チーニー WILFRED/ウィルフレッド イギリス靴の新定番モデルになるスペックを持っています!

何度も何度も紹介しています、チーニーのラスト125コレクション。

ラスト125は2011年にチーニーブランド誕生125周年を記念して作られたラストです。

見た目はイギリス靴らしい、ぽてっとした丸みがありながらも、履き心地は現代人の足を考慮して、ヒールカップを小さく設定したり、土踏まずの部分の絞り込みなどによるアーチラインのサポートなど、決して懐古主義に落ち着かずに、時代のニーズに応える同社の意気込みも感じられるラストです。

→チーニーの概要はこちらから

今までチーニーのラスト125コレクションからは内羽根ストレートチップのALFRED(アルフレッド)と内羽根ウイングチップのARTHUR(アーサー)を紹介してきました。

今回はラスト125コレクションから、どうしても紹介したいモデルがあります。

それが内羽根セミブローグのWILFRED(ウィルフレッド)です。

目次

WILFRED(ウィルフレッド)

ラスト125を使用したオーソドックスな内羽根のセミブローグです。

ここで面白い共通点があります。それはチャーチの人気モデルと、チーニーの名モデルのスタイルがそっくりかぶっていることです。

ALFRED(アルフレッド)は同じく内羽根ストレートチップのCONSUL(コンサル)、ARTHUR(アーサー)は同じく内羽根ウイングチップのCHETWYND(チェットウィンド)です。

このWILFRED(ウィルフレッド)はチャーチでいえば、同じく内羽根セミブローグのDIPLOMAT(ディプロマット)にあたるモデルです。

若干スクエア気味のラウンドトウと伝統的なシープホーンメダリオン(このタイプのメダリオンの形が、羊の角のように見えるためにこのように称する。なお、チャーチの多くのモデルもシープホーンメダリオンになっている)の愛称は抜群で、いつまでも飽きの来ないデザインになっています。

私はチーニーのアルフレッド、アーサー、ウィルフレッドはそれぞれのデザインの中で、新たな名作としてイギリス靴の顔となっていくと感じています。

実際にセミブローグで、靴好きの誰もが知っているモデルというと、チャーチのディプロマットエドワード・グリーンのカドガンくらいしかないので、ここに食い込んできてもおかしくないのです。

ラスト125は誕生して日が浅いラストです。

そのため、おのずとラスト125が使われているモデルは、長い歴史を持つイギリス靴の名作と比べても、まだまだ歴史の浅いモデルということになります。

もちろん靴愛好家にも認識が完全に行き渡っているとは、まだ感じないところであり、誰もが認める名靴とはまだ呼べないのが現状です。

しかし、歴史や伝統を重んじるイギリス靴ブランドが、新たに看板モデルを作ろうと、日々試行錯誤をしているのは、このWILFRED(ウィルフレッド)しかり、ラスト125コレクションを手に取れば伝わってきます。

手を込んで作られた靴は、履き心地、スペックの高さに必ず反映されてきます。

ラスト125

2011年に創業125周年を迎えたチーニーが開発したラストです。 日本人を含めた現代人の足を考え抜いて作られたこのラストは、以前よりも細見のフィットを採用し、ヒール部分を小ぶりにすることで現代人の足によりフィットする構造になっています。 スマートな表情を取り入れつつも、スクエアでもなくラウンドでもないサスピシャススクエアトウ(サスピシャスとは曖昧な、という意味)が伝統的なクラシック感を演出します。
トウとノーズのバランスはチャーチの173ラストによく似ています。

しかし、見た目でいうと、若干細めになっているところがまず違うところです。

ただし、フィッティングは全く別物です。かなり攻め込んでいるといった印象で、ヒールカップは日本人も納得できるほど、小ぶりになっています。土踏まずの突き上げも素晴らしいものがあります。

ブラックのウィルフレッドであれば、ビジネスシーンで大活躍です。

ダークブラウンはより華やかに、足元を飾ります。もちろんこちらもビジネスシーンに最適。茶靴を選ぶのであれば、これくらい華やかさがあると取り入れやすいですね。

お値段も他のイギリス靴と比べても、控えめになっているため、イギリス靴に挑戦したいという人におススメの靴にもなっています。

セミブローグで探されている方も、このウィルフレッドを買って失敗したと感じることは、まずないでしょう。

イギリス靴の新定番をぜひ試してみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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