サンダース Hi-top CHUKKA マッドガードチャッカブーツの魅力に迫る

週末は秋が戻ってきたような天候になっています。

秋冬を含め、オールシーズン使えるのがチャッカブーツ。

前回に引き続きSanders(サンダース)を紹介していきます。

今回は改めてマッドガードチャッカブーツにスポットをあてていきます。

目次

HI-Top CHUKKAとは

サンダースブランドの顔は満場一致でこのマッドガードチャッカブーツといえます。

正式名称は「HI-Top CHUKKA」といいます。
旧名称「Play Boy CHUKKA」の名はあまりに有名です。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

SANDERS(サンダース)/#6480 SUEDE HIGH TOP CHUKKA (PLAYBOY CHUKKA)(ハイトップ・チャッカ)/snuff suede
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Mud Guard(マッドガード)
という名前のとおり、泥除けを目的としたクレープソールが靴のサイドをぐるりと巻き込んでいるのが特徴です。


クラークスのデザートブーツに採用されるタイプのクレープソールにありがちなクレープの黒ずみは、このサンダースの場合、クレープソールがもともと黒いため、悪目立ちすることはありません。

スエードはイギリスのスエードで著名なタンナー、チャールズ・F・ステッド社の上質なスエードを使っており、色落ちもしにくく耐久性に優れています。



このモデルは、スティーブ・マックイーンが公私共に愛用したマッドガードチャッカブーツと同タイプのチャッカブーツとなっており、その面でもとにかく有名です。

スティーブ・マックイーン主演の映画Bullitt(ブリット)」や…

The Thomas Crown Affair(華麗なる賭け)」でも

マッドガードチャッカブーツを着用しているのが確認できます。


※マックイーンが着用したのはサンダース製のものではないという説があります。

このクレープソールが柔らかく履き心地の良さと愛くるしい見た目、そしてやはりイギリスブランド、どことなくキリっと引き締まる表情が素敵なチャッカブーツです。

007 Spectreでジェームズ・ボンドも着用

マッドガードチャッカブーツはウェルドレッサーのスティーブ・マックイーンが着用したことによって、ファッションアイテムの1つとして欠かせない存在になりました。

特に「ブリット」のダークネイビーのタートルネックにガンホルスターをつけたダークトーンのスタイルは、世代を超えて、そっくりそのまま007シリーズでも踏襲されています。

まず、3代目ジェームズ・ボンドロジャー・ムーアが「死ぬのは奴らだ」で、ブラックのタートルネックを。

そして現ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグが「スペクター」で、N.Pealのチャコールグレーのタートルネック、そして上にはジョン・バルベイトスのダークネイビースエードのレーサージャケット、そしてサンダースのマッドガードチャッカブーツを履いているのです。

ダニエル・クレイグのスタイルはまさにスティーブ・マックイーンのオマージュとも言えるでしょう。

ジャケットスタイルには使えるの?

もちろん使えます。このアッパーとソールの隙間からの汚れを防ぐためのゴムが、カジュアル感を強くなると感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、野暮ったくもなく、お使い頂けます。

マッドガードチャッカの基本色はスナッフブラウンのスエード。

ですから、色合わせもあまり悩む必要はありません。

ネイビー系のジャケットやブラウン系のジャケットに合わせると上品な休日のスタイルの完成です。

「華麗なる賭け」のように、バラクータG9とも相性は最適です。ブリティッシュ×ブリティッシュスタイルの関係です。

※履いているのは別のチャッカブーツですが、こんなイメージはいかがでしょうか。

私であれば、ネイビーかブラウンのツイードのヘリンボーンのジャケットに合わせるでしょうか。こてこてのブリティッシュトラディショナルで行くのが王道。

サイズ感は独特

このサンダースのマッドガードチャッカブーツは、もちろんイギリス製の靴になりますが、サイズ表記に対してのサイズ感が少し変わっています。どちらかというとUS表記のサイズ感に近いものがあります。先にかけて細くすぼまっているためにタイトに感じるのかもしれません。チャーチのラスト173、UK7.5Fを履いている方であれば、サンダースのマッドガードチャッカブーツのサイズは8.0くらいがお勧めです。

オールソールは出来るの?

まず結論から言うと可能です。

ただし、状態によって可能かどうかが大きく変わります。

このマッドガードチャッカブーツですが、製法がそのまま名前の通り「マッドガード製法」というかなり特殊な製法となっています。

アッパーとソールの隙間を無くすために、クレープソールを熱と圧力で接着することによって作られています。

そのため、グッドイヤーウェルト製法やマッケイ製法のように、縫い直しをかけるということが出来ません。

基本はクレープソールが削れてきたら、継ぎ足すことが可能なので、継ぎ足していきます。

それでも履いていると、段々とクレープソールが傷んできて、サイドが剥がれてきます。

そのような状態になってきたら、いよいよオールソールです。

修理屋さんによっては修理を断られるケースもありますが、、、

靴修理業界のパイオニア、「ユニオンワークス」さんではオールソールを行ったこともあるようですし…

札幌の靴修理 Ânon(アノン)でも行っているようです。こちらでは「やり方がわかった」と書いてあるところを見るあたり、かなり信頼できそうです。

マッドガードチャッカブーツのオールソールをお考えの方は直接問い合わせてみると良いかもしれません。

実はユニオンワークスさんではこのチャッカブーツを販売しています。

修理屋が修理のできない靴を扱いもしないはず!その点安心できます。

初めてチャッカブーツを買うという人にもおすすめ

このマッドガードチャッカブーツはスティーブ・マックイーンのようなファッションアイコンが履いているために、お洒落好きな方にもとにかく有名なブーツですが、それは決してお洒落好きの方でなければ履きこなせない、というわけではありません。

クラークスのデザートブーツではなく、本格的なチャッカブーツに初挑戦してみたいという人にもおススメなのです。

理由は特にコーディネートを考えなくても、様になるから。

この言葉以上に他の形容が見つかりません!

チャッカブーツをお考えの方はこのマッドガードチャッカブーツおススメですよ。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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