梅雨の時期、みなさん靴の手入れはしていらっしゃいますか?
雨に降られた後、ちゃんと水を拭き取らないと、カビが生えてきますから気を付けましょう。
意外とチャーチのShannon(シャノン)に代表されるようなストームウェルトがついている靴は、ストームウェルトと甲革の隙間に水気が残りやすく、そのまま放っておくとカビが生えてくるのです。
甲革が雨に強くても、その周りのパーツにも気を払うように心がけていきましょう。
雨に打たれて、革に光沢感がなくなり薄曇りになったからと言って、革が乾かないうちにクリームを塗り込んでも、きちんと光らないですし、カビの原因にもなります。
厳禁なのは、革靴の水気を飛ばすために高温のドライヤーをかけること!
これをやると一気に革が縮むことにより、ダメージが与えられ、クラックが入る原因となります。焦らないで陰干しして乾かしましょう。
梅雨の季節はこういうことがあるから、靴は5足は欲しいところです。
今回はそんなお手入れの話をもう一度。
先日紹介したWren′s(ウレンズ)のシューケア用品を引き続きレビューしていきます。
今回はベーシックな乳化性クリームのWren’s(ウレンズ) レザークリームをレビューしていきます。
目次
Wren′s(ウレンズ) レザークリーム レビュー
それではウレンズのシュークリームを実際に使った使用感をレビューしていきたいと思います。
今回購入したのはブラックです。
ウレンズのレザークリームのカラー展開は…
ブラック、ニュートラル(無色)、ダークブラウン、ミディアムブラウン、ライトブラウン、モレロチェリー、ボルドー、ホワイト、ネイビーブルー、ラセット(赤茶)
の全10色展開です。
容器の表はこんな感じで…。
裏面には説明文が書いてあります。
クリームはかなり水っぽい
この容器裏の説明文にもありますが、このウレンズの靴クリームはウォーターベースの靴クリームとなっており…
蓋を開けると、このとおり。
説明文のとおりです。かなり水っぽく、蓋の裏側にもクリームがよくついてきます。
色味は写真でお分かり頂けるでしょうか?
赤みがかった黒です。
赤色をベースとした黒の靴クリームのようです。
この世界には「黒」という色はありません。三原色の配分によって「黒く見える色」というのがあるだけなのです。
ゆえに黒は黒でも赤みのある黒、青みのある黒と分かれるのです。
ここのところの詳しい説明は省きます。「光の三原色」と調べていただくとわかりやすく良いと思います。
蓋にまでクリームがついているのは、ちょっと動かすと中で、液体に近い形で蓋の裏側に付着するためでしょう。
水を靴クリームに水分が入っていることを良しとしない意見もあります。
具体的には「油性のクリームと違って、乳化性のクリームは水分を有機溶媒として使っている。それはかさ増しするのが目的」
というものです。
私としては、この意見は無茶苦茶な言い分だと思っています。
靴クリームに水分が入っていることは良いことだと思います。
革に適度に水分が入らないと、革がふやけずに、奥までクリームが浸透しませんし、水分がなければ保湿は出来ません。
油性クリームだけでは革が乾燥してしまうのです。
革を保湿するためには必ず水分が必要なのです。
油性のクリームと比べ、光沢感が控えめな乳化性のクリームですが、乳化性の靴クリームの良いところは、クリームの伸びが良く、光沢感を出すのと同時に革に水分を補給し、光沢感を出すことが出来るという点です。
「乳化性クリームは光沢感を出すことに劣る」と思われる方もいいらっしゃるかもしれませんが、決してそんなこともなく、ビカビカに光らせることのできる乳化性クリームというものもあります。
その代表が当サイトがイチ押ししているのが、イングリッシュギルドがそれです。
さて、このウレンズの靴クリームに鼻を近づけて匂いを嗅いでみると、女性の化粧品のような良い香りがしてきます。
良い香りのする靴クリームはイングリッシュギルドが代表的ですが、このウレンズの香りはさらに上品にした感じ。
例えるなら女性の髪のような良い匂いがします。←例えが気持ち悪い(笑)
靴クリームの中には独特な匂いがして、その匂いで気分を悪くしてしまう方もいますが、そういった心配はなさそうです。
匂いの面からもリフレッシュさせることが可能です。
クリームの伸びが良く、光沢感がしっかりでます!
ウォーターベースの靴クリームにビーズワックス、カルナバワックスを配合しています、クリームの伸びが良く、ぐんぐんと革にクリームが浸透していきます。
これが使用前
そしてこちらが使用後です。
ビーズワックスとカルナバワックスが入っているので、同価格帯のサフィールのビーズワックスファインクリームと比べても成分に遜色がなく、光沢感も出ます。
クリームに水分がある分、革への浸透力は、むしろこのウレンズの靴クリームの方が良いと思いました。
コロニル1909 シュプリームクリームに近い使用感でした。
このクリームの難点をあげるとすれば、かなり水っぽいので、布にクリームをとると、一回でかなりの量の靴クリームがついてくるという点でしょうか。
また、多少の汚れなら靴クリームのロウ分が入れ替わる工程で落とすことを期待できるところが、水っぽいために、ほとんど期待が出来ないという点でしょうか。
なるべくリムーバーと併用して使ったほうがいいかと思います。
ほんの少し触れるくらいで、十分な量の靴クリームをとることができるので、この点は頭の片隅に入れておくといいかと思います。
それ以外は大きな不満な点は特になく、想像以上に伸びと浸透力の良いクリームで、使っていて満足度がとても高かったです。
デリケートクリームを使わずとも保湿効果に期待できます。
ウォーターベースにした靴クリームは、間違いなく革への保湿力を期待することができるものです。
革靴のお手入れに興味を持ち始め、靴のお手入れグッズを揃えていくという方には、まずこちらのウレンズのレザークリームを買うといいかもしれません。
また、簡易的なお手入れをする際に、デリケートクリームによる保湿の工程を省略する場合はこのウレンズの靴クリームを使うといいかもしれません。
革に光沢感を出しつつ、デリケートクリームのような保湿効果を革に与えることができます。
デリケートクリームと大きく違う点は、あくまで靴のドレスアップ用に作られた靴のため、これで革に柔軟性を与えることなどはできないということです。
難解も繰り返し使っていては、ロウ分が革にたまりすぎて、ガビガビになってしまいますからね。あと靴内部のレザーライニングに、このクリームを使うことは出来ないですから(色がついてしまいますし、ニュートラルであったとしても中でべたつきすぎる)、いずれはデリケートクリームもそろえたほうが良いでしょう。
デリケートクリームはデリケートクリームでイチオシのデリケートクリームがありますので、こちらの記事も参考にして下さい。
Wren′s(ウレンズ) レザークリーム メリット・デメリット まとめ
それではウレンズ レザークリームのメリット・デメリットをまとめます
メリット
・浸透力が高い
・保湿効果もこれひとつで期待できる
・ウォーターベースのため、伸びが良い
・光沢感もしっかり得ることが出来る
デメリット
・水分が多くべちょべちょしている
・布などにクリームをとるときに必要以上にクリームがとれるかもしれない
・素手で手入れする人には水っぽすぎて使いにくい
・デリケートクリームのように、これを塗り込んで革を柔らかくすることは難しい=デリケートクリームの役割までは完全に果たすことはできない
・玄人には物足りないかも?
メリット・デメリットをまとめると、このような感じです。
総合評価は5点満点で…
3.9点!
といったところです。
ウレンズ レザークリームは使ってみて予想以上に使いやすい靴クリームでした。
シューケア初心者の方にも、安心しておススメできるクリームです。
これひとつで、大まかなケアは可能だという点がウリです。
ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。