こんな雨が続く日は①スエード編

ラバー半張りやらカビやらの話が続いた前回までの記事…

→ラバー半張りについての記事はこちらから

→革靴に生えたカビとその対処方法についての記事はこちらから

ラバー半張りとカビの話が続くということは、雨が降り注ぐ日々が続いているということ。2017年の10月は冷たい雨が降り続いています。

しかし本当に冷たい!(笑)

朝試しに家を出た瞬間、コート着ようかどうか迷いました。

しかし、スリーピースのスーツを着ると、そこまでの寒さでもなかったのでスリーピースで出勤。

そして雨ですが、台風が近づいているということもあり、雨の勢いも結構強い。

まるで梅雨のような雨の連続に、皆様の足元もどの靴を履いていけばいいのかわからなくなりますよね。

やはりこんな雨の日に強いのがスエードの靴。

会社のドレスコードが厳しくなければ、すぐにでもワードローブに入れるべき靴だと私は思います。

目次

スエードは雨に強い?

結論から言うと、スエードは雨に強い素材だと思います。

ただし、その「強さ」の意味を間違った捉え方をするとおかしくな解釈になるので、ここでしっかりと私の持論をお話していきます。

①起毛の部分が水を弾く
スエードはその製造の工程で、毛先にフッ素のコーティングがされています。これによって、多少の雨であれば、毛先のフッ素で水を弾いてくれます!

実際に今日履いていた靴を写真で取ってみました。

このように水を弾いているのがよくわかります。

靴を振ると、水が玉のようにぷるぷると落ちていきます。

雨水の侵入など一切ありません。

②濡れた後の処理が簡単
もし土砂降りにあっても、水気を、乾いた雑巾などでふき取り、乾かした後にブラッシングをして毛を起こせば元通りです。

この写真のような状態であれば、簡単に拭うだけで十分です。

③塩吹き・水染みしにくい
スムースレザーと違って塩吹きも起きないところも大きなメリットです。

スエードは雨による水染みも起こしにくいため、使い勝手が非常にいいんです。

防水スプレーをふえば、鬼に金棒!完璧な対雨用の靴となり、大活躍間違いなしです!

と、このように雨に「強い」メリットがあるスエード靴ですが、その「強さ」ゆえに誤解されがちな点もあります。

スエードの機能性で誤解されがちな点

①完全防水だと思われている

スエードも雨に強いとはいえど、革には違いません。顕微鏡でみれば細かい穴が空いてます。

ですから、土砂降りの雨の中だと当然靴の中に水が染みてくることがあります。

スエードを履いてるのに、中までぐしょぐしょだよ…という友人の声を聞いたことがありますが、土砂降りじゃしょうがないです。

スエードの強さはそこではなく、雨に降られた後の手入れの簡単さにあるのです。

②絶対に水染みしないと思われている

スエードは水染みにも強い素材です。しかし、全く水染みしないかというというと、そういうわけではありません。

確かにスエードは水染みもしにくい素材ではありますが、水染みが出来たとしても、後の処理が簡単というのが正しい解釈でしょう。

スエードの水染み解決策

さて、スエードで水染みが出ると、「やっぱりスエードは雨に弱いじゃないか!」という人もいるかもしれませんが…

トランキーロ!あっせんなよ…!

これは私物のスエード靴ですが、特にこういうスーパーバックと呼ばれる毛足の短いスエードは水を弾きます。

しかし水染みも残ったりすることがあるんですね。

そんな時は靴用の消しゴムを使います!

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革を傷めずに簡単に染みをゴムの方に移し取ってくれるんです。

使い方は消しゴムと一緒です。使い方のコツとしては、一定方向からではなく、色々な方向から手首スナップをさせながら汚れをゴシゴシと取っていきます。

経験上95%はこれで水染みは落ちて解決します。

汚れが落ちない場合は、スエードクリーナーを吹きかけて併用して汚れを落としましょう。

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スエードの靴はラバーソールと好相性。

レザーソールのものでも、ラバーを貼ればより雨の日に気軽に履けます!

こんな雨が続く日は、雨に強いスエード靴で乗り切っていきましょう!

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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