今日はシューキーパーの紹介をしていきたいと思います。
ですが!
タイトルのシューキーパーの話をする前に、ちょっと意見を申し上げたいのです。
今、私は都内で暮らしています。そして都内で働く多くの人と同じく、電車で通勤しています。
私は満員電車の中で、人の靴をよく見て観察しているのですが、きちんと手入れしている人は驚くほど少ないのです。山手線の一車両で1人いたらラッキーみたいな状態です(笑)
本当に汚いですし、なんといってもそういった靴を履いている人は全体から負のオーラが出ています。
都内の通勤時間帯が負のオーラによって包み込まれているのは、多くの人が革靴の手入れをしていないのも1つの理由だと私は思っているんです。
だって、汚い革靴を履いて仕事に向かう時点で、テンションなんか絶対に上がるわけがないんです。
ちょっと想像してみてください。
あなたは一日中炎天下の中、外でスポーツをしました。泥だらけ汗まみれ。
当然お風呂に入りたくなるはずです。
そんな体中が汚れてお風呂に入るときに、カビだらけで、タイルもヌルヌルし、排水溝からは悪臭…。黒ずんだ白い固形石鹸、ボロボロに使い古した垢すりタオルを使わなければならないお風呂に入って気持ちが良いでしょうか…?
絶対に気持ち良くないはずなんです。
私が言いたいのは、目的を達成したとしても、環境を整えなければ、その内容は大きく変わるということです。
いや、環境があまりにひどければ、目的を果たしていないのに等しいのではないでしょうか。
仕事をする(仕事場に向かう)ことと、靴の手入れが行き届いているかどうか、という点をこの例に当てはめると、
仕事をする=目的 靴の手入れ=環境
になると思います。靴を履かないで、人間は社会活動が出来ません。
その重要な環境を整えてあげないと、気分が上がらないのも当然です。
ですから、靴の手入れは非常に重要なんです。
靴の手入れが重要…そんなことはわかってる。そう、みんなわかっているはずなんです。
目次
なぜ靴の手入れをしないのか?その理由は…
毎日毎日仕事でクタクタ…。
仕事で使うものなんて、使い捨てなんだから、適当でいいんだ…
電車に乗ったら人に足を踏まれるんだから、靴を磨いても意味がないでしょ…。
靴の手入れが重要だとわかっているのに、靴磨きをやらない理由をパッと上げたらこんなところでしょうか。
私から言わせたら、どれこれも理由のようで理由になっていないものばかりです。
仕事の質に影響する環境を整えないのは、自分の仕事に誇りを持っていない人がやることです。
だから靴も汚いままですし、負のオーラで充満する。
こんな偉そうなことを言っている私ですが、私自身かつては、靴の手入れをしない人間だったのです。
しかし、ある取引先の人に「靴がずいぶん汚いな。お前の仕事は、お前に泣かされてるよ」と言われたことで、気付かされたのです。
靴を手入れしないと、自分以外の人が気分を害して、悪い影響が出ると…。
革靴はほんの少し手間をかけるだけで劇的に綺麗になりますし、日々の気分がちょっぴり良くなります。ですから、手入れをして、日々の気分を上げていきましょう。
シューキーパーの役割
さて、ここから本題に入っていきたいと思います。
シューキーパーを入れていないとどのような問題が起こるのでしょう。
①反りあがり型が崩れる
②深い皺が入ってしまう
③深い皺を放っておくと、革のひび割れにつながります。
足は全体重を支えています。そのため靴には強烈な圧力かかり、型が崩れます。シューキーパーを入れない靴は、スルメのように反りあがってしまいます。足は1日にコップ1杯分の汗が出ています。そしてその汗の水分が蒸発するときに型が変わっていくのです。
シューキーパーはこれらの問題点を解決します。
形を整え、皺を伸ばし、木製のシューキーパーであれば乾燥剤の役割を果たし、湿気を吸い取ります。そうすることによって革靴の型崩れと甲革のひび割れ=クラックを防ぐのです。
そして靴磨きをする時にも必要です。シューキーパーの効果で皺がしっかり伸びることによって、細かいほこりや汚れを取り除けるようになり、また、細部まで靴クリームが入っていくようになります。
シューキーパーの役割は、靴の型崩れを防止し、靴の湿気を取り、長持ちさせることです。
ですから、シューキーパーを選ぶときは、靴の木型にあったものを入れるという視点で選びましょう。
なお、プラスチック製のシューキーパーは、軽く持ち運びに優れますが、湿気を取らないため、推奨しません。
中途半端なシューキーパーを選ぶと、形も中途半端で、湿気も取れず、かえって型崩れを進めてしまいます。これではお金をどぶに捨てるのと同じことです。
シューキーパーの効果を検証してみました!
これは私の靴です。本来こんなことはしたくないのですが、当サイト用に検証してみました。
1日仕事で靴を履いた後に、左足にはシューキーパーをいれずに、右足にはシューキーパーを入れて1日置いたものです。
まずは左足のシューキーパーを入れていない方を見てみましょう
スルメのように反りあがっています。サイドから見ると深く皺が残っています。この深い皺が後々にクラックへと繋がっていくのです。
上から見ると履き口周りが湾曲し、型が崩れていますね。履き口周りが変形してしまうと、踵のホールド感がなくなり、踵が脱げてしまう靴になります。こうなると、足が靴の中で泳いでしまい、かえって指あたりが起きたり、甲が擦れたりしてしまうのです。
シューキーパーを入れないと、靴だけでなく自身の足も傷つけてしまうのです。
次はきちんとシューキーパーを入れた右足を見てみましょう
その効果は歴然ですね。
皺がしっかり伸び、スルメのような反りあがりがなくなっています。
上から見ると履き口もきちんと型が整っています。
この状態で靴クリームを入れる作業などを行いましょう。
こうすることによって、日々自分を支える革靴は寿命を延ばし、履き心地も快適になるのです。
いかがでしょうか?シューキーパーの重要性がお分かりいただけたのではないかと思います。
次回は、様々なシューキーパーの紹介をしていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
※今回使用したシューキーパーはこちらです。
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