さあ月曜日になりました。
今日からまた仕事が始まりますね~。若い頃は本当に仕事が嫌で、朝が起きられなかったです。おまけに冬になると余計に起きられなかった(笑)
金縛りにはしょっちゅうあってました(笑)
私の場合、あれは霊的なものじゃなくて、明らかにストレスでした。
最近は半ば諦めて、あえて早起きするようにしています。
仕事がどんなに嫌でもしかめっ面したところで、状況は変わらないですしね。どんなに辛くても余裕のある対応とバシッと決めた身嗜み、そして明るい笑顔で乗り越えることで男の風格は磨かれていくのではないでしょうか。
1959年のヒッチコック監督の映画「北北西に進路を取れ」ではケーリー・グラント演じる主人公が謎の集団に追い詰められていくストーリーですが、予期せぬ事態の中でも、大きくうろたえず問題を解決しようとする姿がシビれるのです。
まあ、こんなのは映画の話であって、世の中全員がクールでダンディーなわけにはいかないのですが、ほんの少しでも近づくことは出来るはず!
まず、身近なところから変えられるのは表情!
そして身嗜みですよ!
当サイトを御覧になっている、仕事が嫌でたまらないという方はブラシを2本買って、1つはスーツを、1つは靴をブラッシングしてみてください。
特に靴は手入れの差が露呈するものです。当サイトのお手入れ決定版を御覧になって、トライしてみてくださいね!
仕事の嫌なことから逃れる方法はただ1つ。
旅行やなんだで休日を使って誤魔化すことではなく、仕事に真摯に取り組むことです。もちろん身嗜みを整えることも真摯に取り組むことの1つです。テンションを上げる効果がありますからね!
もし、真摯に取り組んだことを平気で裏切るような会社であれば、さっさと辞めた方が良いと思います。
そういう会社って大抵社長がクールでドライであるか、しみったれてるんですよ。二つ揃ったら役満です(笑)
ボーナスも物凄くケチったり。
これからの時代、社員を大事にしない会社はどんどん淘汰されていくことでしょう。
さて、前置きが長くなりましたが、今回も旧チャーチを紹介していきます。
今回紹介する旧チャーチはラスト54。
仕事のテンションはあがる…というよりか下がるかも!?(笑)
目次
旧チャーチ ラスト54とは
旧チャーチのラスト54は70年代に製造されていた2都市時代、いわゆる旧旧チャーチ時代の靴に散見されます。
旧チャーチにはラスト43というものがあり、そのラスト43の後継モデルがこのラスト54を使っている印象があります。
例えば、Antler(アントラー)という鹿革を使ったモデルはラスト43発祥ですが、AntlerⅢ(アントラー3)はラスト54を使っています。
このラスト54が使われている靴は、3アイレットダービーのエキゾチックレザーが使われているモデルもよく見ます。
その他にも、ローファーやエナメルのパンプスなど幅広いモデルに使われていたようです。
グッドイヤーウエルト製法にもかかわらず、コバの張り出しが全くないことです。よって、かなりコバ周りはすっきりとして見えます。
そのため、チャーチの靴=コバの張り出しが特徴とは一概に言えないということがわかります。
ラストの形状自体は真ん丸でボテッとした靴の極みのようです。
せっかくコバの張り出しがなく美しい佇まいなのに、そのムードをぶち壊すかのようなラストです。
捨て寸は気持ち短め。見た目ほどは捨て寸が短くありません。
ラスト173と同じウィズ、同じサイズで大丈夫な人はいるかもしれませんが…
チャーチの靴には珍しく、ヒールカップがかなり大きく、カカトが抜けやすい形状になっています。
旧チャーチ Entebbe(エンテべ)
旧チャーチのラスト54を使ったモデルにEntebbe(エンテべ)というモデルがあるので、そちらを紹介していきます。
インソックに表記はありませんが、エンテべにはHoney Kudu Antelopeレザーが使われています。
クーズーというのは、アフリカのウシ科の動物です。見た目は鹿の様ですが、牛です。
今現在でも、イタリアの靴ブランドなどで、たまにこのアンテロープレザーを使っている靴が出てきますが、どういうわけか「鹿」という誤表記が出てくることがあります。
「アフリカの鹿です」みたいな…
このつぶらな目…
そしてこの大きさと風貌…
確かに見た目は鹿っぽい動物ですが…牛です。
これこそ旧チャーチによく使われていた素材、Real Cape Buckが鹿革という誤った認識がいまだに根絶できない理由の1つだと私は思っています。
と、いうのもReal Cape Buckにはこのアンテロープレザーを使ったスエードという情報が有力視されているからです。
クーズーは牛ですが、より正確に見ていくとウシ科BushBuck属の動物なので、もしかしたらここから「Buck」という名前がとられているのかもしれません。
Wikipediaの英語版で調べても、Cape BushBuckという風に出てきます。
そして、そこに追い打ちをかけるように「アンテロープレザー=アフリカの鹿」というイメージがついてくるので、これが良くない。
そしてファッションライターは牛の革、とは謡いにくいから、どうしても鹿の革と言ってしまうという悪循環に陥っているのではないでしょうか。
さて、クーズーのアンテロープレザーの銀面は野生味にあふれ、引っ搔き傷がありとあらゆるところに残っています。これは自然で生きていた時の傷で、その風合いをあえて残しています。
なお、エンテべとは、東アフリカのウガンダ中南部の都市名です。アフリカの動物の革を使っているので、とてもピッタリな名前ですね。
ちなみにラスト54には、Kruger(クルーガー)という、これまた3アイレットダービーのエレファントレザーを使ったモデルがありますが、これもクルーガー国立公園という鳥獣保護区の名前からとられている様子。こういうモデル名の由来と、革の推定をするのが旧チャーチの楽しみ方でもあると思います。
さて、肝心の靴の見た目ですが…
カッコいい靴とはあまり自信を持って言えません…(笑)
どんな服と合わせていいのか皆目見当がつきません。
昔の人はどんな服装で合わせていたのでしょうか…。
アンテロープレザーのあめ色と靴の形があいまって、きなこ揚げパンのような見た目になっています。
このラスト54の靴は、今日的なファッションには取りいれにくい靴ですが、こういうオールドな靴を探している人にはたまらないのではないでしょうか。
今は、どこのイギリス靴もこんなモデルを展開しているブランドは皆無なので、やはりピンポイントでこのラスト54の靴を探すしかありません。
ヤフオクなんかで根気よく探しているとふいに出てきたりしますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。