チーニーは創業より130年を超えた、イギリス靴メーカーの老舗です。
その長い歴史の中で、様々な名作が生まれてきました。
2011年、同社125周年記念として発表したラスト125コレクションなどは履き心地、デザイン、革、そして値段とバランスが取れている近年の名作です。
今、ラスト125はチーニーブランドの顔となっていますが、もちろんチーニーにはラスト125コレクション以外にも秀逸なラストを使用したコレクションがあります。
それがラスト1886を使用した1886コレクションです。
今回はそのラスト1886コレクションからALDERTON(アルダートン)を紹介します。
まずはラスト1886とはどういったラストなのかを見ていきましょう。
目次
ラスト1886
現在のファクトリーが100周年を迎えた1996年に、記念して開発されたラストです。
元々はSignature Collectionに使用されていたラストです。
長すぎず、捨て寸が短いショートノーズと、英国の伝統的な丸みのあるラウンドトウ。 ややゆとりがあるボールジョイントは、幅広な日本人の足に馴染みやすいラストです。 また、土踏まずを絞る事で足を支えるフッティングになっているのが特徴で、やや小さめのヒールカップも日本人の踵にフィットしやすい形です。
外羽根の快活なイメージでオンオフ問わず!
130周年を目前にした2015年、「Contemporary besides somewhere between Formal and Casual」というコンセプトのもと、ラスト1886を用いて、現代のスタイリングにあうようにモダナイズドしました。
フォーマルとカジュアルの間で履ける現代的な英国靴を目指し、「1886 Collection」として新たなスタートを切りました。伝統に培われた英国のクラシックでトラッドなスタイルを現代的に再構築した「1886 Collection」は、「古い文化と新しい文化」が共存する英国そのものを表現したコレクションであり、チーニーの新しい定番コレクションとして定着しつつあります。
ALDERTON(アルダートン)
アルダートンはラスト1886を使用した5アイレットプレーントウダービーシューズです。
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何の奇をてらわない、ごくごく普通の靴ですね。どんなスタイルにも合わせることができる万能なデザインの靴です。
スーツにはもちろん合いますし、休日はジャケットやブルゾンを羽織り、下はジーンズなどでも気楽に合わせることができ、オンオフ兼用の頼もしい靴として、コーディネートを楽しむことが出来ます。
カジュアル?と疑問をお持ちの方に、コーディネート例を挙げるとすれば、スイングトップと呼ばれるネイビーカラーのブルゾンに、ホワイトのオックスフォードボタンダウンシャツ、そしてボトムスには、テーパードがかかった細身のチノパンやジーンズで簡単お手軽にスタイルが完成します。
靴のボリューム感を活かすのであれば、ブルゾンも昔ながらにゆったりシルエットのものを選び、ボトムスもリーバイス501のような、ゆったりとしたストレートジーンズを合わせるといいのではないでしょうか。
まだまだ靴の手持ちが少ない方は、このプレーントウダービーの靴を揃えることをオススメします。
急なお葬式など、いざというときでも、失礼に当たらない靴なので、本当に万能です!
最後まで読んで頂きありがとうございます。