こんばんは。
いや~昨日なんやかんや言っていた、下町ロケットの新春スペシャルで大泣きしてしまいました。
感動に感動が止まりません!
昨年秋からドラマが始まる前に、実は…
とドラマの原作にあたる実質の前後編の2冊を読了していたのですが、小説版と違って、ドラマ版の方は展開に若干の違いがあったのが面白かったです。
大筋としては同じで、小説を見ていても感動して、目から涙が出てしまったのですが、やはりテレビで見ると、自分の想像でシーンを思い起こすしかないところが具現化されるので、ダイレクトに想いが伝わりやすかったです。
いや~テレビっていいなあ。素直にそう思いました。
涙を流しながら、この記事を書いているところです。
下町ロケットとは少し話が変わりますが、靴にも同じように下請けではじまり、今や一大ブランドともなり、かついまだに有名ブランドの製造を担っている日本の靴ブランドのひとつがあります。
それがペルフェットです。
ペルフェットの歴史と魅力
「ペルフェット」ブランドを製造するビナセーコーは、東京都足立区に創業し、現在松戸市にその工場を構え、運営しています。
都内からも電車ですぐ行ける場所で著名な靴ブランドが作られているというのも驚きですよね。
そんなペルフェットが生まれたのは、2007年のこと。
厳密に言うと、2006年のことです。
靴好きで知らない方がいたら、それはモグリかもしれません。靴のセレクトショップの雄、ワールドフットウェアギャラリーが製品化する数年前よりプロジェクトは動いていて、ようやく製品化にこぎつけたのが2006年でした。つまりペルフェットのスタートはワールドフットウェアギャラリーから始まりました。
この2006年に初めて、世にうまれた「ペルフェット」ブランドは今なお、ワールドフットウェアギャラリーとのダブルネームブランドとして展開されています。
その後、順調にペルフェットは人気を高め、今は三越・伊勢丹・阪急・西武といった大手百貨店にて取り扱われています。
「ペルフェット」とはイタリア語で「完璧な」という意味です。
アメリカに発祥し、イギリス靴など堅牢な靴を作る時に求められる「グッドイヤーウェルト製法」とイタリア靴に通じるシャープで見た目にカッコいいデザインを追究したスタイル。
米(英)・伊、双方の長所を取り揃えた「完璧な靴」という意味で、ペルフェットと名付けられたそうです。
ペルフェットは輸出用ブランドとして「KANPEKINA」というブランドも手掛け、今や日本にとどまらず、世界に羽ばたいています。
この下の靴をご覧ください。
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スキンステッチを施した、流麗な靴。
インポートシューズであれば、スキンステッチの施した靴はとてもではありませんが、この値段では買えません。
エドワードグリーンのドーバーが20万円を超える時代です。正直ちょっと高すぎるような気がしてなりません。もちろんドーバーは唯一無二のスタイルで、同じようなモデルがでても、ドーバーの存在は忘れられることは今のところないと思いますが、それもこれ以上値段が上がればわかりません…。
ドーバーが高い理由はもちろんスキンステッチの技術料金というものにも大きく影響があり、多くのメーカーがスキンステッチにかこつけて値段が吊り上げたりするものですが、ペルフェットは決してそのようなことはしていません。
「下町ロケット」風にいえば、これが世界に負けない「下町クオリティ」なのかもしれません。
ビナセーコーはその技術力で、多くのセレクトショップのオリジナルシューズやシェットランドフォックスの靴を手掛けています。
シェットランドフォックスといえば、日本の靴最大手の「リーガル」が運営するブランドです。
まさに「下町ロケット」でいうところの「帝国重工」と「佃製作所」のような関係とも言えるでしょう。
今こうして記事を書いていて、「帝国重工」と「佃製作所」が予測変換で出てくるあたり、どれだけこのドラマ・小説が人気だったのかを思い知らされているところです(笑)
ペルフェットの靴は、イルチアやゾンタといった一流タンナーの革をふんだんに使っているところも魅力なところです。
日本の靴ブランドもしっかり、目に焼き付けておくべきなのでしょうね。
インポートシューズだけが、ドレスシューズではないのです。
下町ロケットからすぐ靴に情報転換している自分がちょっと恐ろしいとも思います…苦笑
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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