クロケット&ジョーンズ×オリエント急行殺人事件 使用モデル③Finsbury(フィンスバリー)

今回もクロケット&ジョーンズ×オリエント急行殺人事件において使用されたモデルを紹介します。

このクロケット&ジョーンズ×オリエント急行殺人事件のモデルを紹介した1番初めの記事でも触れましたが…

クロケット&ジョーンズは数々の映画に情報を提供しています。著名なところでいくと、映画007シリーズでジェームズ・ボンドが着用する靴に選ばれ、使用されています。

このオリエント急行殺人事件ですが、1974年にも映画化されており、その時アーバスノット大佐を演じたのは、初代ジェームズ・ボンドのショーン・コネリーでした。(原作も1974年の映画もアーバスノットは陸軍大佐でしたが、2017年版は医師になっています。)

なんだか縁を感じます…。

そして2017年版でナタリア・ドラゴミノフ公爵夫人を演じるのが、007 ゴールデンアイからスカイフォールまで長らく007の上司Mを勤めたジュデイ・デンチ!

うーん。やはり縁を感じますねぇ。

いや、やはりこじつけなのかも(笑)

と、不思議な縁を感じたところで…

今回は3つ目の使用モデル、Finsbury(フィンスバリー)を紹介していきます。

目次

Finsbury(フィンスバリー)の概要

フィンスバリーはラスト341を使用したオーソドックスなラウンドトウの内羽根のウイングチップです。

丸いトウはいかにもイギリス靴といった感じですが、程よくノーズの長さが取れているこのフィンスバリーはクロケット&ジョーンズらしいウイングチップに仕上がっていると感じます。

ラストの形状とウイングチップというデザインもあって、オンオフどちらでも使える便利な靴です。

こちらは前々回の記事で紹介したロンズデール前回の記事で紹介したバーリントン Ⅱとは異なりレギュラーラインの靴になります。

ゆえにソールは出し縫いが伏せられていない、オープンチャネル仕様。

たまに出し縫いが伏せられていないのは水の侵入に関係するのか?という声を聞きますが…

このようにグッドイヤーウェルト製法の構造を見ると、出し縫いは縫いシロとなっているウェルトと一番下のソール(アウトソール)を縫い上げているだけなので、オープンチャネルとヒドゥンチャネルで水の侵入の差というのはないと思って頂いて大丈夫です。

ラスト341は2003年に生まれたラストで、主にレギュラーラインのクロケット&ジョーンズの靴に採用されるラストです。クロケット&ジョーンズのホームページでは、ラスト360とラスト363とサイズ感はほぼ一緒という紹介があります。

カカトは正直、日本人向けではなく、ヒールカップもやや大きい感じがありますが、ソールが馴染んで返りがついてくるとカカトの収まりは劇的に解消されます。

個人的にはこの解消され具合が凄すぎて、クロケット&ジョーンズの謎の1つとしています(笑)

オリエント急行殺人事件モデルは黒

オリエント急行殺人事件で使われたモデルは、黒のフィンスバリーです。

スーツにもジャケパンにも使えるのでとにかく便利!

今、ファッションもクラシック回帰がますます高まっている時なので、今日のファッションには合わせるのに最適だと思います。

今、アマゾン、楽天では黒のフィンスバリーを販売していないようなので、個人輸入出来るサイトをリンクで貼っておきます。
Pediwear of England

なお、こちらもストック切れのようで、予約が必要なようです。

正直クロケット&ジョーンズの個人輸入ってあまり安くならないので、この黒のフィンスバリーが売っていそうなお店で探すか、アマゾンや楽天で扱いがあるのを待った方が良いと思います。

伊勢丹新宿なら売ってそうですが。

なお、バーニッシュブラウンカラーのフィンスバリーはアマゾンと楽天で販売しているようです。

こちらはよりカジュアルな印象になります。

ジャケパンメインですね。

お仕事でスーツよりもジャケパンが多いという方にオススメのカラーです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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