7月も第2週に入りました。夏もこれから本番ですね。
各地でセールも白熱しているのではないでしょうか。
今回は私の中で白熱するアレン・エドモンズのご紹介を続けていきたいと思います。
アレン・エドモンズの中でも、特に人気の高い内羽根パンチドキャップトウ、Fifth Avenue(フィフスアベニュー)です。
目次
Allen Edomonds(アレン・エドモンズ) Fifth Avenue(フィフスアベニュー)
Allen Edomonds(アレン・エドモンズ)のFifth Avenue(フィフスアベニュー)は内羽根パンチドキャップトウの名作です。
同ブランドの代表モデルである内羽根ストレートチップのPark Avenue(パークアベニュー)と同じラスト65を使用したクラシカルな1足です。
6アイレット、広い履き口、360°グッドイヤーウェルト製法というのは、パークアベニューと全く同じです。
違う点は、キャップの一文字がステッチになっているか、パーフォレーションになっているかだけの違いです。
つま先の一文字が違うだけで、少しニュアンスは変わってきます。
キャップはやはり小ぶりで、こじんまりとした印象があるかと思いきや、6つアイレットがあるので、履き口周りが長く見え、一昔前の寸が詰まった「おっさん靴」のような印象には陥りにくいのが魅力です。
武骨さとアメリカ靴らしい華やかさが内在した魅力ある名作です。
実際、以前投稿しました、内羽根のパンチドキャップトウの名作10選にも、このフィフスアベニューがランクインしています。もうこのフィフスアベニューを挙げたくらいで、ネタがつきかけましたが、逆に言えば、ネタが尽きる前にきちんと頭の中に「内羽根のパンチドキャップトウの靴を挙げるなら絶対にこのフィフスアベニューは欠かせないな」と思っていたくらい、内羽根のパンチドキャップトウというジャンルの中では間違いなく名前が挙がってくる名作なのです。
内羽根のパンチドキャップトウの使い道
内羽根のパンチドキャップトウというと、ストレートチップとほぼ同格のフォーマルさを持っている靴になります。
実際海外などでは、フォーマルなシーンにおいてよく履かれる靴のようです。
では、日本においてはどうなのでしょうか?
私は内羽根のパンチドキャップトウの靴は葬式などの不幸な場以外のフォーマルシーンにおいて使える靴だと捉えています。
葬式の場面では、なるべく装飾は控えたほうが好ましいところ。そこに穴飾りのある靴を履いていくのは、やはり常識外れとみられてしまってもしょうがないのではないでしょうか。
逆に華やかなパーティーシーンなどでは、ストレートチップとは違い、ほんの少し、足元に華を添えることが出来ますからそこが内羽根のパンチドキャップトウの最大の魅力。
「ほんの少しの変化」こそが最重要です。
柄に柄を重ねる、色と色を組み合わせるといった、足し算的なファッションスタイルではなく、出来る限り無駄を取り除いた引き算的なファッションにこそ引き立ちます。
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例えば強撚糸で作られて、バリっとした風合いが魅力の2Ply、3Plyの生地を使った無地のスーツに、足元だけ内羽根のパンチドキャップトウの靴を添える…。
さりげない変化にこそ、男のファッションの粋がこめられます。
一見するとごく普通なスタイルかもしれませんが、ネクタイをレジメンタルタイにするか、ソリッド(無地)にするかなどで印象は大きく変わります。
レジメンタルタイであれば、トラッドな雰囲気に。ソリッドであれば、シティーファッションで少しモダンな印象に。合わせるネクタイひとつで見え方を大きく変えることができます。ネクタイの重要性に気が付かない人も多いですが、ここに気が付くだけで、一気に他の人とファッション戦略において大きな差をつけることができますよ!
通年使えるようなやや硬い織になっているニットタイを合わせても素敵ではないでしょうか。
こういったスタイルであれば、ドレスコードがやや厳しい職場であっても、まず文句を言われることはないでしょう。
ファッションにマンネリしている人は、今一度、こういった革靴の合わせ方、TPOに合わせたネクタイやシャツの柄合わせなどを考えてみると面白さに気が付くはず。
どうせ着たり履いたりしなければいけないものであれば、それを理解して、上手に使わない手はありません。
内羽根のパンチドキャップトウはストレートチップと違い、くだけた雰囲気を加えられますから、自分のメンタルに少し余裕を持たせてくれる靴です。
余裕のある男はかっこいい!
そこを目指してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。