各地で桜が一気に開花していますね。
私の家の周りは桜の木が多く、春になると圧巻ですが、今年はその時期が早く、もう既に散り始めているような状態です。
それだけ一気に気温が上がる傾向にあるということなのでしょうか。
年々スプリングコートの出番は減少傾向にありますね。というか使うことなんて滅多に無いレベル…。
たまーに梅雨前くらいに、10℃を下回るような冬に逆戻りした日もありますが、スプリングコートではその寒さを防ぎきれないですし、いよいよ使い道がないような…
男性ならウェイト350g/mくらいの綾織りのスリーピースがあれば、寒さも感じません。
スプリングコートを買うなら、スーツを2着買った方が幸せな気さえします。
本当あと1ヶ月もすればポロシャツで一枚で十分という日も少しずつ出てくるでしょう。
この地球規模の気温の変化に、当然人間も順応せざるを得なく、服装も変化して自然なのです。
ビジネスシーンでは着崩せるビジネスカジュアルがどんどん浸透しています。
5月も中旬になれば、ノーネクタイ、ノージャケットで歩く人も増えます。それだけ暑いということでしょう。営業の時ジャケットを着て歩き回っていたら汗まみれになる…。
私の会社もほんの6年前にようやくクールビズ期間にノーネクタイが認められました。そこからが早かった。ここ3年でノージャケットまで許されるようになり、劇的なドレスコードの変化が起きています。
しかし同僚たちも楽である一方、どうにもシャツ1枚では気持ちが締まらない。というか、商談の時もこれでいいのか?と思っているそうです。
と、いうことでジャケットはやはり着たい様子。
そこでここ数年の日本の暑い春夏をフレッシュに乗り切るためのジャケットの要素を考えてみました。
①出来る限り涼しく
②着心地も楽
③軽くて持ち運びも楽
④着ないシーンが多いので、たたんでもシワになりにくい素材
こういったものになると、ジャケットとカーディガンの合いの子のようなジャージージャケットが候補に上がってきます。
このジャージージャケットは主にイタリアのブランドが得意ですが、特に私が最近注目しているのがCIRCORO(チルコロ)のジャケットです。先日の記事でも少し触れましたね。
目次
CIRCORO 1901(チルコロ 1901)の概要
CIRCORO(チルコロ 1901)は南イタリアのバーリに本拠地を置くテキスタイルカンパニー S.G.L.社が展開するブランド。ジャージー素材とニット素材を多用し、リラックスウエアとドレスウエアを融合した革新的なコレクションをリリースしています。
イージーかつクラシックをテーマになっており、今回紹介するジャージジャケットはチルコロのアイコン的モデルです。スウェットのようにストレッチがきくため、窮屈さがなくリラックスして着ることができ、シワの心配もありません。
では、早速チルコロのジャージージャケットの一部を見てみましょう。
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この2つのチルコロのジャージージャケットはオンでもオフでもどちらでも使え、着回しがとてもききます。一粒で2度美味しいとはこのことです。
そこで今回このチルコロのジャケットを使って、着こなしの例を考えてみました。
仕事の場合の着こなし
このジャージージャケットをドレスアップして仕事の第一線で活用するためには抑えておきたい3つのポイントがあります。
①清涼感
②カチッとした雰囲気
③リラックス感は小物使いで残す
という点です。
まずはシャツ。
ペールブルーを基調としたクレリックシャツでブリティッシュで誠実な感じを加えます。
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ネイビーのニットタイ。
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よりビジネス色を高めるならフレスコタイにします。
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下はグレーのウールスラックス。インコテックスはパンツのラインが絶妙です。
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足元は黒のシングルモンクでリラックス感を出しつつもピリッと引き締めます。
輝けライフ!一押しのベケットさんにここでも登場してもらいましょう。
これでクールビズは間違いなく乗り切れるはずです。
お休みの日の場合の着こなし
お休みの日の場合はもっとラフに。気楽にコーディネートを楽しんでみましょう。
同じくチルコロのVネックシャツをチョイス。色はグレーあたりが合わせやすいでしょうか。
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下は短パンにしてみます。
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エヴィスでポップなイメージをつけてみました。
ここで1つ注意点。ハッキリ言って、ここ数年のトレンドだった極端な膝上のパンツは、いい歳した男性が履くにはかなり”痛い゛ファッションです。なんでも過剰は良くないですね。
そしてタッセルローファーを合わせてみます。
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もっと気軽な雰囲気ならエスパドリーユもいいでしょう。エスパドリーユは街を歩くときにはしんどい靴ですが、お洒落な雰囲気は出しやすいです。
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簡単ですが
ポリウレタンは物持ちに劣りますが…
ジャージージャケットはいうなれば、スウェットと一緒です。つまりストレッチ材=ポリウレタンが入っています。
前に、ブルネロクチネリのコットンパンツを買った記事でも触れましたが、ポリウレタンは生成された瞬間から劣化が始まる素材です。
ゆえに物持ちを考えて10年使いたい、となった場合適しませんが、そもそも春夏物の洋服は素材も耐久性が強くありません。
強靱なイギリス製の生地であっても、日本の真夏の直射日光、それに伴う汗によって、劣化はとても早いものです。
ですから夏物に関しては、ある程度割り切って、柔らかなオンオフ着回しのしやすい、チルコロのジャージージャケットのようなものを揃えるのもひとつの正解だと思います。
そして今後ますます需要が高まると思っています。
スーツはパンツが先にダメになり、ジャケットだけが残りやすいものです。
無地系のスーツだとジャケットをブロークンスーツスタイルで着回すことが可能ですが、
スーツがストライプ系のものだと、パンツだけ、ジャケットだけというのは非常に使いにくくなります。ほとんどの場合パンツがダメになるとジャケットも一緒に事実上使えなくなることもあるのです。
そういう意味では、ざっと3年は使えるはずのチルコロのこのジャケットは十分役目を果たすといえます。
クールビズ、一体どんな格好をしたらいいかわからない、という方は、このチルコロのジャケットをチェックしてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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