自分へのクリスマスプレゼントは… 仮縫いをしてきました!

ここのところ月日が経つのが早く、いまいち時間の流れが掴めていない自分です。

ここ数年、季節感が狂うような異常気象にあったり、スマートフォンなどで先取りする情報が飛び交っているからでしょうか?

とはいえ、一気に12月らしい雰囲気が出てきました。
気温はぐっと下がり、今朝起きて吐く息は白く、身震いするような寒さででした。

季節の変化を感じるのはやはり肌身からというところなんですね。

この頃少し感じていたのが、街並みのクリスマス感の少なさ。
数年前は10月の頭からクリスマス商戦で季節感なくバンバンとクリスマス用の商材があちこちで見受けられたものです。特にスーパーなんてガチャメチャにクリスマスケーキの予約を取ろうとしていた気がします。いらないのに何度もかごの中にクリスマスケーキの予約表が渡されるという(笑)

そんな感じだったのに対し、今年は何やら大人しい印象を受けました。

市場が過激な先行勝負を抑えるようになったのでしょうか。
ニュースやデータでみると、さほど変わらないはずなのですが、早い時期からのクリスマスソングをあまり街中で聞かなくなったような気もします。
10月のイベントとしてハロウィンが定着したのも大きな要因なのでしょう。これで季節のメリハリがついたのかな?

ここ数年のクリスマス商戦の節操のなさを、あまり感じなかった(あくまで個人的な感覚ですが)今年が普通なはずなのに、慣れとは恐ろしいもので逆に12月を感じないという事態。

そういう意味で、今日は肌が引きつるような寒さを感じたのは良いことでした。

テーラーでの仮縫いの様子

さて、今日は先日ちょこっと話に出た、私の自分へのご褒美の話をしたいと思います。
自分へのクリスマスプレゼントは、テーラーでのジャケット&パンツのオーダーでした。
きちんと秋冬、特に冬に着て暖かい500g/mの目が詰まっていて、ふっくらと柔らかな生地のものをチョイスしてきましたよ。パンツはキャバリーツイルでいかにも英国らしい生地。

色味も思い描いていた通り!完璧です。

色々な型紙のパンツを履いて、計算しぬいたテーラーさんが熟考したうえに生み出してくれたライン。

最近は季節の移り変わりの穏やかな気候が感じにくくなっています。
クローゼットを開けてみると…

私のワードローブにはスリーシーズン、フォーシーズン用のいわゆる「合いもの」のスーツがなくなりました。

春夏はウェイトにして250~300g/mの通気性の良い平織りやホップサックの生地、秋冬は
ウェイトにして370~400g/mのきっちりと目の詰まった綾織のスーツを着ています。
350gくらいのウェイトのスーツは今日的にはかなり重い目付になるそうです。

私としては…

嘘だろ!ちゃんと一回スーツを吟味して着てみろ!

と言いたいところなのですが、スーツを一番多くの人が利用するだろう量販店が、目安ともなる生地のウェイトを表示をしていないという始末。

さらには店員もよくわかっていない。

これではお客は何となく着て、「生地が厚いな、これじゃ肩が凝るな、暑そうだな」程度にしか感じません。スーツというものが一体どういうものなのかが消費者に伝わりません。

まあ、伝えようともしてないんでしょうがね…。

言葉が乱暴になる前に、本題に戻しましょう。

合いものが便利かと思っていた時期もあったのですが、5月からの急激な気温上昇と9月後半まで続く真夏日、そして10月半ばからの気温の下がり方を考えると、もうきっちりと季節を分けたほうがかえって良いような気がします。
通年着ているとどうしても生地の傷みは早まります。きちんとメンテンスをしないまま、何となく我慢すればまだ着れるだろうと、季節に合わせずダラダラと同じスーツを着続けることほどカッコ悪いものはありません。
そうなれば合いものなど、もはや不要だったのです。

れにしても、「自分にフィットする」というものを見つけたり、作ったりすることほど楽しいことはありません。

そして自分の着るもの、身につけるものにもっともっと気を使っていくようになるのです。この体験が多くの人に広がればいいのですが、大手スーツ量販店がこの様子では、それはなかなか難しそうです。

今は地方にお住まいの方でも、気軽にネットでスーツやシャツをオーダーできる時代。
例えば、Orginal Stitchさんや軽井沢シャツなどはその代表格です。



簡単に自分のサイズを予測判断もしてくれるのです。なんて便利な時代なんでしょうか。テーラーさん泣かせですね。
シャツの生地も豊富、既製品ではまず高級ブランド以外ではお目にかかれない、ターンナップカフス仕様にできたり(Original Stitchにはないのですが)と選択肢も幅が広く安心です。

しっかりとした価値観を持ったテーラーは不滅だと思いますが。

よりパーソナルのスタイルに寄り添う事に焦点を当てる、今のこの傾向は、これからもっと加速していくでしょう。

そんな時代に、1人でも多くの方から必要とされるサイトを目指していきたいな、と思った土曜日でした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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