GRENSON/グレンソン Shoe NO.3  アーカイブコレクション 本物のミリタリーブーツ

グレンソンのアーカイブコレクションの話で盛り上がっている(自分で勝手にですが)ここ最近の記事。

→グレンソン Shoe NO.1 アーカイブコレクションはこちらから

→グレンソン Shoe NO.2 アーカイブコレクションはこちらから

作り込みが半端じゃなく、数々のビンテージシューズを見てきた私も、その再現度の高さには舌を巻くばかりです。

タイムマシンでそのまま運んできたかのようなディテールは2000年からクリエイティブディレクターを務め、現在ではグレンソンのオーナーになっているティム・リトル氏による監修によって生み出されています。

ティム・リトルが手掛ける靴というと、アーチーなどに代表されるように、スニーカーソールを使ったモダナイズされた靴のイメージが先行しますが、やはりクリエイティブディレクター、ビンテージシューズの復刻もきちんと成し遂げています。

さすが靴を知り尽くした男というところでしょうか。

今回はグレンソンのアーカイブコレクションからShoe No.3を紹介します。

目次

GRENSON アーカイブコレクション Shoe NO.3

グレンソン アーカイブコレクション Shoe NO.3は第二次世界大戦中、英国軍歩兵部隊へ支給されていたダービーブーツを復刻したシリーズです。1944年のモデルがこのブーツの原型です。

非常にしなやかなグレインレザーを使用しています。グレインレザーとはシボ革のことです。激しい使用環境においても、へたり辛く、なおかつ傷などにめっぽう強いという特性があります。ちょっとした傷くらいは味にもなるという嬉しい革。

ソールは出し縫いがむき出しのレザーソール仕様。

出し縫いを革で覆って隠すヒドゥンチャネルは、実用性というよりも装飾性に重きを置いた仕様です。

Shoe NO.3のようなミリタリーブーツには装飾性があるソールよりも、出し縫いも丸出しのオープンステッチのほうが武骨さも出て、よく似合います。

これらの仕様を見ると、軍隊に使われていた理由もよくわかります。

Shoe NO.3の着こなし方

Shoe NO.3は先日紹介したShoe NO.1と同じブーツではありますが、エドワーディアン・スタイルが出自のShoe NO.1とミリタリーブーツのShoe NO.3は性格が全く異なってきます。

Shoe NO.3はあまりかしこまったジャケットなどに合わせると足元の武骨さが隠しきれず、全体の印象のまとまりがでなくなり、ちぐはぐな格好になってしまいます。

やはりミリタリーブーツですから…

バブアーのジャケットでイギリスカントリー風にまとめてみたり

MA-1ジャケットでミリタリー感を強くしてみるといいでしょう。

個人的にはイギリスしばりで、バブアーと合わせるとスタイルが良くまとまると思います。

「ファッション」ではなく「スタイル」を確立すると考えるといいでしょう。

むしろバブアーがここまで似合う靴もカントリーブーツ以外ではなかなかないですから、Shoe NO.3はそういった点でもおススメですよ~。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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