お洒落は足元からというけど、足元を大切にするのはそれだけが理由じゃありません。

日馬富士が引退してから、今度は白鵬叩きにシフトするメディアの節操のなさ、というか、責任を感じさせない行動は尋常ではありません。こういうことをしたら、国民にどう映るかわかっていながら

一つに狙いを定めると集中砲火をするのが日本国民の特性。良い方向に動けばいいのですが、その多くがイジメにつながるのが非常に残念なところです。

メディアの責任のなさを感じさせるのは、最近の各種服飾雑誌媒体にも良く感じます。

例えば、映画の中で着ている主人公の服装について語っているのが、明らかに間違っていたりすることなどです。

それ、着てないし。色も違うし。みたいな(笑)

よく出てくる間違いが、映画でジェームズ・ボンドが白シャツに黒のニットタイをしている、というものなの。

これは小説におけるジェームズ・ボンド像と映画のジェームズ・ボンドの服装がごちゃ混ぜになっているために出ている誤解です。

50年以上続く、同シリーズですが、実際にジェームズ・ボンドが黒のニットタイを締めているのは、ほんの限られたシーンのみです。

よく黒のニットタイをしているイメージとして引き合いに出されるのが、ショーン・コネリー版ジェームズ・ボンドですが、そのショーン・コネリーがブラックのニットタイをしているのは、シリーズ第3作目の「ゴールドフィンガー」において、物語終盤のフォートノックスでのシーンくらいです。

このシーンにおいて、ジェームズ・ボンドが着ているのはダークブラウンのシャドウストライプのスーツ。

これまたよく引き合いに出される、グレーのシャークスキンスーツには映画のジェームズ・ボンドは黒のニットタイを一切合わせていません。

グレーのシャークスキンスーツにブラックのニットタイというのは、すごくモダンで絶妙なコーディネートではありますが。。。

輝けライフ!では靴の情報を中心に色々な服飾関係の記事を書いてきました。

自分でいうのもなんですが、数ある靴系のブログやサイトを見ても、個人が運営する中でここまで靴のことについて語っているサイトはそうはありません(笑)

それには、靴に関してだけは嘘偽りない情報を出したい、という想いを常々もって記事を書いているという土台があるからです。

ここまで靴にこだわるのには理由があります。

お洒落は足元から

という言葉がありますが、決して過言ではなく、その人の印象を大きく左右するものです。

そのためだからという理由もありますが、、、

靴はきちんとしたを選ばないと体にも良くないというのも理由の一つです。

ここで、日本の老舗靴メーカー大塚製靴さんが、ネットショップでの提言で非常に大切なことを書いてあったので、紹介したいと思います。

人の足は、大変複雑な器官である。自然界全体の中で比べてみても、これだけ複雑な構造の足をもつ動物は見当たらないという。そのため、我々人類をヒトたらしめるものは、この複雑な足である、と考える科学者もいるほどだ。「芸術作品であり、工学的傑作である」― かつての偉人ミケランジェロは、人の足をこう評した。足の複雑さを表現する上で、非常に優れた表現と言える。

足には全部で52個の骨がある。全身に206個存在する骨のうち約4分の1が足に集中している事実を考えると、足が人にとってどれだけ重要な箇所かがよくわかる。複雑な形を成していることから、人によってその構造の違いがでることも大きい。そのため、その複雑な足を包む靴には個々の足に合わせた履き心地が作られる必要がある。

OTSUKA M-5 Onlineより

本当にこの文章通りだと思います。

私も最初から高い靴を履いていたわけではありません。

就職してから最初は5,000円のセメント靴から始めました。

そこからリーガルなどの靴に始まり、本格的な靴を履くようになっていきました。

初めてチャーチを買った頃、その5,000円の靴も「雨の日用」などにしてスペア用に使っていたのですが、履き比べてみるとその履きの悪さは尋常ではありませんでした。

そして、いつしか自分の足に合わせたしっかりとした靴を履くようになっていったのです。

そうやって選ばれた靴は、自然と手入れも進みますし、おのずと美しい靴だけが手元にある状態になります。

靴は値段ではないと私は思いますが、やはりグッドイヤーウェルト製法やマッケイ製法など、こだわってきちんと縫製されて作られた靴はどんなに安くても1足20,000円以上はします。

靴に1足対して20,000円。

20,000円は高額です。間違いなく大きな出費になります。

この値段を絶対にありえない値段だと思うかどうかは個人の自由ですが、履きの良さを知らないまま人生を過ごすことほど寂しいのはないと思うのです。

なぜなら人間は歩かなければ、社会的活動は行えませんし、根本的な意思の疎通もできないからです。

人が人たる所以は「歩き、意思疎通を行い、文明的な活動をすること」にあるのです。

こんな世の中ですから「家でネットで物事はほとんど済むじゃん」と思っている人もいるでしょう。

あなたのそのネット環境を生み出す人は、裸足で工場に出向いているのですか?

靴がなければ人は何も出来ないんですよ。

だからこそ、改めて靴の素晴らしさというのを世の中に伝えたい。

そう思った今日でした…。

さて、いよいよ明日はイギリス靴ブランド、残すところ最後のチャーチについて語りますよ!

下書きを書いている途中です!あまりに長くなっているので、色々と削ったり足したりの連続です(笑)

乞うご期待!

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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