靴と健康のお話 林修の今でしょ!講座 2月13日放送分より

今回の記事は、昨日仕事が早く終わったので、テレビを見ていたところ、「林修の今でしょ!講座」で輝けライフ!の取り扱うジャンルに関わるお話を聞き勉強になりました。

最近はよく特番扱いになっている番組ですね。

そのジャンルとは「靴医学」です。

番組のサブタイトルでは

100歳まで元気に歩く!つまずかない「靴医学」

となっていました。

これはまとめて当サイトで共有しなければ、と思った次第です。

靴底の減り方を診れば、将来かかる可能性の高い病気のリスクがわかるそうですよ。

目次

あなたはよくつまずいていませんか?

歩いていて、よくつまずくという方はいらっしゃいませんか?

つまずきは体の歪みのサイン。

体の歪みは思わぬ病気を呼び起こします。膝痛や巻き爪がその1つの例です。

また病気だけでなく、足の指の骨を折ったり、それ以上に転倒したりすることによって、もっと大きな怪我につながりかねません。

つまり、

よくつまずくこと=歩き方に問題がある=健康上問題が起きる

といえるのです。

ここで間違えないでいただきたいのが、「つまずいていなければ良い」ということではないということです。

あくまで「つまずく」ということは、歩き方の問題の1つの現象にすぎません。ここをお忘れなく。

それでは実際に歩き方に問題がある人はどんな現象が起きているのでしょうか?

歩き方に問題がある人にはこのようなことが起きています

歩き方に問題がある人は、主に4つの現象のいずれか、もしくは複合的に現れているようです。

①すり足で歩いてる

足を大きくあげないで、歩いている人は、きちんと足がカカトから着地できていません。

その歩き方はすり足のようになっています。

すり足のように歩くのは、一見少しずつ歩を進められるようにも思えますが、その実、ほんのわずかな段差にもつまずきやすくなってしまいます。

わずかな段差にもつまずくので、小指などをぶつけたりすることで骨折の危険性も高まります。

②ふくらはぎの筋力低下

これは①にもつながることです。

足を大きく上げて歩く癖がないと、ふくらはぎの筋力が低下し、歩くバランスが悪くなります。

実は人間の筋肉の70%は下半身に集中しているそうで、ふくらはぎはその中でも筋肉量の多い箇所になるそうです。筋肉はポンプのように血を体全体に送ります。体中に血を送るためにも、なくてはならないこの筋肉が衰えることは、身体全体の疾患を起こすことに直結します。また、筋肉から分泌されるホルモンは動脈硬化を抑える効果があるのです。

ですから、適度に筋肉が増えることは心筋梗塞などの重篤な病気を予防することになります。

足が第2の心臓と呼ばれるのにはこういったゆえんがあるからなんですね。

③背筋の低下 猫背

背筋の筋力が低下すると、猫背になります。

猫背になると、体のバランスが崩れ、歩き方もおかしくなってきます。

極端なことをいうと、おじいさんおばあさんの歩き方に近づいてしまうんですね。

当然、転倒のリスクは高まります。

逆を言えば猫背になっている人は歩き方にも大きな問題が出ているということです。

④蹴る力の低下

歩いていてつまずく人は、地面を蹴って歩くことができていないため、蹴る力が低下しています。

今、日頃つまずかないと思っている方でも、思い起こしてみるとつまずいているかもしれません。もしかしたら、そんなに問題がないと思っているかもしれません。

しかし、自覚症状がなくても、自分の歩き方に問題がある場合、それは靴底に現れてくるのです!

あなたの靴底の減り方は?チェックしてみましょう!

実は自分が気が付いていなくても、靴底の減り方は正直です!自分の靴底の減り方を見れば、自分の歩き方に問題があるかどうかわかります。

下記のうち、あなたの靴底の減り方はどれにあたっていますか?

①つま先と踵が減っている

②内側が減っている

③外側が減っている

④靴の真ん中と踵の真ん中が減っている

さて、この中で最も良い靴底の減り方というものがあります。

…健康長寿さんは靴底の減り方は①のつま先とカカトが減る、という減り方をしているのです。

正しく歩くためにはカカトから着地し、つま先で地面を蹴り出して歩く必要があります。

正しく歩けていれば、①の減り方になるのです。

①以外のよくない歩き方をしている人は、先ほど挙げた問題が起きている可能性が非常に高いのです。

歩き方の問題の改善方法教えます!

先ほどの靴底の減り方で、つま先とカカトが削れているような歩き方をしていない方は、問題克服し、改善していきましょう。

それでは歩き方の問題の改善方法をお伝えします!

①すり足気味に歩いている 解決方法

すり足気味に歩いている人は、

大股で歩くことを意識しましょう。

大股で歩くことによって、足がしっかり上がるため、足の筋肉が衰えません。

この大股で歩くことは、同時に②の解決方法も歩き方の問題の解決方法に繋がっていくので必見です。

②ふくらはぎの筋肉の低下 解決方法

ふくらはぎの筋肉の低下は、坂道を積極的に歩くことで防げます!

坂道を歩くことでふくらはぎの筋肉は低下せずに強くなっていきます。

生活環境に坂道がないという方は、階段を使いましょう。

階段を上る運動のその運動量は平坦な道を歩く2倍の負荷がかかるそうで、とても効果的なのだそうです。

なお、下りでも上りよりかは運動量は低下するそうですが、それでも平坦な道を歩くよりも不可のかかる運動だそうです。

ですからエスカレーターやエレベーターを使うのではなく、普段から意識的に階段を使うように心がけるだけでも健康にプラスになります。不定期にジムに通って運動するよりも、日ごろから階段による昇降運動をする方がダイエットに効果的という科学的も証明されているそうですよ!

早速日ごろの生活に取り入れましょう!

③背筋の低下 解決方法

背筋の低下に関する解決方法はいろいろあります。

背筋力はもちろん筋力トレーニングでもつきますが、日頃からの歩き方を変えるだけでも変わっていくんですよ。

それは腕を大きく後ろに振ること。

腕を後ろに振ってみましょう。

そうすると肩甲骨が動いて、背筋がしっかり使われているのがよくお分かりになるかと思います。

背筋力がついてくると、猫背が改善され姿勢が正しくなり、体のバランスがとれるようになります。背筋が鍛えられると肩こりも軽減されるので嬉しいところ。

もちろん靴底の減り方も正しい減り方に変わっていくのでこちらも意識しましょう。

④蹴る力の低下 解決方法

蹴る力は、きちんとカカトから着地し、つま先を使って地面を蹴り上げることで鍛えられます。

その蹴る力を身につける為には、早歩きで歩くのが良いそうです。

また大股で歩くというのも複合されていくと、カカトから着地し、つま先で地面を蹴る歩き方に変わっていきます。

また、楽だといって、ゆるめのサイズの靴を選んでしまうと、靴の中で足が遊んでしまい、きちんとつま先から地面を蹴れません。

「靴は緩すぎず、きつすぎず」が基本だということを、こんなところからも学べました。

また、蹴る力を高める方法のひとつとして、アキレス腱をきちんと伸ばすという方法があります。アキレス腱を伸ばし、足首を柔軟にさせる、きちんとカカトから足が地面に着地することも手助けするのです。

その他の情報

①靴紐はきちんと結ぶことが大事

これは靴の中で足が遊ばないようにするために必要なことです。

きつく結ぶか、緩く結ぶか、どちらがいいかというと、きつく結んだ方がいいそうです。

皆さん知らず知らずのうちに、靴紐をほどかずに脱ぎ履きしているかもしれませんが、これは厳禁!

紳士のたしなみとしてもマナー違反です。

また、以前このサイトで紹介していますが、靴紐をほどかずに脱ぎ履きすることは靴そのものの寿命を縮めることに直結しますから、絶対にしないようにしてください。

→靴紐と靴の寿命の関係はこちらから

なお、あまりきつく締めすぎても甲が痛くなりますし、指も固まってしまって蹴ることができなくなってしまうので要注意です。

②厚底の靴と薄底の靴どちらの方が足に良い?

これは番組内でも科学的に実験されていましたが、断然厚底の靴の方が足に負担は少なくなっていました。

今まで何回か当サイトでも紹介していますが、マッケイ製法、ボロネーゼ製法のような、ソールが薄く、軽く、履き馴染みの良い靴を長時間履いていると、かえって足が疲れるというのはこの番組内で科学的にも証明されました。

最後に

本当なら靴を履かずにいたほうが、ずっと楽ですが、靴は人間が社会生活を営む上で絶対に欠かせないもののひとつです。

絶対に必要なものなのですから、どうせなら正しい歩き方・履き方で自分の健康を守りつつ、靴もカッコよくて自分の足にあったものを選ぶべきだと、私は強く思います。


ちなみに私はつま先とカカトが減っていました(笑)

正しい歩き方が出来ているのかも?

最後まで読んでいただきありがとうございます。

スポンサードリンク



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする