革靴の寿命を延ばす方法②革靴をローテーションせよ!

早いもので9月に突入してしまいました。

気温も全国的にグッと下がり、早くも秋の雰囲気を感じるところも出てきているのではないでしょうか。

甲子園も終わり、高校球児たちの夏が終わると、急速に夏は終わりへと向かっていきますね…。

毎年楽しみにして夏の甲子園を観ていますが、彼らの休みなく戦う姿はちょっとかわいそうだと思う事があります。

特にピッチャーですね。田中将大投手と斎藤佑樹投手の投球合戦は、甲子園史上にも残る屈指の名勝負となりました。

しかし、彼らの身体に蓄積するダメージはとても大きいことでしょう。連日、投げ続け肩もボロボロでしょうし、何といっても真夏の直射日光が照りつけるマウンドで、投げたり打ったり走ったりというのはどう考えても過酷なわけです。

特に高校野球はピッチャーもバッターも兼任することが多いですし。

しかし、弱小校だとそもそもの選手数が少ないので、例えばピッチャーの投球制限なんかしたら、試合が成り立たなくなる事も起こりえます。

プロ野球になれば、投手は何人かいて、ピッチャーを休ませながら、試合を回すことができます。そうすれば、選手の疲労も1人に蓄積せずに、選手寿命も延びるはずです。

さて、これと同じことが革靴にも言えるんですね。

今回は革靴の寿命を延ばす方法、その②をお伝えします。

それは…

革靴をローテーションせよ!ということです!

これまたシンプルな話ですが、とても重要かつ意外と実践できていないことなのではないでしょうか。

なぜ、ローテーションをしなければいけないのか、何足でローテーションをするべきなのかお伝えしていきます。

目次

革靴には物凄い負担がかかっています

革靴は毎日同じ靴を履き続けると、傷みが加速します。

人間の全体重を支えているのが足です。その足を守るために私たちが履く靴には物凄い圧力がかかります。これだけでも革靴にとっては大きな負担になるのですが、歩くために屈曲する部分にはさらなる負担がかかります。

この屈曲して入った履き皺をほったらかしにすると、クラックが起きてしまうわけですね。

圧力だけではありません。足からは汗もたくさん出ています。

人間の足からは1日コップ1杯分の汗が出ています。

この汗による湿気が抜けないままにまた履くと、汗はどんどん靴にたまり、カビが生えやすくなり中底が傷みます。また、汗と靴の中に繁殖した雑菌で悪臭がひどくなります。

中底が傷むと修理が難しい箇所です。

このように靴の寿命をいたずらに縮めない為にも、除湿し、シューキーパーを入れて型を整えながら休ませ、ローテーションを組む必要があるのです。

※シューキーパーの重要性は当サイトで何度も伝えているので、あえて説明しません。

→シューキーパーの必需性についての記事はこちらから

何足でローテーションをするのが理想?

ローテーションの重要性はお分かりいただけたかと思います。

さて、それでは何足でローテーションをするのが理想的なのでしょうか。

革靴1日履いて吸った汗が抜けきるには、1日~2日かかると言われています。

そしてこれは私の体感ですが、シューキーパーを入れてから、抜いても大丈夫なくらいきちんと形が整うまで少なくとも3日はかかります。

ですから…

1回靴を履いたら、3日は間隔を空けないといけないということ。

よく雑誌なんかでは最低3足で革靴はローテーションをしようと書いてありますが、私としてはとても3足では革靴を休ませながらローテーションは出来ないと思います。

出来ているように見えて、革靴のダメージは抜けきらないままに履いているような状態と言っていいでしょう。

特に雨が続く梅雨の時期なんかに3足はどう考えてもキツいです。

だから私はローテーションは最低5足で回すべきだと考えます。

5足あれば、1週間に5日働くとして、1週間に1回ずつの登板数で済みます。

こうすれば、3日以上靴を休ませることが出来るので、除湿も保形も出来、革靴の寿命は格段に延びる事でしょう。

足の臭い対策にもローテーションは効果的

靴を少ない足数で回していたら、汗や雑菌の繁殖によって、悪臭が立ち込めてしまいます。

汗による水分を除湿し、木製のシューキーパーで脱臭すれば、悪臭防止になります。

足が臭いというのは、傷んだ革靴を使い続ける人に多く現れる現象です。

足の臭いに悩んでいるなら、革靴をローテーションし、臭い対策と革靴の寿命を一石二鳥で行いましょう。

まとめ

  1. 革靴は5足でローテーションすること
  2. ローテーションをすれば、臭い対策にもなる

靴を捨てる時に、臭いが気になるようになってきたからという声も聞きます。これこそまさに靴の寿命を自ら断つ行為。

革靴をローテーションして大事に履き、寿命を延ばしてあげましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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