気がついたら更新が滞っておりました。
色々なサイト運営に手を出していて…
浮気ですね(笑)
今日は久々に楽天で珍しいチャーチを販売しているのを見つけたので紹介したいと思います。
それがChurch’s(チャーチ)のLAPWORTH(ラップワース)です。
目次
Church’s(チャーチ) LAPWORTH(ラップワース)
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Church’s(チャーチ)のLAPWORTH(ラップワース)はラスト173のように、往年のイギリス靴のスタイルを踏襲したモデルではありません。
ロングノーズで、すらりとした見た目。
そして、ウエストのくびれが特徴的な靴です。
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まさに次世代型を意識したモデルであることは間違いありません。
また、伝統的なイギリス靴ではあまり見かけることのない、6アイレットの意匠がロングノーズのデザインをより際立たせます。
6アイレットというとアメリカ靴を彷彿とさせますが、アメリカ靴を意識しているというよりも、やはりノーズの長さを意識して、よりシルエットラインが強調されるように、永くスマートに見えやすい6アイレットのデザインにしているのだとわかります。
チャーチ ラスト138
チャーチのラスト138は、同じくチャーチのラスト136によく似ています。
見た目もよく似ています。最近のトレンドを意識したロングノーズのデザイン。
捨て寸も見た目に違わず、しっかりと取られているのが特徴です。
旧チャーチのラスト73のようなものとは似て非なるデザインです。
ただし、ラスト136の靴とラスト138の靴が決定的に違うポイントがあります。
それが、パッドの有無です。
まずタンに厚みのあるクッション材が入っています。これにより甲が低い人でも、紐だけでなくパッドの厚みによってホールド感を得ることができるようになっています。
また履き心地の面で最も違うのが、土踏まずの部分に盛り上がるように入っているパッド。
オールデンのモディファイドラストに近い、土踏まずのサポートを感じさせる靴です。
ラスト138は珍しい
そんなラスト138を使用したこのLAPWORTH(ラップワース)ですが、そもそもラスト138のモデル自体チャーチの中では結構レアなモデルとなっています。
このラスト138は、今から4年くらい前の2015年にフューチャーされ、出てきたラスト(木型)です。
しかも、実物を見たくても、実際に見て試着できる店はというと、表参道にあるチャーチの直営店のみでした。
LEDSTONE(レッドストーン)というダブルモンクの靴にも使われていたものですが、当時のイギリス靴は、イギリス国内のニーズにあわせて、ロングノーズのデザインが特に注目されていた時期でした。
ラスト136の靴はもともと、チャーチの中でもシティコレクションという廉価版のラインナップに採用されていましたが、現在はコンサル、チェットウィンド、ディプロマットといった、カスタムグレードラインと同じ素材で作られるようになりました。
これもまた、2015年頃に本格的にその動きになったと記憶しています。
当時、ラスト138のモデルは私も試しに行きましたが、当時表参道店の店員さんからは、
「ラスト138を使っている靴にはタンパッドと土踏まずにパッドを入れることで、補正の利くコレクションとしていまして、若者向けに出しています」
と、説明を受けました。たしかに土踏まず部分の突き上げが強烈なラストでした。
そんな靴にロングノーズのデザインを取り入れているところを見ると、当時チャーチが本腰を入れて作りたがっていた若者向けのコレクションであったということでしょう。
現在どうなっているのかはわかりませんが、私が今年の5月にチャーチの表参道店を覗いた時には、このラスト138の靴は全く見られなくなっていました。
少なくとも日本では実物をみて試せるところはまずないと思ったほうがいいでしょう。
ラスト138のサイズ感
肝心のラスト138の靴の履き心地を最後にお伝えしましょう。
サイズ感はラスト136と同じサイズの物を選べばいいでしょう。
ラスト136はラスト173などと比べても、捨て寸が長いです。そのためラスト173のサイズよりも、ハーフサイズ下げて履くことがピッタリと来るのではないかと思います。
今となっては珍しいモデルとなっている、ラスト138の靴をこの機会にゲットしてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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