アルフレッドサージェント COMBRIDGE(コムブリッジ) ドレスカントリーブーツをお探しの方に

連日酷暑の日々ですが、今日は季節を先取りしてカントリーブーツの話をしていきます。

暑い中だとなかなか考えがいかないかもしれませんが、今のうちから秋冬の装いを想定しておくことで、実際にそのシーズンが来たときに乗り遅れずに済むのです。

実際、セールが一段落すれば、秋冬のモデルがお目見えする季節ですからね。

どんなモデルを皆さんお探しでしょうか？

私はクロケット&ジョーンズのIslay(アイラ)やSkye(スカイ)といったスコッチグレインレザーが使われたカントリーブーツが気になっています。

アメリカのワークブーツブランドとの違いは、イギリス靴に由来するカントリーブーツはスポーツシューズなのにも関わらず、元々は貴族がハンティングをするときに履いていた靴なので、上品な雰囲気があるということです。

カントリーブーツといえばトリッカーズがその代表例。

先に例として挙げたクロケット&ジョーンズのカントリーブーツはさらに上品さと言う点において磨きをかけたタウンユースによりマッチした作りになっています。

イギリス靴ブランドのほとんどがカントリーブーツを作っていますが、アルフレッドサージェントのCOMBRIDGE(コムブリッジ)も素晴らしく上品なカントリーブーツとなっています。

Alfred Sargent (アルフレッドサージェント) COMBRIDGE(コムブリッジ)

Alfred Sargent (アルフレッドサージェント) のCOMBRIDGE(コムブリッジ)は、スコッチグレインレザーを使用した本格的なカントリーブーツです。

カントリーブーツですが、トリッカーズのように真ん丸でドッシリしたカントリーブーツではなく、クロケット&ジョーンズが手掛けるカントリーブーツのように、ドレッシーさに秀でたカントリーブーツです。

意匠もフルブローグではなく、キャップトウという点が、美しさを引き立てます。

使われている素材がスコッチグレインレザーでなく、普通のスムースレザーであれば、エドワーディアンスタイルに履かれていてもおかしくないほどの美しいブーツです。

またドレッシーさを引き立てるのはラストに秘密があります。このコムブリッジに使われているラストはラスト87。ウィズはFウィズです。気持ちゆったりしているような感じで、シャノンまではいかない、といったところ。

クラシカルなラストで捨て寸は若干短く感じますが、ショートノーズにも見えない絶妙なバランスの上に成り立った靴です。ラスト173に似たバランス感覚だと感じます。

ドレスブーツという点だけに着目してしまいそうですが、やはりカントリーブーツといったところで、ぐるりと靴を1周するようにストームウェルトが巻かれています。これにより水や土埃の浸入にも強くなります。

シンプルでドレッシーなブーツなので、着合わせもドレッシーなものにしたいところです。

スコッチグレインレザーを使っているので、いくらドレッシーといってもサージのウーステッド(梳毛糸)素材のスーツなどに合わせるのは難しいので、ウーレン(紡毛糸)素材のものに合わせるのがグッド！

やはり王道のブリティッシュカントリーにはハリスツイードが欠かせません！

ハリスツイードといってもバリバリのクラシック素材を使うと、いきなり着こなし難易度が上がってしまうので、いや上がってしまうというよりもコスプレ感が出てしまうため、タウンユースに使いやすいヘリンボーン柄を使うのはいかがでしょうか？

ヘリンボーン柄は通常のスーツのみならず、ハリスツイードの中の王道中の王道の柄です。

ツイードのざっくりした織り感とヘリンボーンの柄がマッチします。

特にグレーのヘリンボーンはカントリーサイドに寄りすぎず、街中でも自然に着て楽しむことが出来ますよ。

下のパンツはコーデュロイやフランネルといった通好みのものもありますが、デニムなどを合わせると肩の力を抜いたリラックス感を出せますよ。

デニムもストレートすぎず、程よくテーパードしたものを合わせると、このコムブリッジのシルエットラインを引き立てることができます。

スニーカーばかりで何となく休日のスタイルがパリッとしない方は、ぜひこういったドレスカジュアルスタイルの靴を着こなしに組み込んでみてはいかがでしょうか？

最後まで読んでいただきありがとうございます。