今回も続きますクロケット&ジョーンズ×オリエント急行殺人事件 使用モデルの紹介!
クロケット&ジョーンズがオリエント急行殺人事件の映画に提供したモデルは全部で7モデルです。
その中で1種類だけ、ローファーがあります。
それが今回紹介するLichfield(リッチフィールド)です。
目次
Lichfield(リッチフィールド)の概要
リッチフィールドは最新のラスト375を搭載した、ウイングチップのタッセルローファーです。形としても少し変わっていますね。
オリエント急行殺人事件で使用されたモデルは、チェスナットバーニッシュカーフカラーです。
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ラスト375は2015年7月に初登場しました。
程よく丸いラウンドトウになっており、捨て寸も少し長くとられています。
履き口周り、特にヒールカップが絞り込まれており、カカトの小さい日本人をはじめとした現代人の足により合うように新開発されたラストです。
もともとラスト325をベースに開発したラストで、このラスト375のトウの形は325と一緒です。
ラスト325をしている有名モデルでタッセルローファーのキャベンディッシュがありますが、ラスト325はヒールカップが375に比べて大きく、ウエストの絞り込みもゆるやかです。
足が細く、踵が小さい人にもキャベンディッシュのような名作を履いて貰いたいというところから、フィッティングの面をより絞り、足が小さい人にも履ける靴に仕上げています。
リッチフィールドと同じラスト375を使用した有名モデルというと、キャベンディッシュ3でしょうか。2017年の春夏はこれでもかというキャベンディッシュが各メンズファッション雑誌を席巻しました。
ラスト375を使用したキャベンディッシュ3の登場により、フィッティングが日本人向けになったということで、人気がさらに高まったわけです。
このリッチフィールドはメインコレクションのモデルになるため、ソールは出し縫いが隠されていない、オープンチャネル仕様です。
ソールはイギリス靴なので、非常に堅牢です。もちろんクロケット&ジョーンズのハンドグレードラインに使用されるオークバークソールには劣りますが、それでも十分耐久性があり、イギリス靴が実用性に重んじた靴を作っているのを肌身で感じることができます。
アクは強いローファーです
さて、このリッチフィールドのウイングチップタッセルローファーというデザインですが…
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正直に申し上げてかなりアクが強い靴になります。
スリッポンにウイングチップというだけでも、インパクトの強いデザインですが、さらにタッセルまでついているので、デザインが強い靴になり、主張は強い靴になります。
ジャケットからシャツ、ネクタイ、パンツと全てのコーディネートを上手にまとめないと、このタッセルローファーの印象に負けてしまいます。
BEAMS Fが別注したCHESTER(チェスター)と何が違うの?
さて、このリッチフィールドですが、ラスト375を使用したウイングタッセルローファーという形ですが…。
BEAMS Fが別注したCHESTER(チェスター)に酷似しています。
この2つのモデルの違いはメダリオンの違いです。
リッチフィールドのほうが、メダリオンの形がより大きく、広いデザイン。なんだか優雅な感じですね。
これがチェスターとリッチフィールドの違いです。
あまり日本では見かけないモデル?
今、オリエント急行殺人事件モデルのチェスナットカラーはAmazonや楽天では取り扱いがありません。
個人輸入サイトにもこのモデルは取り扱いがないようなので、クロケット&ジョーンズの商品ページから問い合わせてみるといいでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。