この梅雨のシーズンは革靴は特にカビが生えるため、カビが生えないように事前対策を取ることが大切です。
カビは高温と湿度が高くなるとその動きが活発になります。
そしてカビ繁殖の栄養源となるのが皮脂や埃。
靴を履く以上、皮脂が靴内部に付着するのもホコリが入るのも必然です。
しかしその皮脂やホコリを取り除かないとカビ発生の温床となってしまいます。
目次
捨て寸にたまったホコリはショットブローで
靴の内部で最もホコリがたまるのが、捨て寸の部分です。
捨て寸とは足の指に負担がかからないように予め設けられた余り寸のことです。
足先まで目一杯詰まった靴では人間は歩くことはできません。
靴下のスレなどを中心に屑が生まれ、捨て寸部分にホコリが溜まっていきます。
靴下のスレには皮脂がベッタリついていますから、これこそカビの温床です。
靴の内部まではお手入れする人も少ないでしょうし、捨て寸の部分まで手を伸ばしてホコリを取るのも結構大変なんですよね。
しかしこの捨て寸に溜まったゴミは何とかして取り除かないといけません。
そこで活躍するのがショットブローです。
エアダスターともいいます。
パソコンのキーボードやカメラのレンズを掃除するときに使うものですね。
ガス式のエアシューターだと、噴射力が強力で効果は高いのですが、ガスを使い終わった後の捨てる作業がちょっと面倒です。またガス式のエアシューターを使うと中のホコリが飛び散ってしまうということもあるので、やはりポンプ式のショットブローがおすすめです。
このポンプ式のショットブローであれば、ゴムが裂傷などしない限り、使い続けることが出来ます。
ガスも使わないのでエコでもあります。
使い方は簡単で、膨らんでいる部分を握るだけで空気が出て、ホコリを吹き飛ばします。
ショットブローでホコリを飛ばしたらアルコールで拭きあげる
ショットブローで捨て寸に溜ったホコリを吹き飛ばしたら、仕上げにインソールをアルコールで拭きあげます。
ご自宅にある消毒用エタノールなどで大丈夫です。
これを脱脂綿などに含ませて拭きあげます。
これで完全に皮脂のたまったホコリを除去できます。
靴の内部はお手入れをする上で見落としがちな部分です。
汗かきの方だと、中底がバリバリに割れてしまう事なんかもあります。
そういったときは靴の内部まで手が回っていないサインです。
ぜひ、靴の内部まで目を向けて、お手入れを万全なものにしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。