アルフレッド・サージェントの記事が続きますよ~。
数あるアルフレッド・サージェントの靴の中から、今回紹介したいのは…
Ramsey(ラムゼイ)
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ダブルモンクです。
アルフレッド・サージェントらしさとダブルモンクならではの色気があります。
使っているラストは、ラスト99というセミスクエアのラストです。
アルフレッド・サージェントのエクスクルーシブラインでは11種類のラストが使われているのですが、その中でもこのセミスクエアのラストを使ったというのが面白いですね。
同じエクスクルーシブラインには完全なスクエアトウのラスト724がありますが、ここまでくると、ちょっとやりすぎな感じもするのです。
この四角いけど丸い感じもあるというのが、実にイギリス靴らしいんです。
そして、こういうラストにありがちな、少し捨て寸が短い感じも実にイギリス靴らしい(笑)
使われている革はワインハイマー社製の革で、ヒドゥンチャネル仕様。
価格帯もここまで質が良いにも関わらず、イギリス靴の中では、頑張れば手に入るくらいの価格に落ち着いているのが嬉しいところ。
目次
ダブルモンクの着用シーンを考える
ダブルモンクの最大の特徴は、言うまでもなく、2つのバックルです。
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このバックルが履いた時に、さりげないアクセントになり、ビジネスシーンの場において華やかな印象がでます。
しかし、このバックルがついているがゆえに…
「派手になりすぎじゃないか?」
「ビジネスシーンにおいて不向きなんじゃないか?」
と思う方もまだまだいらっしゃるでしょう。
そんな風に思われている方…ご安心ください!
ダブルモンクのバックルは、パンツの裾によって隠れますから、そんなに華美な感じにはならないんですよ。
遊びの印象は、キャップトウになっているため、その印象は薄まります。
中にはプレーンなダブルモンクもありますが、間延びした印象にもなりやすいので、やはりダブルモンクはこのキャップトウタイプになっているものが最も使いやすいのではないでしょうか。
キャップトウは靴全体をキリっとイメージを引き締めます。
ですから、スーツなどには好相性なのです。
ダブルモンクの靴はここ数年で一気に人気が高まり、すっかりビジネスシーンにおいて定着した靴です。
ぜひ臆することなく試していただきたいと思います。
逆にジャケパンスタイルにはストレートチップなどよりも、重苦しくない分使いやすいのが特徴です。
フォーマルシーンは紐靴でのぞみましょう
逆にキャップトウだからといって、フォーマルな場面に適しているわけではありません。
やはり、それなりのフォーマルシーンではきちんとした内羽根のストレートチップかプレーントウ。
紐靴を履くのが適しているでしょう。
そうなると、オペラパンプスは?紐靴じゃないじゃん。という方がいますが…
オペラパンプスは最上級のフォーマルシーンで合わせて履かれる大変歴史ある靴なので、混合して考えないようにしないといけません。
ダブルモンクは冠婚葬祭以外の、日常シーンで活躍する便利な靴です。
ぜひ1足加えてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。