現代日本における結婚式に履く革靴のスタイルは? 2020年新しいスタイルに向けて

皆さんこんにちは。

本日はタイトルにも提起している、現代日本における結婚式に履く革靴のスタイルについて少しお話をしたいと思います。

わざわざなぜこんなことを語らなければならないのか…。

それは先日、私が友人の結婚式に出席して、感じた「ドレスコードの崩壊」に理由があります。

現代は価値観が多様化し、着る服も個性が出しやすくなっています。

その流れに沿うように、結婚式のスタイルもどんどん着崩したスタイルがはびこっています。

目次

ストレートチップが一番

現代、特に日本における結婚式に参列する際、その装いの多くは「平服」がドレスコードの基準となっており、それに準じた装いが最も好ましいと思います。

そうすると一番履き合わせるのにいい靴のスタイルは、間違いなく黒靴。

そして内羽根のストレートチップが最もオーソドックスでいいかと思います。

内羽根のストレートチップはフォーマルシーンに最も適しています。

よほど癖のあるラストを使った靴でなければ、落ち着いて見えることは間違いありません。

内羽根のプレーントウというスタイルもいいですね。

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ストレートチップ以上に、貴族的であり、厳格な結婚式の場面において活躍することでしょう。

ディレクターズスーツ、タキシードを使う場面において、ストレートチップよりマッチする靴のスタイルです。

ただしここで問題がいくつかあります。

①内羽根プレーントウはまず見つけることが非常に難しいです。作っているメーカーも少ないです。

②かなりドレッシーにみえるため、普段使いするのには高貴なイメージになりがちです。おそらく、このことから製造するメーカーも少ないのでしょう。もっときちんとしたドレスコードのある靴であれば、オペラパンプス、エナメルの内羽根プレーントウのどちらかを選べばいいからです。

「平服」をはき違えている人が多いという問題

今回わざわざこんなことをお題にするに至ったきっかけはここにあると思います。

「平服」というものを全く理解していないということです。

私がこのところ出席した結婚式、招待状には「平服」でお越しくださいと書いてあるにも関わらず…

ジャケパン・明るいスーツなど、めちゃくちゃなスタイルになっていることが多いのです。

あろうことか結婚式なのに、黒いシャツ、黒いネクタイで来ていた人までいました。

う~ん、誰か注意する人はいなかったのか。

自分は華やかで気取っているつもりでも、招待した新郎新婦にとっては面汚しもいいところで、「あの新婦新婦にはロクな知り合い」がいないと思わせてしまうことにもつながります。

ですから、いくら時代が変遷しようとも、「間違いでない」「礼節がある」フォーマルシーンでの装い、ドレスコードを知る必要は必ずあるのです。

結婚式の場合「平服」とは普段着のことではありません。

ネイビー、グレーを主としたダークスーツのことを指します。

フォーマルシーンのドレスコード

ここでメンズのフォーマットシーンでのドレスコードをざっくり抑えましょう。


・正礼装…昼=モーニングコート 夜=燕尾服
・準礼装…昼=ディレクターズスーツ 夜=タキシード
・略礼装…昼夜問わず…ダークスーツ

そう。平服とはダークスーツのことなのです。

色味の濃いネイビーかグレー。

素材は無地、もしくは限りなく無地に近い織柄がいいでしょう。

バラシア、サージ、シャークスキンのものは、特にいいでしょうね。

偉そうなことを書いているのにも関わらず、こんなことを言ってもいいのか…憚れるのですが…。タキシードでもあくまで「準礼装」なんですね。

ところが最近では宮廷の行事においても、夜に燕尾服ではなく、タキシードをあわせるシーンがあったりします。これこそ時代の変遷とでもいうもので、タキシードが正礼装の役割を果たす場面も増えてきたのです。

じゃあカジュアルなスタイルでもいいじゃないか、となる人もいるのかもしれません。

そもそも結婚式はあくまで新郎新婦の晴れ舞台であり、自分のお洒落を披露をする場ではないのです。

ゲストはあくまで新郎新婦を引き立てる服装を心がけるべきだと私は思います。

そうすると必然的にダークスーツに、装飾のない黒靴が選ばれるはずなのです。

カジュアルウェディングの台頭

結婚式の執り行いも多様化し、カジュアルウェディングも出てきているため、結婚式のスタイルが崩壊していっていると思います。

カジュアルウェディングでは、スニーカーやジーパンのスタイルでの婚礼も珍しくありません。

昨今の結婚式がカジュアルウェディングに影響され、スタイルがごちゃまぜになっているのは否めない気がします。

ここで登場! 黒の外羽根プレーントウ

そこで出てくるのが、黒の外羽根のプレーントウです。

どの結婚式指南書を読んでも、黒の外羽根プレーントウは結婚式にふさわしい靴として紹介されています。

しかし、結婚式には黒の内羽根ストレートチップをおススメしているはず。

ほとんどの方は、ストレートチップに手を出すことでしょう。

しかし、ここであえて黒の外羽根プレーントウをおススメしたいのです。

ストレートチップよりも堅い雰囲気がない。

それでいてフォーマルに使える。

この中庸的な雰囲気が素晴らしく今時の結婚式にマッチすると思うのです。

個人的には4~5アイレットのゴロゴロしたプレーントウではなく、3アイレットのシャープな雰囲気をもったプレーントウがいいと思います。

このカジュアル化が進んだ中で、自分がかしこまりすぎた格好にならないように、節度を保つ範囲内で柔らかい雰囲気を出すように調整するのも大切なのではないかと思うのです。

自分の品格を落とすこともなく、まわりと調和する靴なのです。

いや、マジで使えます。外羽根のプレーントウ…。←実体験済み

どうせおまえの服装を誰も見ていない←これが諸悪の根源

ここまで書いていると、結婚式で誰もお前の服装を見てないよ、という意見が出てくることかと思います。

でも私は否といいたいです。

誰も見ていない→自分の思う装いをする

ということに繋がり、それが結果的に場の空気を乱しはじめ、結婚式という場面の品格を貶めることになるのだと思います。

必ずあなたの服装を見ている人はいます。

もうちょっと自分の服装を見直した方がいいんではないか?

どうして古くからあるスタイルが礼節あるものだと、捉えられてきたのかを考え、知る必要があるのではないか?

そう強く思うこの頃です…。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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