3月も間近になってきました。
1月・2月は大雪になる日もありましたが、3月になってくるとそれも少しずつ和らいできます。
そんな時期なんですね。なぜだか私自身は今年に入ってから時間が経つのがとてもゆっくりに感じます。
おそらくお酒をほとんど飲まなくなったことが大きな要因なのではないかと思っています。
大好きだったバー通いもやめました。会社の飲みの席でも、付き合いも必要を感じるときでないといきません。
同僚からは最初付き合いが悪くなったといわれていたのですが、そのそのうちに健康上のトラブルから飲まなくなったのかと体調を心配されるほどお酒の席に顔を出していません(笑)
当然お酒の量は激減しました。今お酒を飲むのは月に1回あるかないか、というくらいその量が落ちました。
飲みたいときに家で缶ビールを飲むか、やっぱり飲まないやというくらいです。
去年の夏にこのサイトを立ち上げてからというもの、お酒を飲んでいる時間が惜しくてたまらなくなったんです。
まず第一段階として「ああ、この酒を飲んでいる間に、記事書けるんだけどな」と時間が惜しく感じるようになり…
第二段階として「酒を飲んで酔うと、何にもしたくなくなる」→「時間は二度と帰ってこないし、それってめちゃくちゃもったいなくね?」となり…
第三段階として「スーツ作りたいんだけど、節約しなきゃな~。何を削ろうか?う~ん。酒を削ろう」となった次第です。
極めつけは第四段階。
バー通いしていたころは、そこの常連さんと話をするから余計な注文をしたり、仲良くなって人付き合いが増えていたのですが、それすら余計に感じるようになったことです。
結果、人付き合いが激減し、自分の時間が多くとれるようになりました。
時間がゆったりと流れるのを感じます。
正直、適当な飲みの場で知り合った関係は、よほどでない限りしっかりと構築されることはなく、ほとんどの方がザルを通り過ぎる水のごとく、自分の横を過ぎ去っていったのです。
それまでといえばそれまでですが、人と人との付き合いって歳を重ねるごとに変わっていくんですね(しみじみ)
さてさて、まだまだエンツォ・ボナフェの話は続きますよ。
エンツォ・ボナフェのローファーの話をしましょう。
目次
イタリアらしくありそれでいてオーソドックス
イタリアのローファーというと、世間一般的にシュッとして尖っていて、派手な雰囲気なものを思い起こす人がいるのではないでしょうか。
それもそのはずで、イタリア靴=シュッとしてとんがっているというイメージが先行しているのは世間一般の中では事実です。また、この「典型的なイタリア靴」が好きな方も世の中には大勢いるので、百貨店のバイヤーは靴を発注。結果として店に並ぶイタリア靴はシュッとして尖っているものばかりになります。
しかし、エンツォ・ボナフェのローファーはその予想を覆します。
まずは、このラマカーフを使ったコインローファーをご覧ください。
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全くとがっておらず、いわゆる「トンガリ靴」ではないことは明白です。
コインローファーかつ丸いトウですが、イギリスやアメリカの靴のようにずんぐりむっくりはしておらず、スマートです。
ネイビーのブレザー、グレーのスラックス、ボタンダウンシャツ、ストライプのネクタイというアイビーな雰囲気に合わせるコインローファーとはまた違います。
イタリア靴でしばしば見かけられるラマカーフですが、これは牛革を独特のシュリンクをかけて、シボを出し、かつ革に柔らかさを出した珍しい揉み革の一種です。
とにかく柔らかいので、履き馴染みに苦労することは少ないです。
製法はマッケイ製法によって作られており柔らかさをより感じていただけるはずです。
お次はウイングチップタッセルローファーです。
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ウイングチップタッセルローファーはここのところ、多くのセレクトショップが提案するスタイルです。
オールデンやクロケット&ジョーンズの靴に多いでしょうか。
エンツォ・ボナフェのウイングチップタッセルローファーはダークブラウンスエードを使うことで、ウイングのうるささを上手に抑え、上品な雰囲気に仕立て上げています。
エンツォ・ボナフェ氏は「足の骨格はトレンドに合わせて変化しない。ゆえに無駄を排したラスト(木型)はシーズンごとに変わるものではない」という名言をお話しますが、靴の神髄をついた一言です。こちらのウイングタッセルローファーはその言葉とおりの一足です。
そして今回一番紹介したかったのが、こちらのローファーです!
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ラマカーフとスエードのコンビのローファーです。
ラストはボナフェらしくオーソドックスですが、素材の組み合わせ方が実にイタリア靴らしい素晴らしい靴です!!
やはりポイントはラマカーフが使われている点ですね。このラマカーフひとつで色気が一気に爆発しています!
チャッカブーツではなく、こちらの靴の方が欲しくなってしまいました(笑)
いや~、色気がムンムン漂ってくる靴です。
ブラウンもいいですが、渋くブラックのコンビも大人らしくてカッコいいですね。
くびれたウエストライン…実に見事です。
スエードが組み込まれているので、冬のオフにこのローファーを履くのであれば、、、
同じイタリアのカノニコのジャケットと組み合わせてみてはいかがでしょうか?
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柔らかな雰囲気が靴と共に活きますよ。
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春夏であれば、こんなグレーのウールにシルクとリネンが混紡されたジャケットも素敵ですね。パッチポケットになっていて、オフに着るには最適です。
(なんだか連日リングジャケットのスーツ・ジャケットを紹介していますが、決してリングジャケットの回し者ではないことをここに記します笑)
エンツォ・ボナフェのローファーはとっつきやすい
このサイトでは、ローファーはイタリアものをチョイスしてみては?と最近発信しています。
ローファー自体がオフィシャルな靴ではないということを踏まえたうえで、それならとことんリラックスしたものを履いてみたら良いんじゃないか?と個人的な考えのもとで紹介しています。
しかしその発信も気まぐれに行っているものではありません。
イタリアのローファーはその履き心地の軽やかで見た目だけでなく、履く本人が履き心地の面という根本からリラックスができる、という裏打ちされた事実があります。
自信を持って毎日おススメしています。
イギリスの靴が大好きだ、という方でも中庸的なエンツォ・ボナフェのローファーはとっつきやすいはずです。
お値段は取っつきにくいかもしれませんが(笑)、その分クオリティのリターンは抜群です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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