Church’s(チャーチ) Pembrey(ペンブリー) イギリスが手掛けるアメリカンローファー

今日は全国的に気温も下がり、平年並みの気温になるようですね。

昨日も日中は夏のような暑さを感じ、どこかは29℃を観測したというから、陽気も変です。

ここ3年は夏日を観測する日にちが年々早まっているようです。地球温暖化の影響ではない(この短期間で地球温暖化がここまで進むものではないためだそう)といっていましたが、果たして本当のところはどうなのでしょうか。

こういう地球環境規模の変化が起きているので、やはり良質な革を手に入れるのは年々難しくなっていくということが考えられます。

それは私も革靴の革は出来るだけ良い品質であってほしいですが、そのために環境を壊したり、無駄な殺生をしたり、働く人が危険薬物で体を壊したりしてまで、革が欲しいと思いません。

古来より人間の生活の傍に必ずあった革製品。決してこれからもなくなることはないと思いますが、出来るだけどこの方面にも必要とされ、その技術がより昇華されることを願っています。

昨日の夜くらいから気温も下がり、平年並みといったところでしょうか。4月くらいこの気温で過ごしたいですね。まるで夏のような天候が続くようでは体が参ってしまいます。

こう暖かくなってくるといよいよ春夏用の服に完全に衣替えし、またそれに合わせて軽快な靴を履きたくなるものです。

ここ最近、当サイトではローファーはイタリア系のものを履きたいですね、とイタリアンローファーを推進しています。

そうと言いつつも、私もアメリカやイギリスのブランドのローファーが嫌いなわけではありませんし、むしろ好きなのです。

今回紹介するのはChurch’sのコインローファーのうち、ワンモデルを紹介したいと思います。

モデルはPembrey(ペンブリー)です。

目次

Church’s Pembrey(ペンブリー)

チャーチの中でも比較的珍しいコテコテのアメリカンローファーなのが、Pembrey(ペンブリー)です。

使われているラスト(木型)はラスト126という、かなり珍しいものを使っています。ローファーなどのスリッポン専用のラストだと思われ、私もこのペンブリー以外にラスト126を使っているモデルはほとんど見たことがありません。

現行で出ているモデルではOreham(オレハム)というキルトタッセルローファーが同じラスト126を使っていますが、本当にこれくらいしか見たことがありません。

チャーチは意外とコインローファーが得意なブランドで、ラスト違いなどで本当に多くのローファーを出しています。

ラスト93を使ったDarwin(ダーウィン)やラスト101を使ったWesley(ウェースリー)がその好例です。

しかし、このペンブリー以上にアメリカアメリカしたローファーはありません。

まずコインローファーと呼ばれる所以となった、コインを挟んでいたという甲部分のサドルについた窓枠。そのサドル部分の付け根は「ビーフロール」と呼ばれるサドルのベルトをモカシン編みの部分に大きく巻きつけて縫い上げたデザインになっています。

なぜビーフロールと呼ばれるかというと、この巻き付けた部分が牛肉を巻きつけたときの様子に似ているからだそうです。

そしてタンはギザギザになっています。このギザギザがなんともアメリカのローファーのような雰囲気にしています。

それこそ昔はアメリカにも優良な靴メーカーがたくさんあったので、このようなタンがギザギザした典型的なアメリカンローファーは珍しくありませんでしたが、ほぼ壊滅状態になったアメリカの本格靴ブランドでは珍しくなっています。もちろん安いメーカーの靴などでは残っている意匠なのかもしれませんが…。

今、全世界の靴ブランドを見渡した時、既製靴の中でタンにギザギザを入れているアメリカンなローファーを出しているのはこのペンブリーとアレン・エドモンズくらいでしょうか。滅多に見かけない意匠です。

ライニングはついていないアンライニング仕様で足当たりが優しいのが特徴です。

これもメーカーの違いなのでしょう。

同じイギリスの靴ブランド、クロケット&ジョーンズのハーバードというコインローファーもアンライニング仕様ですが、ハーバードのほうがイタリアのローファーにより近いクタクタした感じです。

ペンブリーのほうが、アンライニングながら割としっかりした感じで、触れば柔らかいのですが、クタクタな感じでは全くありません。アンライニングだから最初からかなり快適というわけでもなく、ちゃんと馴染むまで時間は少しかかった印象があります。

…このような特徴があります。

イギリスの靴ブランドが本気でアメリカ風味のローファーを作るとこのような感じになるんだな、と何だか面白くもあります。

肝心の履き心地

肝心の履き心地は?というと、これが本当に履きやすいローファーなのです。

サイズはチャーチのラスト173で7.5なら同じ7.5でまず問題ありません。

コロンとしたローファーなので、捨て寸が短く感じますが、これはこの手のローファーにつきものなので我慢です。

履き口が深めに作られているため、カカトがすっぽりと深くハマり、足が逃げにくく履きやすさがまず抜群です。

もちろん個人差があるので一概には言えませんが、やはりチャーチの靴は、イギリスの靴ブランドの中でも最もカカトが浮きにくいと感じます。

カカトが浮いて仕方のない革靴ほど履いていて気分の悪いものはありません。それがないだけで高評価です。

また、ライニングがないので足当たりはやはり優しく、またグッドイヤーウェルト製法によって作られているので、ローファーにしては長時間の歩行もしやすい方だと思います。

しかも型崩れが起きないので安心してガンガン履くことができます。

私の場合履き口が笑わないという点も◎

あと個人的にいうと、偏平足気味な私でも履き口が笑わないというところが最大の魅力でした。

靴が笑ってしまう人は偏平足だったり内側に体重がかかったりしているものですが、このコインローファーの場合は履き口が笑いませんでした。

これがないというのは大きい要素です。

ローファーを履きたくても、いびつな形になるから避けていたという人には、このペンブリーをぜひ一度試してみて頂きたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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