クロケット&ジョーンズのコインローファー5選! ボストン・リッチモンド・ハーバード・シドニー・テイン

まだまだ続く、クロケット&ジョーンズの靴の話。

夏も過ぎましたが、コインローファーシリーズを紹介していきます。

どうしてもアパレルショップの運営上、夏のセールが過ぎ、秋冬物の新作コレクションが入ってくると、ローファーは店頭から消えてしまいますが、決してローファーは真冬に履けないものではありません。(だって学生さんは1年中履いてますからね)

むしろセールも終わり夏を過ぎたころに妙に欲しくなるのも、コインローファーあるある。

永遠の定番シューズの1つと言えるでしょう。

クロケット&ジョーンズはコインローファーは種類がいっぱい!

クロケット&ジョーンズのローファーといえば、昨今騒がれに騒がれているタッセルローファー「キャベンディッシュ」ばかりが目立ちますが、コインローファーのシリーズもとても充実しています。

ひとつひとつデザインが違うのはもちろん、木型も種類が充実しているため、「〇〇のモデルは合わなくても、〇〇モデルのモデルなら合う」という安心感もあります。

先にクロケット&ジョーンズのコインローファーの特徴と傾向を、私の言葉で簡単にまとめると…

「スマートカジュアル」というところに落ち着きます。

これから詳しくひとつひとつ紹介していきますが、クロケット&ジョーンズのコインローファーは「ボストン」、「ハーバード」、「リッチモンド」とアメリカの地名をモデル名として与えていることが多く、コインローファーの本家アメリカを意識しているのは明白です。

しかし、G.H.BASSやコールハーンのような野暮ったさを感じさせることもありません。

ボテッとしたラウンドトウとはまた違った、ポインテッド風のノーズの長さを感じるものやモカ縫いのきめ細かさが成しえるディテールです。

製法も伝統的なグッドイヤーウェルト製法ながら、コバ周りも極力すっきり見せるようにぎりぎりのところまで削っています。

コバ周りがすっきりすることによって、全体の印象がエレガントになります。

学生靴という感じではなく、大人がジャケパンスタイルなどで、オフィスカジュアルやより締まった休日スタイルを楽しめるような雰囲気に仕上がっています。

そう、「スマートカジュアル」なコインローファーが出そろっているのです。

目次

クロケット&ジョーンズ コインローファー5選!

それでは数あるクロケット&ジョーンズのコインローファーから5モデル紹介していきます!

ボストン

まずはクロケット&ジョーンズのコインローファーの顔となっているモデル、ボストンから紹介です。

ラスト314のアメリカントラッドなコインローファーです。丸みがあり、もっともアメリカ風のコインローファーです。しかし、決してボテッとした印象ではなく「スマートカジュアル」。

コットンパンツやボタンダウンのオックスフォードシャツ、ニットタイでまとめれば、アイビースタイルの完成です。

デザインベースはボストンそのままで、カカトの小さい日本人向けに、よりカカトとウエストラインを絞り込みホールド感を高めたラスト376を使用した「ボストン2」というモデルもあります。

 リッチモンド

リッチモンドは、スエードとアンライニング仕様にすることにより、雰囲気と履き心地の柔らかさ前面に出したモデルです。

足馴染みが非常によく、グッドイヤーウェルトながら履き馴染みに苦労しにくいのも◎。

なだらかにサイドウォールが立ち、甲部分が存在感のあるラスト314使用のリッチモンドは、オン&オフ兼用としてコーディネートしやすいでしょう。こげ茶のスエードであれば、冬でも寒々しさを感じさせません。リッチモンド、ボストンに使用されるラスト314はモカ縫い専用のラストとして親しまれているアメリカンクラシックラストです。

ハーバード

こちらはボストン2とリッチモンドを掛け合わせたようなモデルです。

アンライニングのスエード仕様で、ラストは376を使用しているため、平たく言うとボストン2のスエード&アンライニング版といった感じです。

丸いトウの中にほんのりとしたノーズの長さがアメリカのコインローファーとは違う印象が生まれる秘密があります。

シドニー

ノーズが長く、ポインテッドトウで、特徴的シルエットを持つラスト341を使ったローファーです。

今やクールビズスタイルの定番となっているローファーですが、仕様によって使い方が大きく異なってきます。ボストンのようなアメリカンな雰囲気ではなく、こちらはややヴァンプラインを長めに設定することでノーズを長く見せ、ドレス感をアップさせています。ゆえにオンビジネスとの相性は抜群。

黒のスムースレザーであれば、スーツにも使えるようなコインローファーです。

テイン

ノーズが長く、ポインテッドトウのラスト341を使ったローファーです。

アンライニングで柔らかなスエード仕様になっています。

シドニーのスエード&アンライニング版といったところでしょうか。

スエードなので、スーツよりかはジャケパンスタイルにマッチするでしょう。

これだけ多くの種類がひしめくクロケット&ジョーンズのコインローファー。

よく見ると、ちょっとした素材違いで名前がコロコロと変わるので、覚えるのが難しいかもしれませんが、この5つを抑えておけば間違いありません。

あとは、自分がどういったシーンに、どういったスタイルで合わせるかによって、決めていくといいでしょう。

学生風になりたくないので、あればスエードを選ぶと吉。一気にあなたのスタイルに雰囲気の良さが加わるでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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