Bond Peacoat(ボンドPコート)の実寸、おすすめサイズ Billy Reid(ビリーリード) 007 Skyfall ジェームズ・ボンド着用モデル

今夜は輝けライフ!からのとっておきの情報を提供したいと思います。

タイトル通りで捻りは全くないのですが、ボンドPコートについてのご案内。

このPコートの情報、知りたい人は間違いなくいるはずなのに、ネットで探すと驚くほどサイズ感の話がなく、また多くが英語圏なので、情報が伝わりにくい。

そして何より、このコートは実店舗での販売はなく、ネットでの販売のみに限られているのが特徴で、試しに着るということができないのも購入のネックになっています。

私は、1年前このコートを購入しました。

そこで、このPコートのレポートを書いていきたいと思います。購入を考えている方は必見です!そうでない人にもマニアックな内容をお楽しみください。

目次

Bond Peacoat(ボンドPコート)とは

Bond Peacoatとは2012年、007シリーズ50周年記念作品「Skyfall(スカイフォール)」にて、ダニエル・クレイグ扮するジェームズ・ボンドが着用したPコートのことです。

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着ていたのはボンドが復職してからのシーン。パトリスという暗殺者を追って上海に赴くシーンです。

カラーは映画で見ると黒に見えますが、ボンドが着た実物はネイビーです。

※黒のボンドPコートを始めとし、様々な展開がありますが、映画公開時はネイビーのみの展開でした。

COSのレギュラーカラーの白シャツに黒のシルクネクタイ、ジョンスメドレーのBobby(ボビー)という深いVネックメリノウールセーターの上にこのPコートを羽織っています。

パンツはAcne Studios(アクネ・ストゥディオズ)のグレーシャークスキンの細身のパンツ。

合わせる靴はクロケット&ジョーンズのイタリアンテイストなラスト348を採用した黒のスムースレザーチャッカブーツのTetbury(テットバリー)。

手袋はデンツを採用し、時計はオメガのシーマスター アクアテラ。

スタイリッシュなファッション。2012年ころは体にぴったりと合わせたファッションが流行していましたが、ダニエル・クレイグ版のジェームズ・ボンドのファッションスタイルの方向性と合致し、タイトフィッティングなスタイルとなっています。

このPコートはBilly Reid(ビリー・リード)というブランドのものです。

Billy Reid(ビリー・リード)とは、その名前のとおりビリー・リードというアメリカのファッションデザイナーの方が立ち上げた高級デザイナーズブランドです。

ビリー・リードさん本人は普通のおっちゃんのような見た目ですが、ファッション業界を牽引するファッションデザイナーです。素材やディテールのこだわりは半端ではなく、値段相応の素晴らしいブランドになっています。

映画に使われるようになった経緯は、ダニエル・クレイグが私用でこのPコートを愛用していたからです。

実はこのスカイフォールではダニエル・クレイグもスタイルデザイナーとしての権利もあり、映画での衣装も色々決めていたそうです。

Skyfall公開時には、このコートについての問い合わせが殺到しました。コートは半年以上待ちの状態で、今では同ブランドのアイコンモデルとなっています。

ボンドPコートのディテール 素材

6つボタンのPコートです。ボタンは水牛の角で高級感あふれます。

そしてハンドウォーマーポケットが絶妙なバランスを出すアクセントポイントになっています。ボンドはここに彼の指紋にしか反応しない特別なワルサーPPKをしまいました。

ポケットの蓋の裏、襟の裏がブラウンカラーの革が張られております。見えないところにもこだわりがたくさんですね。

襟を立てて着ることも想定して、襟の裏にも革がついているのでしょう。

袖口にはボタンがついていません。

真ん中のボタンを留めて、襟を立てれば、まさにジェームズ・ボンドのスタイルが完成します。特徴的なのにこれ見よがしな雰囲気にならないのが素晴らしいです。

イタリア製で、素材はウール80% ナイロン20%

ウールにナイロンが混紡されることよって、強度と光沢感を増しています。

パッと見ても安物には全く見えない高級感あふれるモデルです。

プレミアムなコートだけど弱点もある

ウール・ナイロン混紡素材にありがちな毛玉のできやすさで

袖口の写真をご覧ください。

このように擦れて毛玉が出来ています。

また、正面の6つのボタンには裏ボタンがついていないため、ボンドのように、真ん中だけボタンを留めて着ていると、あっという間にボタンがとれてしまいます。

私は購入して、すぐにボタンの仕付け糸がほつれてきたので、すぐに力ボタンをつけました。これは本当につけるべきだと思います(笑)

モデル名の由来が運命的

実はこのBond Peacoat(ボンドPコート)、ジェームズ・ボンドが着用したから「ボンドPコート」という名前がついたわけではないんです。

たまたまビリーリードの旗艦店がニューヨークのBond Street(ボンドストリート)にあったために、名付けられたそうです。

まさかビリー・リード本人もモデルネームを付けた時に007の劇中で使われるとは夢にも思わなかったことでしょう。

気になるボンドPコート着用時の実寸 Mサイズの場合

今回行きつけのテーラーさんで、きちんと実寸を計測して頂きました!

※Kさんいつもありがとうございます!

気になるボンドPコート、Mサイズの着用時の実寸は…

肩幅50センチ

袖64センチ

胸囲120センチ

着丈74センチ

でした!

着用してみた感じ

私は175センチ 70キロの中肉中背ですが、Mサイズのこのコートを着ると結構ゆったりとした感じです。ジャケットの上に羽織ると、よくあるコートのサイズ感。ちょうど良い着心地です。ただし、Pコートなので着丈は短く、私の場合、これで下に羽織るテーラードジャケットが見えるか見えないかで、ギリギリはみ出したりはみ出さなかったりというサイズ感です。

普通にコートとして実用的に使いたいということであれば、このサイズを選びましょう。十分これでカッコ良いんですけどね。

しかし、映画のようなシャープ感は全くありません。映画のようなイメージを基準にするとイメージは変わってきます。

それでもウエイトのあるツイード地など、厚手のジャケットの上に羽織ると変なシワが入って、カッコ悪いです。

このコートのスタイルを活かすなら、映画のとおりタイトフィッティングで

行きつけのテーラーさんも言っていましたが、裏地がなく、襟を立てることで大きく表情も変わる攻めたコートなので、薄いセーターの上に、シャープなサイズ感で着るのがこのコートらしい(ジェームズ・ボンドスタイルの)の着方なのかもしれません。

そうするとたちまち格好良くなる。

そうなるとやはり着るべきは、私の場合ワンサイズ落としたSサイズになりますね。

ただし、公式のホームページ写真を見ると厚手のウールセーターの上に羽織っています。

そう考えるとブランドとしての提案はボンドのような着方ではないのでしょう。

ボンド風のサイズ感でも、ボンド風のサイズ感でなくても…。

どちらをとってもいずれにせよとっても格好いいPコートです。

一時期廃盤になった?欲しいと思った時にすぐ決断を

今、このボンドPコートはビリー・リードの公式ホームページで購入することが可能です。

→Billy Reid Bond Peacoat

しかし、ほんの少し前の一時期は販売停止になっていたこともあり、いつブランドが方向転換し、廃盤になるかはわかりません。

ジェームズ・ボンドが着たPコートということでなくとも、プレミアムで他にはない素敵なPコートであることは間違いありません。

何か着用感やサイズ感などわからないことなどあれば、お気軽にお問い合わせください。なるべくわかりやすくお答えします。

購入をお考えの方はぜひ決断を。安い買い物ではありませんが、後悔はしないはずです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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