Loake/ローク Lincoln/リンカーン このタッセルローファーも見逃すな!

本格的な冬がやってきましたが、今回のお話はローファーです。

今までの流れで、今回はロークのローファーにスポットを当てていきたいと思います。

ロークのローファーといったら、真っ先に出てくるのがBrighton(ブライトン)です。

ロークというブランドの中においても、特別な位置づけにあるのは間違いなく、以前紹介したとおりロークの看板モデルであり、モッズ御用達のローファーです。

やはり映画で使われたとか、有名人の〇〇も愛用したモデル、といわれると欲しくなってしまうのが人情ではないでしょうか。

ですが、ロークは会社の総力を上げてモッズファッション用の靴を作っているわけではありません。

それはAldwych(オルドウィッチ)Buckingham(バッキンガム)などのローク1880コレクションを見ても、よくわかります。

やはり根底にあるのはイギリス靴中堅ブランドとして、至極真っ当な作りとデザインがあるわけです。

スーツに合わせて違和感はなく、いつの時代でも色あせることなく履くことができるのが、イギリス靴の良さです。時代感とかに大きく影響されるような作り方をしていないというのも、ひとつあります。

ロークではありませんが、同じイギリス靴ブランドのクロケット&ジョーンズの現社長、ジョナサン・ジョーンズさんは「10年経っても、いい靴を履いていると思われるような靴を作りなさい」と指導し、実践しているそうです。

ブランドの立ち位置や目指す方向は様々ですが、イギリス靴ブランドは、どこもこういった「普遍性」という部分をとても大切にしています。

それはロークのローファーにおいても、同じことが言えます。今回紹介するのはロークのタッセルローファー、Lincoln(リンカーン)です。

奇をてらわない、この至極真っ当なタッセルローファーを見てみましょう。

目次

Lincoln(リンカーン)の概要

リンカーンはごくごくオーソドックスなタッセルローファーの靴です。

リンカーンと名前がついているあたり、タッセルローファー発祥の地、アメリカを意識しているのでしょうか。

見た目はアメリカンなローファーというよりも、やはりイギリス靴がアメリカ発祥のタッセルローファーを作ったらこうなりました、という雰囲気。

丸すぎず、少しだけほっそりとした形をした、モカ縫いの形状がそう思わせるのかもしれません。

作りはもちろんグッドイヤーウェルト製法。

ロークはレンジによって、インド製のものなどもありますが、こちらはイギリスで作られています。

ラスト(木型)はBrighton(ブライトン)と違い、Sleek(スリーク)というローファー専用のラストを使用しています。

ローファーは紐靴やバックルタイプの靴と違い、調節が利きませんので、ピッタリ目で履くことをオススメしますが、このSleekというラストはローファー専用で出来ているため、ラストそのものがピッタリと足に合うようにタイト目に設定されています。

イギリス靴というと、どうしてもカカトの部分が緩かったりするものですが、このロークのラストSleekはカカトも深めに出来ているので、途中でカカトが引っかかりやすくなっています。

価値観は様々ですが、個人的にはいくら素材やブランドネームがあっても、カカトが抜けて歩きにくいローファーほど不便なものはないと思います。

その不便さを背負うリスクはこの靴には少ないのではないかな~と思います。

履くのはオールシーズンOK

ローファーというと、春夏がメインと考える方が多いかもしれません。

しかし、実際には気を使うことなく、オールシーズン履けます。

問題なのは真冬でも石田純一よろしく、裸足で履いたり、インビジブルソックスのような薄く素肌が露出するような履き方をすることであって、単純にそういう履き方をしなければ良いのです。

ローファーは履き口周りが広いので、素足っぽいだけでなく、逆に靴下のアピールをすることもできるも考えれば良いのです。

例えばこれからの季節であれば、ウール素材のアーガイル柄やアニマル柄、クリスマスに向けてサンタクロースの柄なんかも面白いでしょう。

茶スエードは使いやすさ抜群

季節感、大人っぽさなど使いやすいのはブラウンスエードです。

スエードというと、秋冬のイメージをお持ちになる方もいるかもしれませんが、麻などの素材感ある洋服と合わせれば、素敵なコーディネートの出来上がりです。

冬場はローファーの寒々しい印象を払拭してくれるので大変便利です。

また、スエードは学生のローファーなどにはない素材になるので、大人っぽさもしっかりと感じられます。

そういった意味でも使いやすいのです。

値段がこなれてる

このリンカーンですが、Made in Englandのグッドイヤーウェルト製法で、お値段はアンダー4万と驚異的な値段になっています。

ローファーだから、本格的な作りにしても、もっと気楽に履きたい、という人もいることでしょう。

そういった方にはおすすめです!

タッセルローファーに初挑戦という方にもまずはオススメの1足です!

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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コメント

  1. 前田 より:

    はじめまして、前田と申します。
    リンカーンの購入を検討しているのですが、サイズ感について質問をさせていただいてもよろしいでしょうか?
    チャーチの173ラストやチーニーの125ラストで7.5を履かれているという記事を読ませて頂いたのですが、この靴の場合だといくつのサイズを履かれますか?
    自分も同じサイズをジャストではいているので参考にさせて頂きたいのです。
    よろしくお願いします。

    • バーリーコーン より:

      前田様
      コメントありがとうございます。
      リンカーンも同じサイズで履きます。ご参考になれば幸いです。