エンツォボナフェ チャッカブーツ、サイドゴアブーツでコーディネートを考えました

日本列島をまた寒さが戻ってきています。

日は延び、寒さが和らぎ暖かな日差しを感じる日も徐々に増えてきてはいるものの、まだ2月なんだ、と思わされます。

そんな寒い日のお供はやっぱりブーツだと思います!

チャッカブーツやサイドゴアブーツなど、外羽根タイプでアイレットの数が少なかったり、エラスティックがついているものであれば、脱ぎ履きはブーツでも楽ちんです。

今回は前回の記事から引き続き、エンツォボナフェに注目。

エンツォボナフェのチャッカブーツとサイドゴアブーツをピックアップしてみました。

目次

エンツォ・ボナフェの靴はオーソドックスですが、ラグジュアリーな革を使うものが多いです

エンツォ・ボナフェでは表革がムラのある革を使ったり、スエードでも起毛感が少ない毛足の短いラグジュアリーな靴を展開していることが多いように感じます。

それでは早速エンツォ・ボナフェのブーツを見ていきましょう。

①3アイレットチャッカブーツ

まずは3アイレットのスエードチャッカブーツです。非常にオーソドックスな形のチャッカブーツです。

買い物の極意のひとつに、「スタンダードなものを選ぶ」という言葉がありますが、その言葉の意に沿うような上品なチャッカブーツです。

チャッカブーツは今まで様々なブランドで紹介してきましたが、チャッカブーツとにかくその汎用性の高さが売りです。

スタイルのオーソドックスさに加えて、靴のレベルを引き上げているのがきめの細かいスエード。写真で見ても明らかに上質なものだとすぐわかる一品です。

革の説明に「Super buck」とあるので、まず間違いなくスエード素材の製造を得意としているイギリスのタンナー、チャールズ・F・ステッドのスエードでしょう。

ステッドの「Super buck」は毛足が短く、非常にドレッシーな雰囲気のあるスエード素材です。

雨にも強く、水滴を弾き飛ばすので、雨天に大変活躍する革です。

こちらのモデルはダイナイトソールでおなじみのスタッズタイプのラバーソールになっているので、悪路でもグリップ力で転倒を防止してくれます。

雨の日のオフィスのカーペットや駅構内のツルツルとした床でも安心して歩くことができます。

コバの張り出しもあり、ラストのノーズの長さから生まれる艶やかなラインと一緒に男らしいたくましさも高次元で共存しています。

書いていて自分が欲しくなってきてしまいました(笑)

②サイドゴアブーツ 「CARY GRANTIII」

往年の名優、ケーリー・グラントの名前を冠したモデルです。
ムラのある革が特徴で、実にラグジュアリーな雰囲気です。

ムラの出方もしつこくなく、主張しすぎない控えめなところが好印象のブーツです。

サイドゴアブーツの中では短丈で、くるぶしの高さになっています。

これにより、カジュアルなシーンだけでなく、スーツやジャケパンスタイルでタイドアップし、カチッとした場面にも問題なく合わせることが出来ることが出来るようになっています。

どんな役回りでもこなす万能さは、ケーリー・グラントの名前に恥じない出来映えです。

こんなアイテムと組み合わせてみてはいかがでしょうか?

そして、ここでコーディネートを考えてみました。

輝けライフ!ではあまりないコーディネート提案です。

ほぼ初めての試みなので、お手柔らかにお願いします。

①チャッカブーツに合わせるなら (休日スタイル)

トップスには、シャツの上にざっくりとしたローゲージのニットなんかに合わせてみてはいかがでしょうか?

ジャミーソンズのニットウェアなんかは最適だと思います。

下にはリーバイスの511のようなテーパードのかかったパンツを持ってきます。

非常にリラックスした休日スタイルがこれで完成します。

特に難しいことを考えるのではなく、ざっくりとした着こなしで十分カッコよくなるのが、質の良いチャッカブーツである証拠です。

②サイドゴアブーツに合わせるなら (休日スタイル・ドレススタイル)

まずは休日スタイルのご提案です。

トップスはバラクータG9をチョイスしてみました。

いやはや、もう当サイトにおいて何度も何度も紹介している一押しのブルゾンなのですが、とにかく着合わすことのできる幅が広いので、エンツォ・ボナフェが展開する上品な雰囲気のサイドゴアブーツにも難なく合わせることができます。

なんて便利なブルゾンなんだろう。

カラーは定番のネイビー、タンどちらでも良いのではないかと思います。

上のカラーとの兼ね合いでボトムを替えてみると着こなしの幅はグンと広がります。

→バラクータG9について詳しくはこちらから

→バラクータG9 迷ったらネイビーかタンを選べ!

そのポイントはやはり「イギリス生まれ」というところに尽きます。

このバラクータG9形式のブルゾンを別名「ハリントンジャケット」とも呼びますが、それはライアン・オニールが演じた「ロドニー・ハリントン」というキャラクターからとられている名前です。

ライアン・オニール、エルヴィス・プレスリーなんかが着ているので、なんだかアメリカ由来のアイテムに感じますが、ファッションの方向性で上品にまとまるのはイギリス由来だからです。

これが一見似たようなMA-1ジャケットなんかを選ぶと、かなりアーミー色が濃くなるから不思議です。

MA-1ジャケットを合わせることが全くの「無し」ではありませんが、同じようなブルゾンを羽織るのであれば、間違いなくバラクータG9の方がこのサイドゴアブーツに合うはずです。

「ケーリー・グラント」もイギリス出身の俳優ですしね(笑)

パンツはグレージュのコットンパンツを合わせてみましょう。

グレージュというよりかは、グレーとブラウンの混ざったトープカラー(特にグレーよりのもの)があるとより上品に決まるんですが、意外とトープカラーのパンツって少ないんですよね。

もちろんドレスアップスタイルとして、ジャケパンにこのサイドゴアブーツを合わせるのも素敵です。

こんな雰囲気のジャケットと合わせてみてはいかがでしょうか。

グレーが主体系の色味をジャケットのペーンに入っているえんじ色で拾います。

「着こなしがよくわからない」

という方は、靴とトップスの色味を連動させることを意識してみましょう。

それだけでこなれてみえますので、このテクを使ってみましょう。

こちらはグレーのフランネルのパンツを合わせてみました。う~ん素敵ですね!

春先になれば、フランネルではなく、普通のウール素材のものに変えれば、真夏以外は履けるのがサイドゴアブーツの特徴です。

2つのブーツとも9分仕立てです

この2つのブーツがエレガントな雰囲気を出せているのは、最後の出し縫いだけ機械で行う、9分仕立てで作られているためです。

靴自体も立体的になり、手が込んでいることもよくわかります。

このような上質な靴を手元に置き、一日のコーディネートをその靴から構築するというのは、色々と着こなしの広がりを感じることができ、楽しいものです。

コーディネートも参考にしていただき、皆様だけのスタイルを確立してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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