積み重ねの話

この前早帰りして、何気なくテレビを見ているとクレヨンしんちゃんがやっていたのですが、主人公のしんのすけの声が変わっていました。

何とたまたま二日前の金曜日の放送分から声が変わったというのです。

声優が矢島晶子さんから2代目の小林由美子さんに交代しての第1回が6日だったということ…

矢島晶子さんは92年4月から26年3か月に渡ってずっとしんちゃんの声を勤めてきたということで、その年月に驚きました。

初期放送では口調こそ違うものの、確かに「あの声」のまま変わっていなかったな~と自分の26年間と照らし合わせて感慨に耽ってしまいました。

PTAなどからは教育に悪いと散々ターゲットにされたり、原作者である臼井儀人さんが亡くなったりしながらも、コツコツと毎週欠かさずアニメは続いてきて(たしか1度放送日と時間が変わったときがあったような?)今や国民的アニメとして、その名前を知らない人はいないような存在となりました。

最近ではレンタカーのCMなんかにも出ていて、あの声を聞く機会は割と多かったと思います。

個人的にしんのすけの声が変わったのに、やはり聞き慣れない感じはあるものの、またひとつ時代に区切りが出来たと感じたのです。

かつて、ドラえもんの声が大山のぶ代さんから水田わさびさんに変わったとき、その声の変わりように大バッシング受けたことをよく覚えていますが、水田わさび版ドラえもんになってから、すでに10年以上経つわけです。

今の子供達は大山のぶ代のドラえもんの声を知らないでしょうし、逆に大山のぶ代版ドラえもんの声を聞いても違和感を覚えるのではないでしょうか。

かくいう私も大山のぶ代版のドラえもんの声がどんな感じだったか思い出せなくなりつつあります。

目次

積み重ねの重大さを知る

今回の投稿で、何を言いたかったのかというと、積み重ねの重大さという点です。

クレヨンしんちゃん然り、ドラえもん然り、長い年月で積み重ねたものはちょっとやそっとでは切り崩せない、いわば遺産のようなものへと変貌していくのだと感じるのです。

これは靴やファッションにも同じことが言えます。

チャーチでいえば、ラスト73がなくなったときに、大きな反発があり、そこで温故知新として、ラスト173を出した。これは必然的な流れだったのでしょう。

やはりブランドが長年続けてきたモデルというのは、時の重みが商品を作り上げるひとつのエッセンスとなります。

これは形而上の話で、具体的に目で見て、このディテールが時間の長さを物語っています。といえるものではなく、感じ取るものです。

この積み重ねというのは、文字通り自分自身もその「積み重ね」に対応するように、色々な見聞を深め「積み重ね」ていないとなかなか判断したり、体に馴染ませたりするのが難しかったりします。

例えば、昨日まで貧乏だった人がある日突然大金持ちになって、身につけるもの全てを誂え品にしたとしても、それはチグハグにみえることでしょう。

誂え品を着馴染ませる習慣も何もベースがないからです。

何も土台がないところに突然高層ビルが建つようなもので、全く呈をなしていない状態になるかと思います。

そうならないためにも、常日頃から努力をし、積み重ねていかなければならないのです。これは装いにおいてもそうなのです。

良いものを着ていれば、それに見合うだけの努力を行う…

だから経営者がよく言う、良いものを着ていれば、そのモノに見合った自分が生まれるというのは割と的を得た金言なのではないかと思います。

いつまでも安いものだけを使う人生だと、最後の最後まで安い人生で終わってしまうような…そんな気がするのです。

積み重ねにすがるのはいけない

一方で、その積み重ねにすがるのもいけないことです。

これはしばしばやりがちなことではあるのですが、人は自分の作り上げたものを壊すのを嫌う性質があると思います。これは大なり小なり人にはあるものではないかと思っています。

しかし、「積み重ね」が「こだわり」になり、その「こだわり」が「意固地」となったとき、自分の可能性を狭める障害となるのも事実。

それはチャーチのラスト173、ラスト73問題、エドワード・グリーンのラスト202、旧202問題に直結する話です。

人は時に大きく価値観の違うものを取り込んで、また新しいステップへと踏み出さなければならないときが必ずあるのです。

それは偶然なのか必然なのかはタイミングによって異なるので、なんとも言えません。

だからこそその曖昧さの中にいるからこそ、積み重ねはしつつもすがるようではいけないということなのではないかと思います。

このサイトももう二週間ほどで設立から1周年になりますが、この積み重ねの先に何が待っているのか?

自分の可能性を広げるものになるのか、それとも自分の可能性を狭めるものになるのか?

どちらに変わっていくのか?その行く末を見るのはサイト運営の楽しみであります。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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