Chuch’s(チャーチ) 表参道 旗艦店に行ってきました

クリスマス前の週末、いかがお過ごしでしょうか。
近頃、Church’sの靴に関しての記事が続いていたので、久しぶりに表参道のChurch’sの旗艦店に行ってみようかと思い、行ってきました。今日は天気も晴れたし(笑)雨が降るとか言っていましたが、降らずにラッキー!

この表参道のお店が開店したのが2013年。
そしてこの旗艦店のオープンした2013年ころからチャーチの都市表記もロンドン、ニューヨーク、パリ、ミラノの4都市から、東京が加わり5都市になったのです。

私もこの旗艦店への訪問は久しぶりでした。

まず、その訪問の話をする前に…
表参道には、唸るほど人がいて、びっくりしました。
原宿駅から表参道の方向へは、人の列がずっと連なっていました。
何回か来ているので、こうなっているのはわかっていたことではありますが、それにしたって人が多すぎて本当に笑ってしまうような状態でした。
街路樹の周りにある防護柵に腰を掛けている人もいますが、なんでこの腰掛が埋まるほど人がいるのでしょうか。そして座っている人たちも正直あまり品が良くないので、見るたびにうんざりしてしまいます。

いったいこの地に何があるのか…?全く理由がわかりません…。

あまりの人の多さに写真に撮ろうかと思ったのですが、あまりのお上りさん感が情けなかったので、写真は撮りませんでした(苦笑)

目次

Church’s 表参道店

さて、そんな人混みの中をくぐり抜けて、とうとう到着しました。表参道の本店でございます!

今回の記事にも使えるように、お店の外観だけは写真に収めてきました!(店内を撮影するのは非常識です)この写真を撮るのもお上りさん感が体から滲み出てしまい相当恥ずかしかったのですが(笑)

店頭のディスプレイはクリスマスを意識したカラーリング。

昔ながらの朴訥としたイギリス靴ブランドの店、という雰囲気は店からはほとんど感じられませんでした。めっちゃ高級ショップじゃない!そして恐る恐る足を店内へと向けていきます。

1階はレディースの靴が右半分を埋めています。
レディースの靴の中でも人気なのが、Burwood(バーウッド)のスタッズタイプだそうです。この靴は、まさしく現在のチャーチを象徴する、新たな試みの靴です。メンズのスタッズタイプのバーウッドもありますが、やはりメインは女性でしょう。
聞いたところによると、やはり表参道という土地柄、国内外様々な人が日々来店するそうですが、このモデルに関してはどの国の人からも要望の声が多く、ベストセラーになっているそうです。

あとはRyder(ライダー)やKeats(キーツ)、Shannon(シャノン)、Grafton(グラフトン)などのカジュアルシューズが立ち並んでいました。
それからラスト173でNorthwood(ノースウッド)というUチップの靴もありました。

ラスト173とUチップが組み合わさるとこうなるんだ~としげしげとみてしまいました。普通のディプロマットとかの方がかっこよかったのは内緒です。

定番の商品ではありますが、グラフトンは基本的にバインダーカーフが多い中で、スコッチグレインレザーのグラフトンが置いてあったりして、珍しいものが見れてちょっと気分があがりました(笑)

そして、1階にはカードケースや財布などの革小物や、カフスリンクがあったり、クロコダイルのコンサルが置いてあったりとラグジュアリーな雰囲気がムンムンしていました。

さて、このお店は2階建てになっています。2階ものぞいてみましょう。

2階に置いてあるのはドレスシューズです。
どれもオンの時に履く靴ですね。

オフィスコレクションに属するラスト136を採用したロングノーズの靴、クラシックコレクションに属するド定番のラスト173を採用した靴がメインでした。
ラスト173の靴でも、Stratton(ストラットン)という5アイレットのダービーシューズがあったりと珍しいものも見れました。

その他にもShavington(シャビントン)というコンテンポラリーコレクションに属するラスト160という靴があったりと珍品もあったり。

まず、他の百貨店などではお目にかかることはないモデルばかりでした。一応、コンテンポラリーコレクションというのは、現代人向けの雰囲気を追究した靴ということでしたが、見た目はラスト84などのクラシカルなエッグトウだったのが面白かったです。恐らく、中の捨て寸はきちんととられているのでしょう。

そしてここでしか見ることの出来ない、チャーチの最高級ライン、クラウンコレクション!

革も極上の革を使っていました。たしかにモノは素晴らしい!そしてオールドなチャーチを意識してかヒドゥンチャネル仕様になっていました。
でも底付けの感じはビンテージのチャーチの方が…。

通年オーダーもできる

チャーチのこの表参道店では通年パターンオーダーを受け付けてくれるそうです。
アップチャージは基本的にどの革を選んでも+20,000円。
スエードにも色々な種類があったり、革も通常の靴よりももっとラグジュアリーな雰囲気の物でオーダーもできるので、面白いかもしれません。納期は半年ほど。
こだわりたい方にはうってつけです。

やっぱりチャーチは良かった 

色々なモデルをみましたが、チャーチが色々な試みをしているのが目の当たりにすることができて、行ってみて良かったです。
クラウンコレクションやら、ラスト136など色々なコレクションもみましたが、やはりチャーチはいたって普通のコンサル、ディプロマット、チェットウィンドが一番良かったかな(笑)
ちょっとこだわりが強いのかもしれませんが、自然と手が出るのはやはりこの3モデルでした。
奇をてらわず、実直な雰囲気も残しているのはさすがだな~と感じた次第です。

チャーチに初挑戦するのであれば、やはりこの3モデルのどれかからスタートするのが良いのではないでしょうか。今後、それぞれのモデルに関しても詳しくお伝えしてきます!

楽しみにお待ちください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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コメント

  1. 中尾 より:

    いつも楽しみに拝読しています。ことチャーチに関しては日本一のデータベースですね。短期間でよくぞここまで。どうぞ継続してください。
    お尋ねしたい事が一つ。私もコンサルを色違いで、その他ディプロマット、グラフトンなど愛用しているチャーチファンです。チャーチ本社とやりとりなさっているそうですが、純正リペアについて、その方法等ご存知でしたらご教示下さい。以前渡辺産業が対応していた事もあったようですが、英国発送でも構いません。一度試してみたいと思いまして。よろしくお願いします。

    • バーリーコーン より:

      中尾様
      コメント頂きありがとうございます。
      現在チャーチの純正オールソールは表参道の旗艦店でも受付していないそうです。
      ご承知かもしれませんが、日本では革の関税が高いのと、送料がバカにならない、紛失の恐れも高い、というのが現実の壁としてあるのが問題です。
      もしかしたら、全て送料、関税全てを負担するということでメールを本国に出せば、受付してくれるかもしれませんが…。

      結論から申し上げますと、日本から純正オールソール依頼はできないと考えたほうがいいでしょう。

      実は私がメールのやり取りをしていたのは、もうだいぶ前の話になります。
      最近は送ったらすぐにプラダジャパンにメールが転送されるようで、プラダジャパンとのやり取りになります。プラダジャパンはあまりチャーチを熟知していないためか、コミュニケーションがうまくいかないのが残念なところです。

      さて、純正オールソールの利点としては、その靴を形作ったラストにいれてオールソールをすることができることです。
      よってリウェルトが容易で、きれいさっぱりソールを交換でき、場合によっては中底も交換できる。というところは最大のメリットです。
      チャーチの場合、純正オールソールをすると、リペアした靴限定で、昔のロゴを焼きごてで入れてくれるそうです。こんなところも魅力ですね。

      ここで視点を変えてみましょう。逆に絶対に純正オールソールをしなければいけない状況というのは、中底の破損が起きた時です。
      グッドイヤーウェルト製法の構造上、中底が破損するとリウェルトができません。
      中底が割れている状態で無理やりオールソールをすると、ウェルトにかかった力で、中底が完全に壊れて靴が使い物にならなくなる時があります。

      グッドイヤーウェルト製法の場合、中底の厚みがあるので、純正のラストを使わなければ、底の癖付けができません。
      無理やり中底を交換しても全く違う履き心地の「別物」ができてしまいます。これではオールソールが出来たとは言えません。

      きっとチャーチは中底の交換もしてくれるのではないでしょうか。現在のチャーチのアイコンモデルとしてシャンガイがありますが、あれも1920年代のチャーチの靴をリペアしたところにインスピレーションを得て生まれたモデルです。
      おそらくシャンガイの元となった靴をリペアした時は中底交換もしてくれたのではないでしょうか。
      さすがに100年近く前の靴であれば、当然中底も壊れていたでしょうから。

      今お持ちのチャーチは中底が破損して割れていますか?

      思い入れのあるチャーチの靴の中底が割れて、オールソールが出来ず途方に暮れている。その靴をどうしても直して履きたい、ということであれば、ぜひとも本国にコンタクトをとってみるべきです。

      しかし、中底に問題がなく、ちょっと試しに純正オールソールをしてみたい、というくらいであれば純正オールソールの必要はないでしょう。
      リウェルトも今の日本の職人さんは上手ですから、まず問題なくやってくれます。
      ですから、通常のオールソールの場合、労力と金銭面から考えても、普通に日本の修理店に持ち込むのが吉です。

      文章にまとまりがなく、回答になっていないかもしれませんが、参考になれば幸いです。

  2. 中尾 より:

    バーリーコーン様

    丁寧な返信、ありがとうございました。プラダ傘下以降はそういうことなのですね。納得です。
    国産でもラストを使ってリーガル、ショーンハイトあたりは中底交換できるようで、この辺は国内外問わずメーカーリペアの特典ですね。手元にあるチャーチは全て新品もしくはデッドストックで購入しているので、まだまだ大丈夫です。メーカーリペアが可能なら中古のオールドチャーチを探しても良いかと思って相談しました。大変参考になりました。また相談させて下さい。益々のブログ充実を期待しています。頑張って下さい!

    • バーリーコーン より:

      中尾様
      応援のコメントありがとうございます。
      最近は旧チャーチでもデッドストックが少なくなってきましたね。ebayは穴場です。
      ヤフオクだけでなくそちらも見ると思わぬ掘り出し物が見つかるかもしれません。
      仮に純正オールソールが出来て中底の交換ができたとしても、中古だとどうしても革の馴染みと、経年劣化が起こっていますので、こればっかりは運頼みですよね。デッドストックでも時には革が裂けますしね。