チーニー WALTER(ウォルター) 簡単に履けて簡単にお洒落になれるシングルモンクスリッポン

今最も熱いのが、シングルモンクストラップシューズだと私は思っています。

スタイルの組み合わせ次第にもなりますが、基本的にモンクストラップのバックルが小さければ小さいほど、ミニマルでストイックな印象になります。

そのため、スーツなどに合わせるのであれば、バックルの小さいものが合わせやすいのかなと思います。

こんな感じですね。こちらはチャーチのベケットです。

逆にバックルが大きければ大きいほど、カジュアルな印象になっていきます。

こんな感じ。こちらはチャーチのウェストバリーです。

この大きなバックルを付けたシングルモンクストラップシューズの代表はやはりチャーチでしょう。

ここまで巨大なバックルをつけているのは、チャーチのウェストバリーくらいではないでしょうか。今年はこのウェストバリーをこれでもかと履いております(笑)

特に昔のゴールドバックルは、良く目立ち雰囲気がいいですね。

二つを並べて比べるとこんな感じ。

特にこの小ぶりなバックルのシングルモンクの靴は、徐々に流れがきている印象があります。

私はどちらも好きなのですが、カジュアルな印象を持たせるのであれば、やはり大きなバックルをもったシングルモンクの靴のほうが良いでしょう。

※私の場合、大きなバックルが黒、小さいバックルが茶なので、小さいバックルながらブラウンカラーのほうをカジュアルに愛用しています。

私は黒靴ながらも大きなバックルがついたウェストバリーを愛用しているため、主にオンのスーツやジャケパンに使用しています。時にはお休みの日のジーンズスタイルにまで組み込んでいます。

合わせ方次第で、色々な形に化けてくれるのが、大きなバックルのシングルモンクの靴のいいところです。

特にウェストバリーのようなスタイルの靴の場合、履き口が広くできているので、スリッポンシューズとなっていることが多いのです。

バックルを外さずにそのままスポッと履くことができ、さらに脱ぐときも簡単というのが楽ちんです。

それでいて、コインローファーやタッセルローファーのような子供臭さもなく、リラックス感がありながら、大人っぽく決まるのが便利すぎなのです。

さて、このスタイルの靴は、チャーチのウェストバリーばかりが有名で目立ちますが、実はイギリス靴ブランドはわりと多くのブランドで作っています。

このシングルモンクスリッポンシューズ(大ぶりバックル)の名作をチーニーでも見つけることが出来たので紹介していきたいと思います。

それがチーニーのWALTER(ウォルター)です。

目次

CHEANEY(チーニー) WALTER(ウォルター)

CHEANEY(チーニー)のWALTER(ウォルター)はウェストバリー同様のシングルモンクストラップスリッポンシューズとなっています。

今季、チーニーの輸入代理店となっている渡辺産業が運営しているブリティッシュメイドで扱っているウォルターは「ブラウンソフトスエード」を使っています。

非常にソフトなスエードで、イギリス靴特有の硬いグッドイヤーウェルト製法の靴でも、柔らかく感じることができ、履き下ろす際の靴擦れなども起こしにくくなっています。

シングルモンクストラップスリッポンシューズをよりカジュアルな印象に仕立てています。

使用しているラストは6184。ビンテージシューズが好きな方であれば、必ず耳にしたことがあるだろうこのラスト。

1974年に開発されたこのラストはアメリカ市場向きに販売されていた「Royal Tweed」というネームの靴に用いられていたラストです。

セミスクエアトウで捨て寸が今の靴と比べて短く、それに伴って全体的な寸も短くなっています。現行のラストのイギリス靴よりも、ハーフサイズあげてちょうどよくなる靴ですね。

往年のイギリス靴の良さを存分に感じることの出来るモダンクラシックなラストなのです。

チャーチでもラスト173よりもラスト73を好むような、クラシック好きな方におススメです。

ストラップとバックルにオリジナリティがあります

ここまで見ると、チャーチのウェストバリーのコピーのように感じてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。

まずストラップの細さ。ウォルターのものは、ストラップの幅が細くなっており、バックルも若干横に長くできています。

対してこちらはウェストバリー。ストラップは幅が広く、バックルも縦に長いスタイルになっています。

大きさが似ていても、縦長か横長かでずいぶん見栄えは変わりますね。

ウィズ細めで雰囲気もどこかドレッシー

ウォルターは捨て寸が短いラストを使っていますが、同時にやや細身のスタイルに仕上がっているのが特徴です。もともとラスト6184はアメリカ市場向けの靴に使われていたラストなので、通常のイギリス靴よりもどこかスマートになっているのが特徴です。

このラスト6184はEウィズの設定となっており、全体的にシャープな雰囲気になっています。

ソールを見てみると、レザーソールに武骨に出し縫いがオープンになっています。

この武骨さがたまらないですよね!

ウエストも適度にくびれており、インサイドストレートになっているのがよくわかります。

外側もつま先にかけて、中心へとシェイプをかけています。足馴染みの良い形になっています。

とにかく色々な場面で使えます

真冬にローファーでは寒々しくて履きにくい。それでもちょっと脱ぎ履きが楽で様にみえるスリッポンシューズが履きたいという方に、このモンクストラップスリッポンシューズは有効です。

このウォルターは起毛感もよく出ているスエードなので、足元が軽すぎないですから、冬場に履いていても全く支障がありません!

仮に夏場では、スエードである分カジュアルダウンできますし、見た目に軽快な雰囲気も出せ迂ので、ショートパンツに合わせても素敵ですよ。

ドレスとカジュアルを行き来するのに最適な靴はまさにこのウォルターです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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