ゴールデンウィーク真っ只中、山口達也さんを除いたTOKIOの4人の会見を見ました。
まず、SMAPの時もそうでしたが、なぜメンバーが会見を開いて、社長はコメントを出すだけなのか?というのが率直な疑問です。しかもコメントを出すことが異例のこと、ってちょっと感覚がズレてんじゃないの?とも思ってしまいます。
正直あんな4人の姿は見たくなかったです。それは恐らく山口さん本人が1番思っているでしょう。
悲しい事件だと思います。4人の涙が全く虚しいもので見ているこちらが悲しくなりました。引き起こしてしまったことは取り返しがつかないことだと思います。
警察沙汰になったことを隠したのは、メンバーを守り通すためだったのか?それとも自分の弱さを隠すためだけだったのか?
いずれにせよ、30年連れ添ったメンバーとしては裏切り行為と感じても仕方ないですよね。松岡さんの静かに青く燃えるような怒りと鋭いコメントが記憶に残りました。
近年鉄腕ダッシュでは情けないおっちゃんキャラクターになっていた城島リーダーは、リーダーの風格があって、真摯に事を受け止めていたように思います。
過去に「メンバーの1人でも脱退したら、芸能界から足を洗う覚悟」という発言をしたことから、「芸能界を引退するんですか?」という質問も飛んでいましたが、何とも嫌味のある質問だとも感じました。
この騒動があって、どんな意見が飛んでいるんだろうと、2ちゃんねるを見てみたのですが、好き勝手に彼らを嘲るようなコメントをつけている人もいて、気分が悪くなりました。匿名だからといっても、言って良いことと悪いことがある。
便所の落書きとはよく言ったものです。見るだけ時間の無駄でした。
みんな外野だから好き勝手コメントしていますが、これって決して他人事ではなくて、自分の身にいつ起きてもおかしくない事だと思うんですよね。
もちろんこんな大事を起こすこともないかもしれませんが、誰にも言えない秘密、弱味は誰もが持っているもの。
そして、その別の誰かが抱えている弱味を自分が代わりに責任を持って向き合うときがある。
30年連れ添っても言えないこと、わからないことがあるんですね…。
さて、そんな会見中に見て気になったのが、黒のスーツをみんな着ていることでした。
まるでお葬式のような黒のスーツに黒のネクタイ。
ポケットチーフは当然刺しません。
やっぱり日本においては、こういった深刻な事態を謝罪する際の装い、お葬式などは黒のスーツが1番ふさわしいと思います。
喪に服する…
最も装飾がなく、謹んだ雰囲気が出るのは黒のスーツ以外には考えられません。
海外では、政治などの重大な場面でもネイビーかグレーのスーツが基本と言います。
しかしこのTOKIOの会見の場合ブラックスーツが最も適していたと感じます。
「日本の常識は海外の非常識」という言葉もありますが、「郷に入っては郷に従う」という言葉もあります。
古来、日本においては出産や葬式などは白の装束を纏っていたそうです。それが明治も半ばになる頃には文明開化に伴い、海外に目を向け黒の装いというのが一般化されていったようです。
特に明治以降は戦争も多く、葬式が頻繁にあったのです。
出典:昔のきもの写真
汚れの目立たない黒が一層普及したという意見があります。
いずれにせよ、白や黒は生死を連想させる極めて重い色だと改めて感じました。
まるで一度TOKIOというグループが死んでしまったかのようにも感じます。
でも、必ず日はまた昇ります。
TOKIOのメンバー全員のこれからの活躍を楽しみにしています。
…やっぱりブラックスーツだからこそ、きちんとした物を持っておかないといけないですね。
何年も着古した物だといざというとき困るかも?
最後まで読んでいただきありがとうございます。