永遠の定番アイテムであるはずなのに、めちゃくちゃ難しいファッションアイテムというのはあるものです。
その代表格がネイビーブレザーです。
紺ブレという名称でもお馴染みのアイテムですが、こちら着合わせるのがめちゃくちゃ難しいアイテムの代表的な存在です。
日本人が着ると、とたんに学生服感が強くなるという点があります。
学生時代に着るものだから、余計にそういうイメージがあるのかもしれませんね。
大人が着ると、コスプレチックになるというか、とっちゃん坊や感が強烈に放たれるものです。
しかし、トップがネイビーというのは、ほとんどの色味を回収してくれる万能アイテムであります。
使いこなせさえすれば、こんな便利なアイテムはそう他にないのもまた事実ですので、なんとか工夫をして子供臭さを抑えたりするようにしたいところです。
目次
子供の臭さの原因は金ボタン?
よく言えばトラッド、悪く言えばトラッドゆえの学生感がぬぐえないのが紺ブレについているボタン。その多くは金ボタンなのではないでしょうか。
今、世の中のセレクトショップで多く提案されているのが金ボタンの紺ブレです。
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ちょっと愚直が入りますが、今の多くのセレクトショップは独自の打ち出しというのが感じられません。ひとつが金ボタンの紺ブレを扱っていると、右に倣えでみんな金ボタンなのです。もっと自社の特色を出せばいいのにと思うのですが…
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ダブルの紺ブレを出しているところもありますが、重苦しいブレザーにもかかわらず、金ボタンになるだけで子供臭さ全開です。
まるで七五三で着させられている子供のようです。
なんというかダサさの象徴みたいな雰囲気が漂っているのはちょっと悲しいものがあります。
だいぶ前の記事で、とある小説で紺ブレに対してダメ出しが飛ぶシーンがあると紹介したのですが、もしかしたらその紺ブレも金ボタンなんじゃないかと思ってしまうのです。
シルバーボタンの紺ブレ
では、紺ブレは全てダメなのでしょうか?いいえ、そんなことはないと私は思っています。
今、多くのセレクトショップとは全く逆の提案を私はします。
それがシルバーのボタンの紺ブレを使うということです。
できればボタンは真鍮製で、ボタンに厚みのないフラットなタイプが望ましいと私は思っています。
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仮にこのジャケットがパッチポケットであっても、シルバーボタンの紺ブレになるだけで、随分引き締まって見えると思います。
欧米では厳格なフォーマルシーンではゴールドではなく、シルバーのアクセサリーを身につけます。
シルバーはフォーマルカラーなんですね。だから締まって見えるのかもしれません。
考えてみると学生服でシルバーのブレザーというのはほとんど見ない気がします。
シルバーボタンはストイックな印象
このシルバーボタンの紺ブレ、引き締まって見えるのは見えるのですが、引き締まりすぎるため、タイドアップは絶対に必要だと私は思っています。
下をグレーのウールスラックスにすれば、仕事の場面でも軽く見えないほどです。
その分だけ、バリっと見えてしまうため、カジュアルダウンするのには逆に難しくなります。
子供っぽく見えなくなった代償として、今度はカジュアルアイテムとして使うには難しくなる気がします。
しかし、ジャケットを着ようと思っている時点で、ある程度小奇麗に見える必要がある場面にいると想定できるので、私はそれくらいでいいのではないかと思っています。
今お手持ちに金ボタンの紺ブレがあってお悩みの方がいらっしゃったら、あきらめる前にぜひそれをシルバーボタンに変えてみてください。
かなり大人っぽく見えるはずですよ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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