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さて、今日は某百貨店で見た光景から考えたことを一言お伝えしたいと思います。

目次

バルタン星人

バルタン星人とは、そのまんまです。あのバルタン星人です。

このバルタン星人です。

さて、本日のタイトルの意味…。

タイトルだけ見ても全く意味が分からないですね(笑)

日本人のほとんどは「バルタン星人」をご存知だと思います。

ウルトラマンに出てくる宇宙人で、50年以上続くウルトラマンシリーズの中でも、たびたび地球侵略を目的にやってきます。

さて、今回私が例に出しているのは、特に初代バルタン星人のことです。

初代バルタン星人は初代ウルトラマン、つまりウルトラマンシリーズ第一作目の第二話「侵略者をうて」に初めて登場しました。早い登場ですね。その笑い声は人々の印象に強烈に残り、シリーズを代表する人気キャラクターとなりました。

今回のブログの内容をご理解いただくためにも、(余談を楽しんでもらうためにも)

この「侵略者をうて」の物語の概略をお伝えしましょう。

「侵略者をうて」の概略

バルタン星人はそもそも侵略者ではありませんでした。

バルタン星人は20億3,000万人で宇宙船ひとつで宇宙旅行をしていました。

しかし、その宇宙旅行中に狂ったバルタン星人の科学者の核実験により、彼らは母星である「バルタン星」を失いました。

故郷を失った彼らは宇宙を彷徨うわけですが、たまたま宇宙船の修理に立ち寄った、美しい星、地球が自分たちの住みやすい環境であることに気が付きます。

そこで、彼らは科学センターを占拠し、そこにいた警備員などの命を奪っていきます。

異星人である彼らとの交渉にあたった科特隊はバルタン星人に地球人との共存を提案しますが、その人口の多さに難航します。

科特隊は「では火星は?」と提案すると、火星にはバルタン星人が弱点とする物質「スペシウム」があるということで(卑怯でバルタン星人はスペシウムのところは口パクして伝えません)、結局交渉は決裂。

バルタン星人はその圧倒的な力で地球侵略を開始します。

地球人では太刀打ちできない、そこで登場ウルトラマン。

ウルトラマンのスペシウム光線は彼らにとっては大ダメージ。

ウルトラマンはバルタン星人をスペシウム光線で倒すと、宇宙船を遠くへ運び、宇宙船も破壊し物語は大団円を迎えるというわけです。

ここで、大切なポイントは、「なぜバルタン星人は燃料補給をしただけなのに、警備員の命まで奪ったのか?」ということです。

ここが今回の記事の肝です。

科特隊になぜ警備員の命を奪ったのか?と問われるとバルタン星人は「生命?わからない?生命とは何か?」と聞き返してきます。

そう、バルタン星人には「生命」という概念がなかったのです。

「バルタン星人」をみた

私が今回言う「バルタン星人」とは、自分が持っている概念が相手に全く欠落しており(相手から見ると自分がバルタン星人に見えるはず)その概念の差が、自分にとって実害を及ぼすもののことを指します。

たまたま某百貨店で靴を見ていたところ、後ろから大きな怒鳴り声が聞こえてきました。

「お前が勧めた靴を買って履いたら靴擦れを起こした。お前の責任だ、返品させろ!」

私としてはこういう時、「よほど合わなかったんだろうから、人にあたりたい気持ちはわからないでもないけれど、そもそも最終的に選んだのはお前だろ」と思います。

靴を選ぶのは、自己責任の部分というのは非常に強いと思います。

まあ、それでもそんだけ怒鳴るんだからよっぽど接客が悪かったのかな?と思って、ふとその怒鳴っている男のほうを見ると…

なんと靴はボロボロになるまで履き倒されており、靴底には穴が空き、甲革は裂けていました。ちなみに、靴が痛くて履きにくかっただろうと思われるような、甲革のゆがみは見受けられませんでした。

しかも聞こえてきた話をまとめると、なんと4年履いたあとだったそうです。

まあ、私が見ただけなので、本当のところは店員がむりやりそのサイズを押し付けたのかもしれませんね?

しかし、状況から察するに男はどう見ても、異常でした。

さながら侵略するバルタン星人です。

あまりの不愉快さに、私はこの非常識な男に飛び蹴りをかましてやろうかと思ったほどですが、やはりこちらが常識だと思っていることが、「概念」として欠落している何者かと話すのは非常につらいものだと再認識しました。

恐らくこのサイトをご覧になっているほとんどの方が、この怒鳴っている男を「非常識」だとお感じになるはずです。

こういうバルタン星人たちは、普通の人と概念が違うからでしょうか?普通自分が嫌だと思うことも平気で起こすようです。

何て言ったって、大勢の人がお買い物をする場で、遠慮なく怒鳴り散らす男に、他のお客さんを慮るという当たり前の「概念」はないのです。

あなたの職場にいる「バルタン星人」と負けずに戦ってください

その男の怒鳴り声を後目にし、私は考えました。

そういえばこういう「バルタン星人」がごくごくわずかですが、職場にいるな~と。

向こうからしたら、おそらく私が「バルタン星人」になるのでしょうが、、、

周りの人の私への評価、仕事を進めていくうえで彼らが私を含めた周りの人たちにどういう立ち振る舞いをしていて、どういう感じで評価をされているかを、どの角度から見て吟味しても、やはり彼らは周りの人に対しての害悪であり、ほとんどの人から「バルタン星人」認定を受けているのです。

悲しいことにバルタン星人はよほどのショックがない限り、自分がバルタン星人だと気づかないのです。

しかし、、もしかしたら、やっぱり自身がバルタン星人なのかもしれない、という謙虚な気持ちは常に絶対持ち合わせておくべきです。

そうしないとバルタン星人とは戦えませんから。

ちなみに、こういう「バルタン星人」たちに共通しているのが、異様に身なりが汚いということがあります。

やはり、靴が汚い。自分の足元に愛情を注いでいない。

こういう時にしっかりした靴を履くのは効果的です。

まず自分がきっちりとしていれば、毅然とした態度で自信を持って話せますし、周りから見て「どっちを信用したらいいか?」と判断を促されるときに、こちらに票を得ることができるわけです。最後ちょっといやらしい話になりましたが(笑)

私は明日からの仕事も、かっちりしたチャーチのシャノンで雪にも負けないようにし、「バルタン星人」に負けないように(相手にしませんが)自分の仕事に臨みます。

最後にもう一度。

あなたのまわりに必ず「バルタン星人」がいると思います。

「バルタン星人」は拒絶することではなく、諦めず何度でも歩み寄ろうとする姿勢が大切です。

しかし、戦う時は自信を持って戦ってください。私はあなたを応援します。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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コメント

  1. テト より:

    私は接客業に勤めておりますので、『バルタン星人』よくお見受けします。
    例えば『若者の礼儀がなってない』などとよく聞きますが、それを声高に叫ぶご年配の方々の方が自分のことしか考えておらず、傲慢に感じます。精神的な余裕を持っておらず、狭い世界で生きているんだなと少し可哀想に思うこともあります。
    仰るとおり、『バルタン星人』に、きちんとした身なりの方はなかなか見受けられません。身なりの良い方々は筋の通った話を落ち着いてされるものです。
    イギリスでは服や靴のことを家庭で教育すると聞きます。その時に身なりに合った立ち振舞いや、紳士とはどうあるかを一緒に学ぶのでしょうね。
    日本もそうあってほしいものですね。

    • バーリーコーン より:

      テト様
      コメントありがとうございます。バルタン星人は接客業だと多く見られそうですね。
      負けずに毅然とした態度で応対しましょう。
      日本はまだまだ教育が行き届いているほうですが、、、
      最近は個人個人の意見に対して変に寛容な雰囲気があるような気がします。
      その割に変なところを気にしている。

      よく「価値観の多様さを認める社会」といいますが…。

      しかし、そこをはき違える人間が増えすぎていると思います。やはり社会を構成する一員として、自分の意見よりも周りの人間を優先するという当たり前の「思いやり」の心が、「価値観の多様さを認める(笑)」という薄っぺらいお笑いのような大義名分のもと損なわれている。

      これこそがバルタン星人出現の原因の1つだと思っています。

      なんだか朝から言いたい放題していますが、平常運転です(笑)

      それでは、全国的に悪天候な今日ですが、お気をつけて。