JOHN LOBB(ジョン・ロブ)
革靴の王様と呼ぶべき靴。それがジョン・ロブの靴です。
ジョン・ロブはかねてより、英国王室の御用達でありました。
そして世界の様々なエグゼクティブ達にも愛されており、その他の革靴とは作り、素材の両面ともに別格です。
革靴好きの中でも憧れの1足となっており、ジョン・ロブの革靴を手にすることは一定足
目次
歴史
JOHN LOBB(ジョン・ロブ)の歴史は、19世紀中頃、ロンドンで修行した若き靴職人のジョン・ロブ氏がゴールドラッシュに沸くオーストラリアに移住して工房を開いたところから始まりました。
オーストラリアで金山開拓をする鉱夫向けのブーツを作ると、これが大評判になります。
1862年に英国万国博覧会において金賞を受賞。そして1863年には満を持してイギリスへ帰国し、皇太子のエドワード7世に乗馬ブーツを献上して英国王室御用達、ロイヤルワラントを授かります。
その後、1866年にロンドンに工房を開きました。これこそが現在に至る「ジョン・ロブ」ブランドの根幹となります。
この工房は途中で移転などがあったものの、いまもなおロブ家によって最高のビスポーク作りが継承されています。
1902年にオープンしたパリ支店「ジョン ロブ・パリ」は、1976年に経営難により倒産するところを、その卓越した技術を認め、エルメス社が買収しました。
その後、1994年より靴の聖地、イギリスのノーザンプトンに工場を構え、既製靴のラインを始めました。
それよりおよそ30年の間で既製靴の世界においても頂点を掴みました。
ジョン・ロブには3つのラインナップがあります
ジョン・ロブとは一言では言いますが、その実態は大きく分けて3つになります。
- 1866年にロンドンで創業したビスポーク専門のJohn Lobb Ltd.
- 1902年に開業したパリ支店を1976年にエルメスが取得して設立したJohn Lobb SASのビスポークサロン
- John Lobb SASが展開する既製靴のライン
まず1のJohn Lobb Ltd.こそジョン・ロブの中のジョン・ロブです。
1足50万円以上するビスポークのみを受け付けています。伝統的なフルハンドメイドで作られる革靴は息をのみます。
ホームページはひと昔前の感じがありますが、デザインも興味深いものも多く、イギリス靴の歴史に触れられますよ。
そして2のパリにビスポークアトリエを持つJohn Lobb SAS。
英国以外すべての国でのビスポークと、既製靴を取り扱っています。
フレンチの雰囲気を取り入れた新作と、長年培ってきたビスポークの技術を既製靴に取り入れています。
John Lobb SASが製造・販売するジョンロブブランドの既成靴英国ノーザンプトンにある自社工場にて製造されています。作りは典型的なイギリス靴のグッドイヤーウェルト製法。
ただし、その精巧性と革の美しさは、既製靴になっても世界一と言っていいでしょう。
今はフランスのイギリス靴という感じ
この3つの違いは明確ですが、よく日本でいう「ジョン・ロブ」とは既製靴のジョン・ロブを指すことがほとんどです。
John Lobb Ltd.でオーダーが出来る人なんて、そうはいませんからね。
こういった経緯があるので、今既製品として出ているジョン・ロブの靴はフランスのイギリス靴といった感じになっています。
当初、ジョン・ロブの既製靴はエドワード・グリーンやクロケット&ジョーンズに外注委託して作ってもらっていましたが、1994年にノーザンプトンに工場を設立します。実はこの工場はもともとエドワード・グリーンの工場だったので、その実力も折り紙付きだったのです。
高価の理由
ジョン・ロブは150年以上もの歴史で培ったコネクションと、エルメス傘下になったことによって世界で最も良質な革を手に入れられる環境が整っています。
そのためとにかく革にこだわっているのが、20万円以上する理由になります。
日本では10万円以上する高級靴ブランドが問題なく採用する皮革を、さらに厳選を重ねます。
そして実際に作られるときは、採用された革のうち60%~70%は切り捨ててしまうという贅沢な作りをしています。
もちろん切り捨てるということは、一切のミスをしないように職人が1人1人細心の注意を払いながら作っているということです。
ここまで手の込んだ靴が、美しくないわけがありません。
その高貴な佇まいを見れば、値段の理由は十分に納得できるでしょう。
ジョン・ロブの名作 3選
靴の王様、ジョン・ロブには様々な名作があります。
①シティⅡ
男は黙って黒のストレートチップ。その究極系ともいえる美しいストレートチップです。
ダークブラウンのミュージアムカーフ大変美しいですね。
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木型はモダンスタイリッシュな「7000」を採用し、差し引きのない男の美を完成させます。
②ウィリアム
元祖ダブルモンク。世の中に出ているダブルモンクは全てこの靴から始まりました。
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1945年に2代目当主のウィリアム・ロブが製作を行ったビスポークからこのデザインは完成したのです。
もともとは稀代の洒落者、ウィンザー公こと英国王エドワード8世のためにウィリアム・ロブが製作したものでした。同公たっての希望から、飛行士の靴、すなわちアビエイターブーツをヒントにロブ氏が編み出したのが、甲サドルにバックル付きのストラップ2本を配するという、当時のドレスシューズでは考えられない斬新なデザインだったのです。
何でもそうですが、その道の元祖から放たれるオーラは他の追随を許しません。
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なお、初めのウィリアムはブーツだったため、ウィリアムⅡブーツという原型も、既製品で展開しています。
③ロペス
ドレスシューズに目が行きがちなジョン・ロブですが、カジュアルシューズでも名作を生み出しています。
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それがコイン・ローファーのロペスです。ロペスは大リーガーのアキリーノ・ロペスがオーダーしたことに由来する既製靴です。
サドル部分の窓枠も独特な楕円形になっています。
今回紹介した名作はジョン・ロブの中のほんの一部です。
ジョン・ロブのどのモデルもあなたの風格をさらに増してくれることでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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