ブルネロクチネリのコットンパンツのその後

暑くなったり寒くなったり天候が安定しない日々が続きますね。

平織りのスーツを出したと思えば、割と重め、具体的にはウェイト400gの綾織りのスーツを引っ張り出したり、全く節操がありません。

400gだと日中は暑いのに夜はこれでちょうど良くなったりと、気温という面で、着る服に悩みまくっています。

さすがにフランネルはシーズンオフということで、タンスの中で冬眠ならぬ、春眠、夏眠につきましたが。

私はアパレルショップの店員のように、春夏が並んだら春夏用の装いをする必要も無いので、地球のご機嫌に合わせて服を変えています。

しかし、昔と違って感じるのが日差しの照りつけですね。春のうららかな日差しというよりは夏の日差しに近いジリジリとした暑さを感じます。

今年の夏もますます暑くなりそうな様相です。

クールビズもどんどん進んでいくのでは無いでしょうか。

5月に突入すればジャケット無しで出勤する人で街は溢れますからね。

洗えるスーツ以外のオーソドックスなスーツは洗濯機で洗えませんから、汗をかいて暑いし、清潔感が無くなるしでいよいよジャケットを着る機会が減っていきます。

何よりそんな中で無理して着ていると、せっかく買ったスーツがアッという間に劣化していきます。

普段はビスポークのスーツばかり着ているという私の知り合いも、夏だけは吊しのスーツで済ませています。それだけ傷みが早いということでしょう。

いつもはこのサイトで偉そうなことを言っている私ですが、

私も洗えるスーツも試しに買ってみたことがあります。結構期待もしていました。汗っかきの男が、夏場までもオーダースーツにして、消耗ばかりしているのも勿体ないと感じたためです。

ですが!

この洗えるスーツには最大のデメリットがありました。

ほぼすべての洗えるスーツには、ポリエステルやポリウレタン主体で作られており、何回か洗濯を繰り返すたびに化繊の最大デメリットの1つである、ベタつきが起こるようになるのです!

このベタつきの不快さときたら、たまったものではありません。

肌にピッタリとくっついてくる感覚はまるでトカゲの肌にずっと触れているかのようです。

また、ベタつきのみならず、繊維が伸びてダルダルになるという致命的な欠点があります。

と、いうところで結局洗えたところで耐久性はあがるわけでもなく、体感ではワンシーズン

着たら寿命が尽きるといった感じです。

おまけにウール素材に比べ、明らかに見た目も安っぽいです。

しかも値段が決して安い訳ではなく、4万円以上はするので、ウォッシャブルスーツは究極にコストパフォーマンスが悪い商品だと思います。

しかし、ウールに殺菌作用などがあるとはいえ、汗にまみれたスーツを着続けるのもつらいというのは私もよくよくわかります!

洗えて、丈夫で、クールビズ期間にビジネスにも使える素材は何か?

それはやっぱり綿です!

特に綺麗目なコットンパンツであれば、上にジャケットを羽織ることで立派なビジネスカジュアルスタイルが構築できます!

会社の服務規程、お取引先の性質など諸所の問題さえクリアすれば、コットンパンツは十分ビジネスで使えるはずです。

ただし、商談などで履いても問題ないレベルのコットンパンツとなると、難しくなってきます。それなりの値段を出さないと美しいシルエットも出ません。

私もユニクロのコットンパンツを試したことがありましたが、やはりシルエットがカッコ悪く、こだわって直そうと思ったら、5,000円以上余計にかかることが発覚し、大変がっかりしたこともあります。

私個人のコットンパンツに求めるものは…

  1. シルエットはかっこよく(この条件を満たすには2万円以上は出さないと手に入らない)
  2. なるべくウレタンなどが入っておらず長持ちするもの
  3. きちんと洗えてガシガシ履いて問題がないもの

というものです。

これが探すとなかなか見つからない!

私がようやく見つけたのが、ブルネロクチネリのセールで販売されていたコットンパンツでした。

これがとにかくめちゃくちゃ良かった!

履いて1カ月ほど経つので、その後の調子を紹介したいと思います。

目次

ブルネロクチネリを履いてみて…

とにかく手触りが素晴らしいという事は、何度かこのサイトで紹介しています。

ジョンスメドレーのシーアイランドコットンのような滑らかさが肌を包みます。表面も頬ずりしたくなるほど滑らかです。

そして良かった点は手触りや肌触りだけでなかったですよ。

クリースがとれにくく、耐久性がある

とにかく履いていて、クリースがとれません。もちろん膝抜けもしません。

イギリス系の生地だとこういった頑丈さが売りですが、イタリア系のものだと着心地優先で、この点がおざなりになる傾向にありますが、やはりパンツが定価8万円以上するブランドのものになると、話が違います。

打ち込みもしっかりとしていて、耐久性も申し分なさそうです。

イタリアのブランドだったので、買う当初は高いばっかりで耐久性がなかったらどうしよう?なんて思っていたのですが、結果をみれば杞憂でした。

実用面でも欠点は見当たりません

油汚れが飛んだりしても、きちんと拭いて落とせば、シミになることもありませんでした。

高級ブランドになると、デリケートな素材になることがありますが、と、いうことで実用面でも問題はなさそうです。

むしろこれからガンガン履き込んで、どんな雰囲気になっていくかが楽しみな1足となりました。

シルエットも素敵

シルエットとしては、ウエスト回りとわたりに程よいゆとりがあって、裾に向かって強めのテーパードをかけています。着丈も短め。

この点は現在のクラシック回帰の流れによくマッチしていると思います。

こてこての太いパンツでなく、ジャケットを脱いでシャツとパンツ姿になっても見た目を損ないません。

このシルエットは60年代のイギリスのスーツシルエットによく似ていると感じます。

この年代のスーツ姿は今見ても新鮮です。

と、いうことで肝心の見た目の部分も申し分ありません。

まだ一部セールになっているものもあるようですよ。

クールビズの装いを揃えだす今、このブルネロクチネリのパンツを見逃すことは考えられませんよ!

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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