本格的靴ブランドが3アイレットプレーントウダービーをきちんと展開していないからです。

そもそも3アイレットプレーントウダービーシューズは製造が簡単なので、安い大量生産の靴にもよく見られるスタイルで、高級感を出すことが難しい靴です。

逆に素材や仕立てがしっかりしていれば、これほど清楚でカッコいい靴もありません。

3アイレットプレーントウダービーというと、やはりその本家はイギリス靴で、イギリス靴ブランドを見るとかろうじて見つけることが出来るかというレベル。

クロケット&ジョーンズは必ず何かしらのVフロントダービーシューズをコレクションに加えているので、探すとするとクロケット&ジョーンズから探すといいかもしれません。

今ざっくり調べると、ネット通販では楽天市場で手に入る本格靴でおススメできる3アイレットプレーントウ Vフロントダービーの靴はチャーチのオスロくらいしかありません。

実際に使ってみて使い心地はとても良いのでおすすめです。

靴好きの方もぜひ、原点に返って3アイレットプレーントウの靴などに挑戦してみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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