OCEANSを見てラコステが欲しくなった話

OCEANSの6月号を見ていると、平山ユースケさんが、大手商社の妻子持ちの営業マンという設定でストーリーと共に丸々31日間、1ヶ月間のコーディネートを紹介するコーナーがありました。

コンビニで立ち読みして面白そうだったので、久々にメンズファッション雑誌を買いました。

そして改めてそのストーリーというものを見て驚きました。

なんと1日目のストーリーが妻との離婚協議のために弁護士事務所に向かうスタイルという、とんでもない設定でした。

その離婚協議のためのスタイルというのが、紺ブレにパラブーツのコインローファーというのがよくわからんというか…

服装が適している適していないとかではなくて、もう少しマシな設定はなかったのでしょうか…(笑)

Oceansは表紙にもあるとおり「37.5歳」というのが雑誌のターゲット層。

リアルな37.5歳は離婚協議も考えて動かなくてはならないというのでしょうか。

全く世知辛いものです。

私の友人に、浮気未遂が発覚して以来、奥さんに触れることも許されず、ただひたすらに奥さんと子供を養うためのリアルATM化した奴がいるので、あながち間違いではない気もしますが…。夢を売る雑誌で、こんな生々しい言葉を見るとは思わなかったです。

そんなOceansを見て、シンプルなファッションをもう一度考えてみたいと思いました。

出来る限り、シンプルに。

ポイントは「オリジン」を大切にするということです。

色々ページを見ていて感じたのがやっぱりここはド定番になってしまうのですが…。

ラコステのポロシャツがとても気になってしまいます。

一時期私も狂ったように集めていたのがラコステのポロシャツです。

L.12.12と呼ばれるポロシャツは正真正銘のポロシャツの元祖です。

ポロシャツ御三家と呼ばれる、ラルフローレン、フレッドペリーと並んで、その人気は衰えることはありません。

まだ今日のところは詳しく語りませんが、ラコステのポロシャツは群を抜いて着心地が良いのが特徴です。

現在は日本製となっていますが、この日本製のポロシャツが耐久性が高く、着れば着るほど着馴染む感覚はなんともいえません。

カジュアルに、そしてクールビズ期間中に、オフィスカジュアルとしてサラッと着れるのは嬉しいところです。

鹿の子素材のポロシャツは通気性も良く、蒸し暑い日本の夏でも、涼やかに過ごせます。

Tシャツと違って、襟がつきますのでパリッとなるのもいいところです。

ラコステのポロシャツはアメカジとの相性に抜群に良いのですが、それ以外にも色々と幅が聞くのがポロシャツオリジナルの強み。

シルエットや雰囲気がやはりフランスっぽいですね。

なんとも抽象的な表現ですが、ラコステのポロシャツの若干くたっとした柔らかな生地が、雰囲気を大らかに、大人の余裕を増させると感じます。

このポロシャツには、コットンパンツ、ジーンズはもちろん、白黒のハウンドトゥースのスラックスといった渋いボトムスにも完璧に対応します。

フレンチアイビーというファッション用語があります。

なんでも80年代にフランスで流行したアイビースタイルなのだそうですが、ワタリ幅を広くしたパンツに、裾に向けてテーパードをかけたパンツに、モンクストラップシューズを合わせるのが人気だったようです。

ジャケットには金ボタンのブレザーを合わせていたので、ジャケットとパンツだけを見ると、単なるアイビースタイルに感じますが、そこにモンクストラップシューズを持ってくるところあたりがフランスらしいお洒落感なのではないでしょうか。

そのスタイルが80年代の日本のお洒落さんにもヒットしていたようです。

当時を深く知りませんが、私はきっと当時もラコステのポロシャツもそのフレンチアイビーのアイテムとして着られていたのではないかと考えています。

いやはや、私が休みの日に着ているスタイルそのままです。

私は決してフレンチアイビーというスタイルを、掘り出して、その格好を2018年にリバイバルしてやろうだとか、そういう気は一切ないのですが、結果として今自分がしているスタイルは、フランス生まれのアメカジによくあうポロシャツに、チノパンを合わせて、ローファーではなく、モンクストラップシューズを履いているのです。

連休初日の私は、ラコステのネイビーのポロシャツ

ブルネロクチネリのワンタック入りコットンパンツ

そしてChurch’sのWestbury(ウェストバリー)でした。

なんでも当時の日本ではBecket(ベケット)を合わせていたそうですが、今日の私はそんな当時を丸被りにしてもつまらんということで、ウェストバリー。大きなバックルが愛らしいです。

自分でいうのもなんですが、どれも素材が素晴らしいので、とても着ていて気持ちがよく、それだけで様になるというのが嬉しいです。

モンクストラップシューズのような、ちょっと洒落込んだ雰囲気を出すアイテムも、ラコステのポロシャツと混じると、主張が抑えられて、控えめな雰囲気になるのが絶妙です。

パリっと、くたっと。

どっちにも見えるラコステのポロシャツを飽きずに今期はもう一枚買い足そうかと思った次第です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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