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ドレスはドレスのプレーントウダービーを
最近ドレスのプレーントウダービーの魅力に取りつかれている私です。
もう約一年近く前になりましょうか、Church’sのOSLO(オスロ)というモデルを紹介しました。
イギリス靴らしい剛健な作りに、モダンな感性が取り入れられたロングノーズのラスト、ラスト136を使用したモデルです。
この長い見た目がイギリス靴っぽくないということで、敬遠される人もいらっしゃるかもしれませんが、スーツやジャケットスタイルにあわせるプレーントウダービーであるならば、私はやはりややノーズが長めに見えるスラリとしたものが良いと思います。
最近は仕事でスーツを着ない人もかなり増えたので、オンオフ問わず履ける靴が人気です。一時期私もそんな靴ばかり履いていましたが、やはり仕事の時は仕事用の靴、お休みの日にはお休みの日用の靴と使い分けることでお洒落は極まっていくのだと最近身に染みて感じます。
なんでも器用にこなす万能なものなど、一見あるようで実はないのです。
ただし、スーツスタイル以上であれば、このドレスのプレーントウダービーほど守備範囲の広い靴はそうありません。
このようなチョークストライプから…
ほぼ無地に見えるシャークスキンまで、なんでも拾うことができます。
もちろんネクタイ、シャツが無地なのか柄なのかどうかというところで大きく着こなしは変わってきますが、柄シャツにペイズリー柄のネクタイのような華美な装いでなければ、まずこのドレスのプレーントウダービーはマッチします。
ドレスのプレーントウダービーはイギリス靴よりも、イタリア、フランス、スペインといった大陸的なスマートなシルエットを持つドレッシーなものこそ美しいと感じるのが多いです。
Cordwainerのプレーントウダービーシリーズ
以前、スペインのグッドプライス、グッドクオリティブランドのCordwainer(コードウェイナー)もすらりとしたプレーントウを作ることが得意です。
まずはこちらのプレーントウ。
いわゆるスクエアフロントのプレーントウです。
2アイレットでスクエアフロントのプレーントウダービーはイギリス系の靴ではまず見かけないデザインの靴です。
靴をつま先から見て、前方から切り返しがシンプルに一か所しかないので、非常に清楚なデザインです。もともとラストのノーズが長いのも手伝って非常にドレッシーな雰囲気になっています。
こちらはブラウンカラーでカジュアルな雰囲気も出るので、イタリアンカジュアルが得意な方にも使っていただけそうなスタイルの靴です。
こちらはVフロントの2アイレットダービー。羽根を形成するパーツがサフィアーノレザーになっており、コンビシューズとなっています。これもイギリス靴にはまずないデザインですね。
ヘリンボーン柄の羽根は面白いですね。
Vフロントはノーズが長く見える効果があります。
こちらはVフロントとスクエアフロントが複合したようなスタイルの3アイレットのプレーントウダービー。
クロコの型押しがまた色気を感じさせますね。こういったラテンの色気を感じさせるのは、スペイン靴の良さになります。
ダークブラウンはより明るい雰囲気になりますね。
そして最後にイントレチャートのプレーントウ。
これは最初に紹介した2アイレットスクエアフロントのプレーントウの素材違いになります。
伊達男感満載のこの靴は、ピンクなどの明るい色のリネンジャケットと合わせてもらいたい大人の色気を感じさせるデザインですね。
たとえ上がTシャツであったとしても、粋な雰囲気にまとまるそんな靴になります。
まとめ
いかがでしょうか。一口にドレス寄りのプレーントウダービーといっても様々な靴があることがわかりますよね。
今回紹介したのは全てあなたを足元から格上げしてくれるアイテムであることは間違いありません。
シンプルな靴だからこそ、細部のパターンにこだわってみませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。