どんな季節でも活躍できるカジュアル靴を探したい…。
色々な方面からアプローチできる靴というのは、持っていて大変便利なものです。
私の場合、それはチャーチのライダーⅢに当たると思います。
真夏でも平気で履いてます。そんなに暑苦しくないと思います。
オンでもオフでも着方さえ考えれば問題なく履けるのがこの靴の便利さときたらたまりません。
オンであればジャケパンスタイルに取り入れますし、スーツでもフランネルなどの起毛感のあるものや、フレスコみたいにざっくりした生地感のあるものと合わせればバッチリ。
オフスタイルはバラクータG9大先生と合わせればそれで終了。簡単に格好がつくのです。
別にライダーじゃいけないわけではなくて、クロケット&ジョーンズのチャートシーなどオーソドックスなチャッカブーツであれば誰にでも出来る格好だと思います。
チャッカブーツではないなら、この役目を請け負えるのは、タッセルローファーでしょうか。
何だかんだこの靴の人気は高いです。
クロケット&ジョーンズのキャベンディッシュが代表的ですが、その他のメーカーが出しているタッセルローファーだってなかなか素晴らしいですよ。
今回紹介するのは、実力派イギリス靴ブランドのチーニーから、HUBERT(ヒューベルト)です。
目次
CHEANEY(チーニー) HUBERT(ヒューベルト)
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CHEANEY(チーニー)のHUBERT(ヒューベルト)はオーソドックスなラウンドトウのタッセルローファーです。
アメリカ発祥のタッセルローファーですが、このヒューベルトもアメリカ式の丸みのあるタッセルローファーそのものです。
ヒールカウンターのステッチワークもオールデンの元祖タッセルローファーと同じ。
本格的なアメリカンローファーの意匠です。
ラスト214を使ったチーニーのタッセルローファーといえば、HARRY(ハリー)が有名です。
このヒューベルトとハリーの相違点は、タッセルローファーの紐がツイスト式になっているという点です。
このツイスト式のタッセルは見た目をより大人の雰囲気にしてくれるさりげないアクセントになります。
スエードとは違い、スムースレザーになり、色味も違うため、秋冬の重厚感ある服装にも負けない雰囲気がでます。
普通のタッセルローファーに一捻りしたい方はヒューベルトをチョイスしてみましょう。
ラスト214
このHUBERT(ヒューベルト)に使われているラスト214はアメリカの元祖タッセルローファーのようなラウンドトウが特徴です。
先にも述べたように、同じタッセルローファーのHARRY(ハリー)にも使われているラストです。
チーニーの代表的なコインローファー、ハドソンに使われいるラスト5203よりも、もっと甲がピッタリと抑えてくれるような攻めたフィット感で、ヒールカップはラスト5203に似た印象です。
個人的にはキャノンに使われているラスト277よりもさらにピタッとした印象です。
私はこれらのローファーを履いてみて、サイズもウィズも全て同じサイズで、いずれも変わりませんが、個人的にはこのラスト214が一番ピッタリとしたラストだと感じました。
タッセルからさらに履き口の方に向かうところで、急にグッとせりあがった甲が見た目にも印象深いですね。だからといって極端に甲高というわけでなく、足に沿ったフィット感と見た目の抑揚があり、さらにタッセルから甲の一番頂点までに若干間が生まれているので、クロケット&ジョーンズやオールデンといった他のブランドのタッセルローファーとはまた違った雰囲気です。
ちょっと捻っていて、秋冬に使いやすいオールシーズン履けるタッセルローファーをお探しの方は、このヒューベルト、ぜひチェックしてみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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