今日も真夏日ですね。
このゴールデンウィーク中は完全に私もポロシャツ一枚で、そんな日が幾日か続いています。
心なしか湿度も夏に近づいているのか、ちょっと汗ばみ方が春のようでは全くありません。
もうジャケットを羽織っている余裕はどこにもありはしません。完全にノックアウトされてしまいそうな気温の高さです。
足元は何度も言うようですが、モンクストラップシューズを合わせています。ちょっと格好をつけすぎでしょうか?(笑)
タッセルローファーやコインローファーなんかもいいのですが、もう少し大人っぽく、そして他の人とは差をつけたいというのが意図です。
ドライビングシューズはすぐにヘタれるのであんまり好みではありません。軽快さはいいんですが。
この夏場、男が選ぶべき革靴はこれだけなのか?と考え込んでしまう人もいるかもしれませんが…。
実はもう1つ大人の男が選ぶべき革靴があります。
それがグルカサンダルです。
サンダルはサンダルでも、実に大人っぽい佇まいです。
革というマテリアルは特別なものがあります。
その動物の命を直接を頂いて作るものなので、製品自体に重みが出るものです。
ビーサンとも違いますし、スニーカーとも全く異なります。
では、このグルカサンダルの魅力はどこから来るものなのでしょうか?
目次
グルカサンダルの歴史
グルカサンダルの歴史は紳士靴の起源、イギリスから始まっています。
19世紀、英国東インド会社の利権を守るために英国陸軍が編成した部隊、複数のネパール山岳民族から構成されたグルカ兵に支給された軍靴が起源になっています。
当時のグルカ兵の写真をみると、少々不明瞭なものが多いですが、確かに革製のサンダルを履いているものがあります。
それが時を経て、今は春夏シーズンのファッションアイテムとして注目されるようになっています。
サンダルの通気性と革靴の見た目、そして革ならではの足になじんでいくフィット感の良さをもった靴。
それがグルカサンダルなのです。歴史と革馴染みによって履きやすくなるのがグルカサンダルの魅力です。
つま先のほうの露出が少ないので、不潔な都会の街を歩くときにはとても良いと思います。
2、3年前グルカサンダルはすでに注目され始めていましたが、その多くはイタリア靴ブランドから発信されるものでした。
例えばフェランテのグルカサンダル…。
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FERRANTE(フェランテ)シュリンクレザーグルカシューズ GURKHA 45171000035 |
コバの張り出しもほとんどなく、いわゆるサンダルの顔つきです。無駄はなくすっきりしています。こんなイタリア靴ブランドが出すスマートなグルカサンダルは出ていました。
フラテッリ・ジャコメッティはいつもグルカサンダルを出していますが、完全にラグジュアリーなもので、象革やイグアナの革など一癖も二癖もある素材を使ったグルカサンダルが目立ちます。
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F.lli Giacometti(フラテッリ ジャコメッティ) グルカサンダル-ELEFANTE/GRY (グルカ サンダル レザー シューズ 靴) FG166-GRY【MUS】 |
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ラグジュアリーでカッコいいんですが、ちょっと狙いすぎている感が強いのがイタリア靴ブランドが手掛けるグルカサンダルといった印象です。
コバの張り出しがなかったり、時には(それも珍しいことではないのですが)縫い合わせずにセメント製法で底面を接着しただけのものもあります。
しかし、昨年から兆しが見え始め、この2018年はハッキリとグルカサンダルの流れに大きな変化が出始めました。
イギリス靴ブランドのグルカサンダルが目立ち始める
2018年は元祖グルカサンダルの潮流、イギリスにてグルカサンダルをコレクションに加えているブランドが目立ち始めました。
イタリア靴ブランドに比べて、流行を拾いきるのが得意ではないのがイギリス靴というものですが、それでもここ最近のイギリス靴もイタリア靴に負けじと紳士靴の最先端を先導しています。
今、グルカサンダルを主に作っているのはクロケット&ジョーンズとチーニーですが、特にチーニーはグルカサンダルの製造に力を入れていると感じます。
CHEANEY(チーニー) PENZANCE2(ペンザンス2)
今回例としてご紹介するのは、チーニーのPENZANCE2(ペンザンス2)です。
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チーニー CHEANEY グルカサンダル ペンザンスII ブラック カーフスキン レザーソール グッドイヤー |
なんとラストも本格的にラスト1886を採用しています。
このラスト1886の靴は今まで当サイトで幾度となく紹介しています。アルダートンなんかがいい例ですね。
同ラストは1996年にチーニーの現在のファクトリーの設立100周年記念として制作されたラストです。
ラウンドトウと短すぎないコロンとした顔つきが特徴です。これによって指周りに無理がありません。
きちんとグッドイヤーウェルト製法によって底も縫い合わせて作っているので、当然オールソールもできます。
コルクも入っているため、マッケイ製法やセメント製法で作ったグルカサンダルよりも、距離を歩くときは、こちたのほうが歩きやすさがあるでしょう。
コバの張り出しも実に男っぽく、野暮ったさが出るので、お洒落を狙いすぎの感じが薄れるのも良いポイントです。
今シーズン、グルカサンダルに挑戦してみませんか?
ポロシャツに短パン、そしてグルカサンダル。
代わり映えがしにくく、お洒落が難しいといわれるメンズの夏場のファッションに大きな変化を与えることのできるグルカサンダル。
まだ遅くありません。2018年挑戦してみませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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チーニー CHEANEY グルカサンダル ペンザンスII ブラック カーフスキン レザーソール グッドイヤー |