現在は少しずつこの手の流れは薄れつつありますが、短丈のパンツでくるぶしなんて丸見えくらいのパンツスタイルがまだまだ主流の今。
いつも思うんですが、バブル期のダボダボのスーツスタイルに合わせた2クッションはやりすぎにしても、くるぶしを超えて足がどうどうと見えてしまうほどの、丈の短いスーツのみっともないことときたらたまりません。
2015年~2017年くらいは有名セレクトショップの店員がこぞって短丈のパンツを履いていました。
2018年もまだその名残があるでしょうか。
で、だいたいそういうスーツに合わせるの靴の多くがタッセルローファーでした。
特にここのところ流行ったタッセルローファーはバンプが浅く、履き口の広いデザインの物が多かったので、自然と春夏は素足履きのように見えるような軽快な履きこなしが流行っていきました。
ここで出てくるテーマが革靴は素足履きしていいのか?というもの。
この質問に関しては即答いたします。
素足履きは絶対にするべきではありません!
革靴を素足履きすることはデメリットしかありません。
そのデメリットの内容をひとつひとつ見ていきましょう。
目次
足へのデメリット
- 靴擦れを起こす
靴は重い人間の体重を、たった2本の足で支えているため、常にすごい力がかかっています。その凄い力がかかったうえで、摩擦運動が起きるため、靴下の緩衝がないと、あっという間に擦れていきます。皮がむけると馴染んだ靴を履いても痛くて履けません。爪が直接触れるようになるため、爪が捲れたり食い込んだり、巻き爪になる要因にもなります。 - 足が臭くなる
足から出る汗は一日コップ一杯分だということです。これってすごい量ですよね?その汗は靴下がないため吸収されず、革靴の内部にたまり、雑菌が繁殖していきます。その雑菌も直接素肌についたままになりますので、臭いが足にしみ込んでとれなくなっていきます。
革靴に起こるデメリット
- カビが発生しやすくなります
足から出る汗の量は1日コップ1杯分。この汗によって、足が臭くなるというデメリットにとどまらず、革靴のほうにもダメージを与えることになります。素足履きしたあとの湿気というのは、多少換気してシューキーパーを入れたくらいではなかなかとれません。また、素足履きすることによって皮脂が革靴内部にこびりつき、雑菌が繁殖することによってカビが生えやすくなります。 - 靴内部の劣化が極端に進む
素足履きして靴の内部に直接こびりついた皮脂や汗はインソールの劣化を著しくさせます。インソールの革の変色が起こります。また直接爪が当たることによって、爪の方にもダメージが加わることはもちろん、内部を爪で削るため親指や小指のところに大きなアタリが生まれ、穴が空いてしまうことあります。ライニング付きの革靴なら革パッチを充てることができますが、コットンキャンバスのライニングだと革パッチは接着しにくいため、なかなか修理がうまくいきません。アンライニングの靴の場合、補修はますます難しくなります。中底もクレーター上にボコボコとへこみますし、中底の割れにつながることもあります。 - 塩吹きしやすくなる
これは体感ですが、革に汗がたまっていくので、靴がいつまでも湿気ているような状態になります。この後は靴を完全に除湿しないと履けないのはもちろんなのですが、汗の塩分がたまるためか塩吹きしやすくなるような気がします。素足履きした靴が土砂降りの雨に打たれるとすぐに塩吹きします。 - 悪臭を放つようになる
真夏、ビーチサンダルで半日歩くと、ビーチサンダルがとんでもなく臭くなることがありますね?あれと同じことが革靴に起こります。しかもそれよりもっと臭くなります。この臭いの問題は素足履きで履くと絶対に避けられない問題です。これも皮脂と繁殖する雑菌が問題です。
このように足にとっても、靴にとっても悪いことばかりでとても勧められたものではないのが、革靴の素足履きの実情です。
インビジブルソックス、フットカバーを使おう
とはいえ、せっかくローファーを夏場に履くのであれば、少しでも清涼感を出したいものです。
たぶん革靴を素足履きする人の多くは、この理由で無理やり靴を素足履きしているのだと思います。
でも、素足履きは靴にも足にも良くない…。
この問題を一挙に解決してくれるアイテムがあります。
それはインビジブルソックス、フットカバーと呼ばれる靴下です。
これを履くだけで靴内部へのダメージも、足へのダメージも激減します。
それはそうですよね。靴下を履いているのですから(笑)
色々なフットカバーを試してきましたが、輝けライフ!がその中でもおすすめするのは…
「靴下屋」で有名なTabioのフットカバーです!
Tabio MEN(タビオメン) / 062110127 メンズ グッドフットカバー \648(税込)
ローファーのように足がよく見られるタイプの物も、甲の部分が浅く素足履き同然に見えるため、軽快な雰囲気を保てます。
また、靴下屋のフットカバーは丈夫に出来ているのも嬉しいです。
さらにフットカバーあるあるな靴下のめくれが起きないので、歩いている時に靴の中でムニュムニュと靴下が丸まってくるあの不快感がありませんし、めくれたときにその都度立ち止まって直す必要も少ないのがお気に入りの理由です。
安価で5足1000円的なフットカバーはすぐにめくれてくるし…
他のフットカバーでもローファーの甲の部分から靴下がチラッとコンニチハするし…
どうにかならないかと悩んでいる時に、この靴下屋のフットカバーと出会い大変満足しています。
これを使えば素足履きのように見え、かつ快適に革靴とお付き合いができますよ。
ぜひ使ってみてください♪
最後まで読んでいただきありがとうございます。