気温ばっかり上がってて、連日参ってしまいますね。
去年は酷暑中の酷暑で、肌が焼け焦げてしまうような熱線が降り注いでいて、夜まで全く気温が下がらないような日々でしたが、今年は夜になると若干(ほんと若干)心地いい風が吹いているように感じます。
さて、上がり続けるのはどうやら気温だけではないみたいで…。
靴好きなら絶対に知っているだろう、フランスの名門シューケアブランドの「SAPHIR」とシューキーパーで有名な同じくフランスのブランドの「LA CORDONNERIE ANGLAISE」が9月2日より値上げするという情報が入ってきました。
どちらも日本の代理店であるルボウ社が扱っているブランドです。
革靴にしっとり潤い、そしてピカピカに仕上がる「SAPHIR」のアイテムが値上がりするとはファンにはシューケアライフには手痛い情報ですね。
そして汎用性が高い質の良いキーパーのコルドヌリ・アングレーズが値上がりするのも厳しい。
まずは、ここでSAPHIR(サフィール)についておさらい。
SAPHIR(サフィール)について
サフィール(Saphir)は、1920年に誕生したフランスの一流シューケア・レザーケアブランドです。
世界5大陸の65カ国以上で広く愛用されています。 そのサフィールブランドの掲げる目標とポリシーは「常にその商品が最高の効果を発揮するために、厳選した天然原料から製品を製造し提供すること」。
天然原料にこだわり、革に悪影響を及ぼす合成樹脂やシリコンなどを配合することのないブランドです。
サフィールブランドの中でも、上級ラインとして売り出されているのがSaphir Noir(サフィール ノワール)です。
サフィールノワールはシューケアブランド サフィール(SAPHIR)の中でも最高品質を誇るハイグレードラインです。
ブランド誕生はブランドネームにも入っている1925年。
この年パリで開催された、パリ万国博覧会において、サフィールがレザーケア製品の品質で金賞を受賞したのです。
それ以来継続的な研究と皮革製品や靴業界における世界的なトップブランドとの密接な協力関係が築かれたのです。
最高品質のテレピン油やビーズワックス、カルナバワックス、ラノリン、ミンクオイル、ニートフットオイル、植物性油分などの天然原料を厳選し、仕上げやメンテナンス用として世界的に有名なシューメーカーやレザー製品メーカーで採用されています。
また多くの有名ブランドの純正ケア用品のOEMもこのサフィール・ノワールの品質で供給されています。
エルメスやクロケット&ジョーンズの仕上げ用としても採用されています。
サフィール ノワールのクレム1925は仕上がりも素晴らしいことでファンが多いシューケアアイテムのひとつです。
私は特にサフィール ノワールのワックスが気に入っています。
左足がサフィール ノワールのワックスを使用して磨いたものですが、キウイのワックスのようにギラギラ光っているのではなく、しっかりと光りつつも落ち着きのある光沢感があるというのが気に入っているポイントです。
値上げ価格がいくらになるのかはわかりませんが、こういったワックスも値上がりするのは地味に痛いです。
別ブランドになりますが、コルドヌリ・アングレーズの値上げも見逃せません。
私は自分の靴には使っていませんが、店頭などでフィットを見せてもらって確かに汎用性が高く、ぴったりと靴に合いやすい傑作キーパーだと思いました。LA CORDONNERIE ANGLAISE(コルドヌリ・アングレーズ)。
これが値上がりするのも…