サントーニ こんなコンビシューズを履きこなしたい

一気に寒くなってきました。

それもそのはず、明日からは11月。もう冬なのですから。

ついこの前まで夏用の薄いポーラ服地のスーツを着ていたのに、今日はフランネルのスーツを着ていきました。

フランネルと言えば、イギリスは南西部ウェリントン・サマセットのフォックスブラザーズに勝るフランネル服地を織るところはありません。

フランネルといえば、イタリアのカルロ・バルベラのクリーム・フランネルも有名で柔らかな風合いが魅力的です。クリームと言われるほどの滑らかさは、服地を1年以上寝かせて、織りあげるうえでかかった余分なテンションを取り除くという、非常に手間のかかった手法をとることによって生まれるのです。カルロ・バルベラの服地は、これはこれでとても趣深いものです。

しかし、やはりフォックスブラザーズの粗野で素朴な雰囲気と贅沢で豪奢な雰囲気をもたらすフランネルこそ、ぜひ袖を通してほしいフランネルです。

1950年代中頃まで「フランネル」の商標をもっていた老舗の力は、すごみを感じさせます。

このフォックスブラザーズのフランネルは見た目以上に、肌触りはソフトで滑らかに柔らかく、ウェイトも400gほどあるものばかりですが、重さはそれほど感じさせないのです。

フランネルのスーツは着るだけで、周りと差をつけることができ、なぜだか妙に会議の時の発言力の強さも変わるくらいにパーソナリティを後方支援してくれるのです。

特にイギリスのフランネルにはその力が凄いと感じさせます。

グレゴリー・ペック主演の「灰色の服をきた男」も上司のススメでフランネルのスーツを纏った主人公が変わっていくストーリー。

原題は「The Man in the Gray Flannel Suit」なので「グレーフランネルスーツを着た男」となります。


フランネルには男をグッと格上げしてくれる何かが確実にあります。

フランネルのスーツを着たことがないという方は、ぜひ一度購入して着てみるべきだと思います。そしてフランネルのスーツはウォームビズにつながるはずなので、ぜひぜひこのフランネルのスーツの着用を世間も推進するべきだと密かに思っています。

さて、そんな男を格上げしてくれるアイテムは足元にもあります。

先日紹介したサントーニのサイドレースシューズ。



サントーニ ブラック5.0-9.5(23.5-28.0cm) 商品コード: B69B06368 サイドレースシューズ 138,240円(税込)

これもそんな一足でしょう。この靴と調和のとれるスーツを着たら、靴の効果は2倍にも3倍にもなる魅力的なアイテムです。

今回は、そのサントーニから秋が深まるこの季節だからこそ、履きたいコンビシューズを紹介します

サントーニのこんなコンビシューズを履きこなしたい



 サントーニ ワインスエードコンビ5.0-9.5(23.5-28.0cm) 商品コード: B05C16274 コンビ レースアップシューズ 149,040円(税込)



サントーニ ブラックスエードコンビ5.0-9.5(23.5-28.0cm) 商品コード: B05C16274 コンビ レースアップシューズ 149,040円(税込)

どうでしょうか。このコンビシューズの配色のバランスの良さ。

特に今の秋冬シーズンにマッチするカラーリング。

同色のスムースレザーとスエードのコンビネーションは美しさ艶やかさが満点です。



この靴は、先日取り上げたサイドレースの靴と同じスロートラインを描いたモデルの靴です。

何が違うかというと、大きくは2つあります。

まず一つは見てすぐにわかる通り、サイドレースではなく、普通のレーススタイルになっているということです。

普通に見えるところですが、パイピングを施したレースステイ。第一アイレットの先にある切り込みの頂点が円を描いています。この丸いレースステイの切り込みはサントーニ得意の意匠です。




ボールジョイントの親指部分から、ぐるりと靴を一周するようにかたどられたスロートラインの美しさが素晴らしい!先にも述べたようにここはサイドレースと同じです。

サイドレースにしないだけで、靴の見た目や印象ががらりと変わります。

そして、そのサイドレースの靴と違う点はラストが違うという点です。

こちらの靴にはラスト:ボリスが搭載されているということ。

このラスト:ボリスはジョージラストに比べ、より横幅がスマートに、より長く見えるようになっています。ロングノーズ&スクエアチゼルトウが特徴のラストになっています。全体的にスリムに絞りつつ、踏まずの絞りは緩やかになっています。

細身ではありますが、履いてみるとそこまで横幅がタイトなラストではなく、非常にバランスが良いラストといえます。

ロングノーズではありますが、スクエアになっているため、つま先に適度なボリュームがもたらされ、ダサいトンガリ靴の印象は一切抱かせません。

ここのバランス感覚がサントーニは他のイタリア靴ブランドより頭一つ抜き出ているといつも感じます。

個人的には、ボルドーのコンビが秋色にマッチ。ブラウン系のジャケットに合わせてみたいですねぇ。

ブラックのコンビも渋くてカッコいい…。



マッケイ製法で出来ているため、無駄なコバの張り出しなどもなく、ウエストラインのくびれは官能的ですらあります。

こんな靴には、ぜひフランネルのスーツのような柔らかな生地感を感じさせるものと合わせたいですね。

それこそ、フォックスブラザーズではなく、カルロ・バルベラのフランネルのように。

こんな靴を履きこなして、秋冬のファッションを楽しんでみたくはありませんか?このコンビシューズを見て、私は死ぬまでファッションを楽しみ続けたいと思うばかりなのでした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。



 サントーニ ワインスエードコンビ5.0-9.5(23.5-28.0cm) 商品コード: B05C16274 コンビ レースアップシューズ 149,040円(税込)



サントーニ ブラックスエードコンビ5.0-9.5(23.5-28.0cm) 商品コード: B05C16274 コンビ レースアップシューズ 149,040円(税込)

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